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紙の本
ホームズの結婚
2002/02/28 23:10
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投稿者:キイスミアキ - この投稿者のレビュー一覧を見る
シャーロック・ホームズの愛弟子シリーズ、第3弾。
ホームズと結婚したメアリは23歳となり、サセックスの住居で暮らしながら、神学の研究をすすめていた。そこへ、メアリの有人である女性考古学者のラスキンが訪ねてきて、パピルスに書かれた<マグダラのマリアの手紙>を預けていく。本物ならばキリスト教にとって重要な事実が明らかとなる手紙で、ホームズとメアリが真贋を確かめようとしていたが、確かなことが分かる前にラスキンが殺されてしまう。
このシリーズで楽しいのは、ホームズのかわいさだと思う。女性である作者からみたホームズのイメージは、男性の僕が見てとても新鮮で、説得力も魅力もたっぷりな描写がなされていると思う。こういうことはどうやっても書けないだろうなぁ、という感じ。
前作から事件の捜査に関わっていなかったというメアリが、本作でまたホームズとともに探偵を始めるにつれ、段々と気持ちが変わっていくあたりも本当によくかけていると思う。危険だが、ホームズとともに謎を解決していくという過程に、メアリが楽しさや幸福を感じていることがよくわかる。
第4作目は、例のバスカヴィルの沼地、ダートムアが舞台だとか。とても楽しみ。