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  • カテゴリ:一般
  • 発行年月:2001.2
  • 出版社: オーム社
  • サイズ:21cm/148p
  • 利用対象:一般
  • ISBN:4-274-06406-9

紙の本

UNIXという考え方 その設計思想と哲学

著者 Mike Gancarz (著),芳尾 桂 (監訳)

「UNIXは『OS』ではない、それは『考え方』である」。誕生から30年を経て今なお第一線で使われる、古くて新しいOS・UNIXとUNIXに含まれる大量のツールについて、そ...

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UNIXという考え方 その設計思想と哲学

税込 1,760 16pt

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商品説明

「UNIXは『OS』ではない、それは『考え方』である」。誕生から30年を経て今なお第一線で使われる、古くて新しいOS・UNIXとUNIXに含まれる大量のツールについて、その背後にある基本的な考え方を解き明かす。【「TRC MARC」の商品解説】

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みんなのレビュー81件

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評価内訳

紙の本

なぜunixを使うのか。

2008/04/11 14:49

9人中、8人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ばんろく - この投稿者のレビュー一覧を見る

ここに床屋が使うような真っ直ぐのカミソリと、プラスチックの柄のついたカミソリ(つまり安全かみそりであるが)があるとする。髭を当たろうとプラスチック柄の方を手に取ったとき、「なぜそれをつかうのか」と尋ねられたらなんと答えるか。大抵は「慣れているから」と答えるだろう。たしかに「慣れ」は道具を選ぶとき一番大事だ、これは間違いない。でもここではそれはちょっと脇に置かせてほしい。オペレーティングシステム(OS)の話、つまりunixとかwindowsとか、という話につなげたいのに(他のOSを使う人ごめん)、慣れているからという要素を入れると話が終わってしまうものですから。それ以外なら何と答えるか。「僕は不器用だから。」とか「刃が裸のはちょっと怖い。」となるのではないだろうか。ここで不器用だからという理由でプラ柄を選ぶということは、選ぶ人が「安全」カミソリの特徴を分かっているからで、それを聞いて相手が納得したとすれば、相手も同じくそれが分かっているはずである。そしてこの場合この応答は(そもそもそんなこと聞くか?という疑問を別にすれば)滞りなく、終わる。

なぜwindowsではなくunixなの、という問いも本質的にはこれと同じだ。ただ一つ異なるのが、コンピュータを動かすOSのその性質が、カミソリのそれほどは分かりやすくない、という点である。これがこの問答を混乱させる元となる。カミソリの場合は、刃の上に細い針金が張ってあってちょっと横滑りしたくらいじゃキレテナーイ、これが特徴であり、しかも安全性を求めるというコンセプトが容易に想像できる(だからこそみんなが使うのだ)。しかしOSの場合特徴もよく分からない上に、多少分かって(コマンドラインで操作するんだな)、ある程度使いこなせて便利だと思い始めても、なぜunixがこのカタチをとるのかという理由、つまり元となったコンセプトは、まだ当分(はっきりとは)分からないのである。コンセプトが分からないと、道具そのものは使えても、何がいいのという問いにはうまく答えられない。

unixの特徴を詳細に解説した本はやまほどあり、それはunixを使いこなすために役に立つ。でも本書はそういうのとはちょっと違って、unixというOSがどんなコンセプトの上に成り立っているか、という視点で書かれている。コンセプトの上に成り立っている、なんて難しい言葉じゃなくとも、要は、コンピュータという機械を使うときに、こんなことを優先しようと思いました、そこでコマンドラインで操作するようにつくりました、だからこの目的を確かに果たすためにこのような特徴を持っているのが分かりますか?(安全性を重視しました、だから刃の上に針金を張ってみました、ちょっと滑ったくらいなら平気でしょ?)本書のようなノートはいたって普通の存在のはずなのだが(実際とても簡単で読みやすい)、でもこれがなかなかないんだな。

OSの問答がカミソリの問答ほどスムースにいけば、コンセプトに賛成する人はunixを選ぶかもしれない。その大切な問答がうまくいかない理由の半分は、不幸にも質問されてしまったunix中級者にあるかもしれない。unixの良さを知ってほしいあまりに、unixはこんなことが出来るんだよ、と色々と喋った後で後悔するよりも(適切に応答するのは難しいが、適切に応答できていないと判断するのは比較的容易だ)、例えば、「せっかく高速で作業しているコンピュータの作業の間に人の手が入ると邪魔でしょ?unixのコマンドラインっていうのは、一つのプログラムを通して出てきた結果を、すぐ次の別のプログラムに受け渡すように簡単に命令できるようにできてるんだよ。僕にとってはこれは便利で仕方がない!」とクール(情熱的に?)に決めておくほうがよほどいいかもしれない。この「僕」が喋った内容を見て、さっぱり分からんじゃないかと思った人はやっぱりunixを使わないだろうが、それでも少なくとも問答自体は簡潔に完結している。

道具は使ってみなければ分からないというのが真理であるから、コンピュータ自体をあまり使ったことのない人がこの本を読んでコンセプトを掴もうと思っても、なかなかぴんとこないだろう。逆にunixを少し使ったことがあり、コマンドライン便利だなぁと思い始めたくらいの人ならば、まさにこれ!が便利なんだよ!と読めてコンセプトもすんなりと了解できるはずだ。コンセプトであるから難しいハズはない。設計のコンセプトを理解していることで世界が変わるのは、技術的・知識的にはまだまだ初・中級者でも、ある目的でつくられたシステムにはこんな機能があるはずだ、と確信に近い予想が出来るようになることである(もしも無かった場合だけ自分で作るのだ)。

原著の初版が1996年と古い本である。それでもコンセプトであるから古びれない、どころか、OSの世界が複雑になるほど、もともと何考えてたんだっけ?というのは押さえておくべき重要な点になる。パソコンはもう大分一般的になってきているかもしれないが、それでも一般人にとっては、まだコンピュータをオペレーティングするシステムについて考えることが一般的な世の中ではない。だがコンピュータあくまで道具であって、どのように使うか目的に合わせてそのカタチが違い、目的に合わせて選択するものである、ということが少しでも一般的になるとよいと思う。そのためにも、第一の選択肢、以外の選択肢をとっている人達が、その選択の理由をシンプルに語れると嬉しい。

例えば「オープンソース」という大きなコンセプトがある。これはたぷん大事なことなのだろうが、僕にはまだあまりぴんとこない。一般人に実感できるのはライセンス料の数万円くらいだが、僕なら使い易い方をとる。本書で扱っているのは、上で「僕」が喋ったこととか、移植性とかいった、いかに人間が楽できるようにコンピュータを利用するかという、使い勝手に関するコンセプトである。この考え方はunixに限らずunixベースの多くのOS(一般的に取っつきにくい、残念ながら)に共通していることであり、一方でunixベースでもユーザーインターフェースに重きを置いたOS(一般的に取っつきやすい)はコンセプトとしてずれているから、「unix」という言葉は広すぎない程度に拡大して解釈するのがいいだろう。僕自身はFreeBSDというOSを使って2年弱の中級者と言ったところだ。偶然近くにパワーユーザーがいたから、何とかなった。間違ってもこの本を読みながらunixを使い始めようとは思わない方がいい、と言ったら言い過ぎか。unixに興味を持ったら、まわりの中級者ユーザーにこの本を読ませた上で、改めてunixってなにがいいの?って聞いてみるといいかもしれない。

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紙の本

初級者からUNIXグルまで、UNIXer必読の書

2001/08/05 18:13

5人中、5人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:淳  - この投稿者のレビュー一覧を見る

 私は業務でソフトウェア開発に携わっている。そのターゲットはLinuxなどUNIX系のOSであることが多い。Windowsも利用しないこともないが、cygwinやmeadowなどのソフトウェアをインストールし、疑似UNIX環境として利用する場合が圧倒的に多い。そこまでして何故にUNIX環境にこだわるのか、それはソフトウェア開発者にとってUNIXはユニクロのシャツのように体に馴染むOSだからである。

 UNIXを道具に使うソフトウェア開発者が普段感じていること、ソフトウェア開発者にとって、UNIXの使い勝手はなぜ優れているのか、本書はUNIXerがUNIXerであり続ける理由を具体的にいくつかの定理として示している。これからUNIXを利用しようという人には優れた指南書となっているだけでなく、どっぷりUNIXに漬っている開発者はひとつひとつ納得しながら読み進めていくことができるはずである。初級UNIXerからUNIXグルまで、UNIXでの開発者は必読の書といえよう。

 UNIXの考え方の根底には、小さいが確実に動作するプログラムを組み合わせて仕事をしよう、という規範がある。まさにこれはモジュール化の思想に他ならない。94ページに「UNIXプログラマは、ユーザインタフェースへの対処を避けて通る」という記述がある。まさに我が意を得たり、と思わず手を打ちそうになった。ごてごてと様々なボタンやメニューで飾られたアプリケーションのなんと使いにくいことか。こんな機能要らないよ、ということを頻繁に感じる重たいアプリケーションが蔓延している昨今、そういったアプリケーションの企画をしている連中にも夏休みの宿題として本書を読ませたいと思うのは私だけではないと思うのだが。

 UNIXの考え方とは、常に将来を見据えながらソフトウェア開発にアプローチすること、そのためには設計を固定化しないこと、その本質は柔軟であり続けることだ、と本書はまとめている。本書の最後、締めくくりの言葉を紹介しておきたい。「嵐が何度やって来ても、風に揺れる木は折れることがない」。ソフトウェア開発だけでなく、こういう生き方もアリかな、と感銘を受ける言葉であった。

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紙の本

IT関連業に携わる方

2021/12/12 00:57

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:KouKitano - この投稿者のレビュー一覧を見る

この本は自身が2年目、28年前に読んだ本です。
ゆっくり読むといいと思います。日本にはOSを学ぶ機関がありません。
UNIX(OS)をコンパイルするコンパイラを使った時、結構衝撃をうけました。
そのUNIXという道についてのデザインがどういうものか感じられると思います。斬新なソフトウエアが生まれる土壌がどういう世界なのか、その後知りたければ外に向かうしか無い。

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紙の本

UNIX文化を学ぶ

2001/12/19 03:59

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:トリフィド - この投稿者のレビュー一覧を見る

 従来、口伝で伝えられるのみだったり、あるいはあちこちに散らばっていて断片的にしか接することがなかった、UNIXの考え方、UNIXの方法論、いわゆる「UNIX文化」についてまとめた本である。

 本書を読むことで、UNIXの設計と実装の背後にある哲学について学ぶことができ、UNIX文化に対する理解を深めることができる。

 UNIX文化に親しんだ人にとっても、近しいあまり見えなくなってしまうことがありがちな、自分がコミットしている文化について整理する機会になるだろう。

 また、本書で9つの定理にまとめられているUNIXの考え方は、自分でシステムを設計する際にも、指針として大いに役に立つのではないだろうか。

 UNIXな人にもそうでない人にもオススメの良書である。

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紙の本

UNIXという筋の通ったOSを理解するために

2001/05/22 20:53

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:松原仁 - この投稿者のレビュー一覧を見る

 本書のオビに「UNIXは『OS』ではない」とあるが,UNIXは1969年に開発されたOS(コンピュータを動かすための基本プログラム)である。おそらくオビは「UNIXは単なる『OS』ではない」と言いたいのだろう。一般にはまったく無名のOSだったが,コンピュータ専門家の間で支持を広げ,いまやLinux(というUNIXの発展形)として花開いている。

メジャーなOSといえば当然Windowsである。コンピュータ初心者のユーザにとって,Windowsは(ときによってはくどいと感じるほど)応答が詳しく,アプリケーションソフトも多く,利用者も多く,解説書も多いので,比較的楽にコンピュータを操作することができる。しかし,はっきり意識しておかなければならないのは,いい意味でも悪い意味でもWindowsには明確な哲学というものがないことである。

 世の中に完璧なOSは存在しないが,UNIXは存在する最も優れたものの一つである。なんといっても明確な哲学がある。たとえば,「小さいことはいいことだ」,「詳細版をゆっくり作るより簡略版を早く作ろう」,「効率より読みやすさや移植しやすさを優先しよう」,「ファイルはフラットに統一しよう」などである。応答が不親切とかの批判はあるものの,UNIXのように寡黙なOSの方がWIndowsのような多弁のOSよりも慣れてしまえば哲学が明確な分だけはるかに使いやすいのである。本書はUNIXの哲学をとても読みやすい形で解説したものである。

 いやいやWindowsを使っている人はもちろん,何の疑問も持たずにWindowsを使っている人にも,UNIXという一本筋の通ったOSがあることを本書を読んでぜひ知っていてほしい。
(松原仁,公立はこだて未来大学)

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2005/05/18 17:55

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2008/01/21 01:47

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2009/03/08 00:17

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2009/04/30 23:14

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