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- カテゴリ:幼児
- 発売日:2000/10/01
- 出版社: 絵本館
- サイズ:27cm/31p
- 利用対象:幼児
- ISBN:4-87110-134-7
紙の本
ムッシュ・ムニエルのサーカス
著者 佐々木 マキ (作)
魔術師ムッシュ・ムニエルが、魔法のパイに乗っかって、やってきました、遊園地の上。観覧車に激突して落っこちてしまったムニエルは、サーカスの手品師が帽子にしかけた動物たちを、...
ムッシュ・ムニエルのサーカス
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商品説明
魔術師ムッシュ・ムニエルが、魔法のパイに乗っかって、やってきました、遊園地の上。観覧車に激突して落っこちてしまったムニエルは、サーカスの手品師が帽子にしかけた動物たちを、みんな逃がしてしまいます。さて…。【「TRC MARC」の商品解説】
著者紹介
佐々木 マキ
- 略歴
- 〈佐々木マキ〉1946年神戸市生まれ。作品に「変なお茶会」「ムッシュ・ムニエルをごしょうかいします」ほか。
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紙の本
サーカス
2019/07/04 09:22
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ウッドチャック - この投稿者のレビュー一覧を見る
サーカスを見に行きたいという息子に読みました。
サーカスはサーカスでも、ナンセンスサーカスで、とても面白かったです。
絵もサーカスのお話にとてもよくあっていたと思います。
紙の本
同じギャグの連続というのも芸がなさすぎ、絵も駄目だ
2000/12/20 18:15
2人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:安原顕 - この投稿者のレビュー一覧を見る
佐々木マキとは懐かしい。いっとき村上春樹の本、彼の装幀が多かったからだ。たしか『マリ・クレール』に載った春樹の短篇「パン屋再襲撃」の挿絵も彼だったのではなかったか。画料も破格に高額だったと記憶している。さて、その佐々木マキの「絵本」というので期待して読んだが駄目だった。彼に限らず、日本の絵本作家のレヴェル、なぜかくも低いのだろう。いつだったかアトランタでの「ブックフェア」に行った折、他のブースは退屈の極でうんざりしたが、「絵本コーナー」だけは次元が違い、かの国の絵本作家のレヴェルの高さに仰天したことがある。ところが日本には、思わず唸るような絵本作家、数えるほどしかいない。ということもあって「佐々木マキはどうだろう」と、期待したのだ。彼の絵はそこそこ巧いにしても、ストーリーがまるでなってない。「ムニエル」(顔が羊に似ている。このネーミングもお手軽過ぎる)が、「まほうのパイに のっかって やってきました、ゆうえんちのうえ」で本書は始まる。そしてこのムニエル、よそ見をしていて大きな観覧車にぶつかり、地上に落ちる。ちょうどその真下をサーカスの手品師が通りかかり、ぺしゃんこになり、帽子に入れておいた手品の仕掛けがすべて飛び出し、手品師は「手品が出来なくなった」と泣く。ムニエルはサーカスの団長と掛け合う。そしてムニエルが団長に呪文をかけるや、彼のズボンが消える。この時の呪文「コスモス ヒネモス ノタリコン」というのだが、他の呪文同様、あまりに手抜き、安っぽいTVのギャグ以下で、なってない。幼い子らを馬鹿にしているのだ。もう一度「アンチノミー・アンチモニー」と唱えると、ズボンは元に戻る。雇われたムニエルは、サーカスの舞台で鶏を取り出し、「カモノハシ カモノマイハウス マイマイツブリ」と呟くが、鶏はムニエルの頭をつつくだけ。怒った彼は、「ダベルシャベル ツベラコベラ キングコブラ」と言うと、鶏は卵になる。さらに「ジャンギリモズク ナガモズク ウミノモクズ」と声をかけるや、サーカスの客がすべて卵(顔)になる。このシーン、山場の筈だが、絵が下手すぎてまったく乗れない。大急ぎで「ハレ・クリシュナ アメ・ムリシュナ」を唱えて客は元に戻るが、綱渡り女の脚が異常に延びてしまう。後はすべて同じギャグの連続というのも芸がなさすぎ、絵も駄目だ。もう一度唱え直すと、ライオンが蛙に変身、次はブランコの相方が象になる。呆れた団長はムニエルを大砲で夜空へ戻す。子供用の本は絵もストーリーも、大人の本の千倍は才能と労力を傾注すべきだが、この本にはそれがない。