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- カテゴリ:一般
- 発行年月:2000.12
- 出版社: 文芸春秋
- サイズ:19cm/246p
- 利用対象:一般
- ISBN:4-16-355720-2
紙の本
勝つ日本
戦略なき国家はもうご免だ。現憲法は廃棄し、将来は大量移民も受け入れよ。米中の横暴に対抗する「日本自立」への道−。東京都知事の石原慎太郎とジャーナリストの田原総一郎が21世...
勝つ日本
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商品説明
戦略なき国家はもうご免だ。現憲法は廃棄し、将来は大量移民も受け入れよ。米中の横暴に対抗する「日本自立」への道−。東京都知事の石原慎太郎とジャーナリストの田原総一郎が21世紀の戦略を徹底討論。【「TRC MARC」の商品解説】
著者紹介
石原 慎太郎
- 略歴
- 〈石原〉1932年兵庫県生まれ。東京都知事。著書に「国家なる幻影」など。
〈田原〉1934年滋賀県生まれ。ノンフィクションライター。著書に「日本の戦争」など。
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紙の本
日本理解にお勧め
2003/08/24 01:28
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:濱本 昇 - この投稿者のレビュー一覧を見る
特に感想は無い。二人の話はほぼ予想通りだった。アメリカ一辺倒の戦後日本を憂い、新たな戦略を提案するところまでは行って居ないが、ヒントらしきものは言っている。石原は、日本が大混血国家になることを勧め、田原は、日本の国際交渉力は、経済、技術、文化だという。経済、技術はさておき、今の日本文化と言えるものがあるだろうか?
面白いデータが掲載されていた。「価値観国際比較」である。「国民みんなが安心して暮せるように、国はもっと責任を持つべきだ」という問に対し、YESの割合が日本は、飛び抜けて高い。これに対し、「もし仮に戦争が起こったら、国の為に戦うか」という問に対しては、異常に低いのである。ここに、無責任国家お任せ主義日本人の実態が出ていると思う。
また、田原が自衛隊合憲論で、石原が自衛隊違憲論というのも面白かった。二人も言っているように日本はいいところが沢山ある。それを有効に使うことによって、国際交渉力をもっと上げることが出来るというのは、二人に共通して私の感想だ。
紙の本
時事討論の要素を含む対談集
2002/05/18 13:17
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:M.O - この投稿者のレビュー一覧を見る
「日本が本当の意味で一人立ちする必要性」
「国民自らがもっと自覚を持つことの重要性」
これが2人が対談を通して我々に伝えたかったメッセージであろう。
根底では同じ「日本を愛する気持ち」が脈々と流れている2人の
思想的・方法論的食い違いは一つの山を別のルートからアタックするアルピニストのようだ。
激動の時代の中、どうすれば日本がアメリカ・中国の脅威から自立できるのか、
戦略的視野から将来のビジョンを描く「徹底対論集」。
紙の本
2通りの主張の仕方
2001/03/06 22:09
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:いけちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る
田原総一郎と石原慎太郎、両者とも意見には相当食い違いがあるようです。この本は、そこをうまく構成されている。最終的には、自分の考えを持ちなさいと、両者からいわれているように感じました。両者ともに共通する点としては、いうべきことはいうことで、仲良くなれるということです。私は、取引等をしていると、ついつい顧客にこびることがあります。こうではなく、いうべきことを言うことで、これからは、仕事がもらえるようにしないといけないと感じました。
紙の本
勝つ日本
2001/01/18 15:02
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:hide - この投稿者のレビュー一覧を見る
時の人「石原慎太郎」と朝まで生テレビの「田原総一朗」が討論形式で書いた本。すごく読みやすく2日間で読み切った。
石原さんと田原さんが、日本の自立、国民の意識改革を力説していた。
国家主義者の石原さん(本のなかで、本人は自分のことを「ナショナリスト」いや「インターナショナリスト」といっていたが…)と田原さんの意見が合わないところがあり、そこがまたおもしろい部分であった。
「金閣寺にテポドンが落ちればよかった。」など、石原さん流の過激な発言もあるが、読者に伝えたいメッセージはよく分かる。
紙の本
21世紀の道標として
2001/02/13 18:27
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:中宮崇 - この投稿者のレビュー一覧を見る
石原慎太郎と田原総一郎という、一般に水と油と思われている二人による、21世紀日本のあるべき姿についての対談本である。
後書きによると、かつてこの二人は、ほとんどケンカ同様の対談をおこなったこともあるらしい。今回も、21世紀に向けてわが国が進むべき道についての認識は、両者の間ではかなりの隔たりがある。
しかし、教条的右翼と妄想的左翼との対談とは違い、この二人の火花散るパワフルな論戦においては、計算し尽くされたリアリズムに基づく説得力があるし、何よりも、立場を超えた、真にこの国を愛しその行方を憂う気概と念がビシバシと伝わってくる。
「中国は分裂させたほうがいい」などという、相変わらずの石原節も小気味よいがそれだけにとどまらず、その一見扇動的な物言いが実は、緻密な分析と世界の未来を見据えた雄大な理想とによって裏打ちされているのだということを、読者諸氏は見出すことができるであろう。
また、「軍事力は国際交渉力にはならない」という田原の物言いも、単純な平和ボケから出たものではなく、実に高度な戦略的思考から出た現実的な主張であるといえる。
バブル崩壊だのなんだのといわれているが、世界に対するわが国の影響力は依然として強大である。そんな中で、目標と理想を見失った我々は、日々ある種の不安と喪失感とに苛まれている。
そんな日常に悶々としている方々には、本書は一縷の光明となることであろう。
(中宮崇/海坊主/2001.02.07.)