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  • みんなの評価 5つ星のうち 4.1 32件
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  • カテゴリ:一般
  • 発行年月:2001.2
  • 出版社: 筑摩書房
  • レーベル: ちくま学芸文庫
  • サイズ:15cm/489p
  • 利用対象:一般
  • ISBN:4-480-08615-3
文庫

紙の本

アラブが見た十字軍 (ちくま学芸文庫)

著者 アミン・マアルーフ (著),牟田口 義郎 (訳),新川 雅子 (訳)

アラブが見た十字軍 (ちくま学芸文庫)

税込 1,650 15pt

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みんなのレビュー32件

みんなの評価4.1

評価内訳

紙の本

噛み合わない戦争

2013/12/29 01:29

4人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:SlowBird - この投稿者のレビュー一覧を見る

十字軍というと聖戦か侵略か、ということがまず頭に浮かぶのだが、当時のアラブ側の認識では、あまりそんな大袈裟なことではないらしい。
なんか隣人とのいつもの戦争の続きという風情だ。あちらの手の内はよく知っているし、そもそもアラブの文明から枝分かれしたのがヨーロッパ(この本では「フランク」と呼ばれている)といったところなのだろうか。
ただしびっくりしたのは、彼らは戦争を本気でやってるということか。アラブでも国同士や内乱などおびただしい戦争が起きていたが、この時代の通例では、最初に小競り合いだけしてあとは交渉という流れだった様子。それが十字軍の兵士は、死に物狂いで、いつまでも戦い続けるのだ。たしかにフランクの兵達は、負けたらその土地で生き続けることは出来ないが、それ以前の戦争観の違いから来る行動様式の問題に見える。その違いは、領土や財産の掠奪をしなくてもそこそこ楽しく暮らせる社会なのかどうか、といったところにありそうな気がする。
その結果として、エルサレム周辺にいくらかの領土と風変わりな制度を持った国家がひとつ生まれ、領土を増やしたり後退したりして、兵士はヴェネチアや北方から補充されて生き延びるという奇妙な勢力となってしばし生き延びる。周辺とは交易も人的交流もあり、同盟さえすることがあり、そこに多少の奇妙さはあっても、普通の国家と言えば普通でもある。
為政者レベルではそうだったとしても、やはり宗教家の中では聖戦で「あるべき」で、それに焚き付けられた民衆にも、現代の歴史家にも、その「あるべき」は通じている。そして、各地の勢力を束ねて十字軍を追い出したサラディンが英雄ということになっている。
もっともそれは結果的には正解で、11、12世紀は十字軍が跋扈したが、13世紀になるとモンゴルが侵入して来るのだ。どちらかというと、傍目にはこっちの方が怖そうだ。
アラブ全域の勢力図の変遷から、サラディンを英雄視するにいたる記述は、単なる異邦人のもたらした戦乱という以上の意味、現代における評価に帰着していて、そこにはヨーロッパの価値観が混入してきた影響があるのではとも思える。十字軍は多くのアラブの文化を持ち帰ったが、反対にその後の時代も通じてアラブにもたらされたものもあり、リアルな聖戦の概念もその一つだとしたら皮肉なことだ。

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紙の本

それは宗教戦争だったのか

2001/04/01 21:22

3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:異次元加藤 - この投稿者のレビュー一覧を見る

 本書はレバノン出身でフランス在住の作者がイスラム側の資料を中心に取材し、十字軍の到来から撃退までのおよそ200年間を書いた歴史書である。田中芳樹の異世界戦記物小説「アルスラーン戦記」の1巻あとがきでも紹介されているので、名前は聞いたことがある、という人も多いのではないだろうか。作者の来歴から十字軍の悪辣ぶりをひたすら告発している本では、と思うかもしれないが、実際にはそうはなっていない。作者の筆致はいたって平明だ。

 もちろんアラビア各地での十字軍の行状というのはひどさ、というものもつぶさに書かれているのだが、アラブの国王たちにしても、互いの勢力争いに明け暮れフランク軍に対し一貫した防衛戦を展開できない。妥協と裏切りの連続の中で、フランク同士の対立にアラブが介入したり、その逆を演じたり、といったことも珍しくない。作者の出身を考えると、このあたりの混乱期を書いている間の嘆息が聞こえてきそうだ。

 読み進めるとともに、この200年が、キリスト教対イスラム教、といったきれいな対立構図では読み解けないことがわかって来る。フランク軍たちの中でも指導者たちはどう見ても信仰というよりは権力欲と領土的野心だけで、アラブ側としてもそれは大して変わらないようだ。だから十字軍がキリスト教徒による宗教的な戦争であって、その熱狂のためにアラブが被害を蒙った、といった結論にはおちつきそうにない。むしろ後半になってフランクを押しかえそうとするヌールッディーンやサラディンの反撃の方が宗教による戦いという色彩が濃厚になっている。

 十字軍を宗教戦争として検証し、宗教戦争の無益さを語る、というよりは宗教戦争、という概念そのものを解体する、という本である。

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紙の本

客観的に見た十字軍

2002/03/23 23:53

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:MF  - この投稿者のレビュー一覧を見る

 近東を舞台としたイスラム教徒とキリスト教徒の対立は実際にはどのようなものだったのか。
 「異教徒(イスラム教徒)からの聖地奪還」との見方が(少なくとも学校教育では)一般的だが、この本は「異教徒(キリスト教徒)の侵略行為」と見た方が自然ということに気付かせてくれる。歴史的事実の面白さもさる事ながら、新たな認識を得る事の楽しみを与えてくれる本。

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紙の本

価値観の違い

2022/01/10 19:02

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:Koukun - この投稿者のレビュー一覧を見る

現在、日本国政府は「価値観を同じくする諸国と同盟し..」と言っている。この十字軍戦争も価値観の違いが端的に出た争いであったことが本書を読んでよく分かる。経済的利益を主たる目的とし、名誉欲と狂信で奮い立たされたフランクの軍に対する、アラブ側の戸惑い混乱が平易な文章で描き出されている。現在も続く西欧とアラブの諍いは、この価値観の違いが現在も続いているということを意味しているのだろうか?

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紙の本

アラブ視点で十字軍を見る

2017/06/12 18:05

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:サラーさん - この投稿者のレビュー一覧を見る

ありそうで意外と少ないテーマの本の一つ。十字軍期間をアラブ視点でまとめており、ヌール・アッディーンなど今まで知らなかった偉人が知れている面白く、十字軍が各国の連合体で目的や目論見も国ごと、勢力ごとで違うのに対してアラブ側はうまく一人のリーダーのもとでまとまるようになったのが結局守りきれた一因かと思いました。

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2004/10/17 20:37

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2004/12/03 18:35

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2006/05/22 00:58

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2007/06/23 23:08

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2008/10/22 00:06

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2010/01/28 13:54

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2010/07/15 13:45

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2010/10/11 13:47

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2011/01/30 11:22

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2011/02/08 23:55

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