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  • カテゴリ:一般
  • 発行年月:2001.3
  • 出版社: 徳間書店
  • レーベル: 徳間文庫
  • サイズ:16cm/525p
  • 利用対象:一般
  • ISBN:4-19-891477-X
文庫

紙の本

人間臨終図巻 1 (徳間文庫)

著者 山田 風太郎 (著)

人間臨終図巻 1 (徳間文庫)

税込 796 7pt

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みんなのレビュー32件

みんなの評価4.0

評価内訳

紙の本

コレデオシマイ

2003/09/22 01:56

4人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:田川ミメイ - この投稿者のレビュー一覧を見る

なぜか今、この本が、わたしの周りで小さなブームを起こしている。
年と共に死が近しく感じられるからか。
今の時代、「どう生きるか」と同じように、
「どう死ぬか」ということが、大きな問題となっているからか。

本書は、古今東西の著名なる人々の
「最期の時」ばかりを集めた本である。
全3巻。収められた「死」は、923。
「15歳で死んだ人々」「36歳で死んだ——」「73歳で——」と、
臨終時の年代別にまとめられている。

いったい、山田風太郎は、どうやってこの本を書いたのだろう。
ひとりについての記述は、短いものは1頁、長くて4頁ほどなのだが、
これだけの数を集めるとなると、
資料を読むだけでも、相当な労苦があったはずだ。
しかも、それらはきちんと著者の視点で書かれている。
ただ資料から抜き書きしただけのものではない。
山田風太郎は「感じる」ことがあったからこそ、書き続けたのだろう。
ひとつひとつの死に対して。

1巻はまだ若い頃に亡くなった人ばかりのせいか、
その当時不治の病だった「結核」や、
予期せぬ「事件」「事故」による死が圧倒的に多い。
それが、50代、60代になると、
にわかに「癌」や「脳溢血」といった「病気」が主になってくる。
それだけに死は、生々しく迫ってくる。

だが、病に伏せる人々の中には、
自分の生の期限を悟るヒトもいるようだ。
河竹黙阿弥は、明治25年4月のある日、娘のお糸に言った。
   『おれは来年ゆくから、そのつもりでいてくれよ』
「来年」の話をすると鬼が笑うというが、
この「予言」を鬼が聞いていたのかどうか、
彼は、その言葉通り、翌年の正月3日に、軽い脳溢血を起こして倒れる。
だが、床に就いたものの特に苦痛はなく、黙阿弥は、
脚本のアイデアを話したり、替え歌を作って「愉しんで」いたという。
22日午前9時頃、彼は突然、
   『きょうはいよいよゆくぜ。午後まではもつめえ』
と言い、念仏を唱えだし、午後4時過ぎ、眠るように息をひきとった。

山田風太郎は、「真に珍しい大往生であった」と書いているが、
まさに、これほど理想的な臨終など、滅多にあるものではない。
「来年」の死を予言しても、常と変わらずに時を過ごし、
「きょう」の死を察してなお、「冷静」に「そのとき」を迎える。
その「生死」に対する「見極め」と「覚悟」を思うと、
自然と彼が生きている間の「生き様」までが見えてくる。
この本は、「臨終」の一点に絞って書かれているというのに、
読んでいるうちに、そのヒトの「人生」や「生き様」を
目の当たりにしているように思えてくるのだ。
なんとも不思議な本である。

勝海舟が、最期に呟いたのは、たったヒトコト。
『コレデオシマイ』

この臨終図巻の中で、自分の「死」を覚悟し、
それを平穏のうちに迎えることのできるひとは、
より強い「生きる覚悟」を持っていたヒトたちだった。
死ぬ覚悟と、生きる覚悟。
どちらも生半可なキモチでは得ることができない。
そうとは知っているけれど、
もしも、できることならば。
最期の時には愛する人と海など眺め、
「コレデオシマイ」と言いつつ、笑いあいたい。

この本を読み終えたとき、そんなことを思っていた。

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紙の本

数多くの死のドキュメント

2001/11/12 17:27

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:神楽坂 - この投稿者のレビュー一覧を見る

 全3巻で923人もの死のかたちを描いたドキュメントである。何人かで執筆したものをまとめたのかと思ったら、山田風太郎一人ですべてを書ききったというから驚きだ。子供の頃に相継いで両親を亡くし、彼自身は貧弱な体格や病気のために軍隊に入れず生き残った。それゆえに、死に対する特別な思いがあるのだろう。第1〜3巻まで、死亡した年齢順に編集されているので、この第1巻には若くして死んだ人たちが収められている。

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2007/01/09 22:23

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2007/07/17 23:50

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2008/06/18 19:14

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2009/02/01 21:30

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2010/05/07 01:58

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2010/08/11 00:10

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2010/08/02 10:38

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