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紙の本
血は水よりも濃いか
2001/03/08 15:50
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:藍桐 - この投稿者のレビュー一覧を見る
主人公は新聞社に勤める女性。仕事はできるし刑事の夫ともうまくいっている。穏やかな日々をある日突然、主人公の姉がかき乱す。「母の墓の隣に知らない墓がかってにできている」ヒステリックにそう叫ぶ姉のせいで、十年以上も会っていない親族たちにその墓に眠っている人物の正体を聞いてまわることになってしまった。
最初はただの墓の主探しだったはずが、いつの間にか薄れた幼い日々の記憶を呼び覚ます作業になり、降ってわいたような遺産相続の話に巻き込まれ、自分の夫と親友以外は親族であっても誰一人信用できない状況におちいっていく。
最後にやっと見えた真実の姿に主人公は血のつながった親族達を信じることができるか?
訳が読みやすく、ページ数を感じさせない展開の速さ、そして次々に出てくるあやしげな親族たち、元は外国語で書かれているとは思えないほどのめりこむことができる一冊です。