サイト内検索

詳細検索

ヘルプ

セーフサーチについて

性的・暴力的に過激な表現が含まれる作品の表示を調整できる機能です。
ご利用当初は「セーフサーチ」が「ON」に設定されており、性的・暴力的に過激な表現が含まれる作品の表示が制限されています。
全ての作品を表示するためには「OFF」にしてご覧ください。
※セーフサーチを「OFF」にすると、アダルト認証ページで「はい」を選択した状態になります。
※セーフサーチを「OFF」から「ON」に戻すと、次ページの表示もしくはページ更新後に認証が入ります。

e-hon連携キャンペーン ~5/31

「honto 本の通販ストア」サービス終了及び外部通販ストア連携開始のお知らせ
詳細はこちらをご確認ください。

電子書籍化お知らせメール

商品が電子書籍化すると、メールでお知らせする機能です。
「メールを登録する」ボタンを押して登録完了です。
キャンセルをご希望の場合は、同じ場所から「メール登録を解除する」を押してください。

電子書籍化したら知らせてほしい

  • みんなの評価 5つ星のうち 3.9 5件
  • あなたの評価 評価して"My本棚"に追加 評価ありがとうございます。×
  • カテゴリ:一般
  • 発行年月:2000.8
  • 出版社: 白水社
  • レーベル: 白水Uブックス
  • サイズ:18cm/181p
  • 利用対象:一般
  • ISBN:978-4-560-07135-9
新書

紙の本

縛り首の丘 (白水Uブックス 海外小説の誘惑)

著者 エッサ・デ・ケイロース (著),弥永 史郎 (訳)

罠とも知らず愛する女のもとへ馬を駆る若き騎士に、刑場の縛り首の死体が「俺を連れていけ」と話しかける…。ユーモアと辛辣な皮肉を交えた魔術的リアリズムの世界。「大官を殺せ」を...

もっと見る

縛り首の丘 (白水Uブックス 海外小説の誘惑)

税込 968 8pt

予約購入とは

まだ販売されていない電子書籍の予約ができます。予約すると、販売開始日に自動的に決済されて本が読めます。

  • 商品は販売開始日にダウンロード可能となります。
  • 価格と販売開始日は変更となる可能性があります。
  • ポイント・クーポンはご利用いただけません。
  • 間違えて予約購入しても、予約一覧から簡単にキャンセルができます。
  • honto会員とクレジットカードの登録が必要です。未登録でも、ボタンを押せばスムーズにご案内します。

予約購入について詳しく見る

ワンステップ購入とは

ワンステップ購入とは、ボタンを1回押すだけでカートを通らずに電子書籍を購入できる機能です。

こんな方にオススメ

  • とにかくすぐ読みたい
  • 購入までの手間を省きたい
  • ポイント・クーポンはご利用いただけません。
  • 間違えて購入しても、完了ページもしくは購入履歴詳細から簡単にキャンセルができます。
  • 初めてのご利用でボタンを押すと会員登録(無料)をご案内します。購入する場合はクレジットカード登録までご案内します。

キャンセルについて詳しく見る

このセットに含まれる商品

前へ戻る

  • 対象はありません

次に進む

商品説明

罠とも知らず愛する女のもとへ馬を駆る若き騎士に、刑場の縛り首の死体が「俺を連れていけ」と話しかける…。ユーモアと辛辣な皮肉を交えた魔術的リアリズムの世界。「大官を殺せ」を併録。1996年の再刊。【「TRC MARC」の商品解説】

収録作品一覧

大官を殺せ 5-112
縛り首の丘 113-166

著者紹介

エッサ・デ・ケイロース

略歴
〈エッサ・デ・ケイロース〉1845〜1900年。ポルトガル生まれ。コインブラ大学卒業。作家兼外交官として活動。著書に「アマーロ神父の罪」など。

あわせて読みたい本

この商品に興味のある人は、こんな商品にも興味があります。

前へ戻る

  • 対象はありません

次に進む

この著者・アーティストの他の商品

前へ戻る

  • 対象はありません

次に進む

みんなのレビュー5件

みんなの評価3.9

評価内訳

  • 星 5 (1件)
  • 星 4 (0件)
  • 星 3 (4件)
  • 星 2 (0件)
  • 星 1 (0件)

紙の本

騎士道怪異譚

2010/01/21 13:16

3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:風紋 - この投稿者のレビュー一覧を見る

 本書は、『大官(マンダリン)を殺せ』及び『縛り首の丘』の二つの短編を収録する。
 『縛り首の丘』の主人公は、カスティリアの若き騎士ドン・ルイ・デ・カルデーナス卿である。

 エンリケ4世治下の1474年、叔父からセゴビアの屋敷を相続した。信仰厚いドン・ルイは、毎朝夕ピラール聖母教会に参詣する。ほどなく教会で一人の女性を見そめた。ドン・アロンソ・デ・ラーラ卿の奥方リオノールの君であった。
 気を引こうと試みるが、返ってくるのは無垢な、というより無関心な視線のみ。ドン・ルイは、希望なきことを悟って身をひく。
 しかし、彼の情熱は嫉妬深い夫の注意を引いた。ドン・アロンソは妻とともに田舎の別荘へ移り、厳重に防備したが、憎悪と猜疑に心はなぐさまなかった。ある日、妻に強要して一通の書状をしたためさせる。愛の告白と密会の手配を告げたものである。リオノールの君は夫の詭計に気づき、同時に、自分に熱い視線を送っていた若者を記憶の底から拾いだす。彼女は、若者のために聖母に祈った。
 ドン・ルイは宵闇の訪れとともに出発した。月明りの道は縛り首の丘を通る。丘で呼びとめる声がした。声の主は、丸太から吊り下がっている死体であった。別荘まで供をした死体は、ドン・アロンソの一撃を受ける。ドン・ルイの身代わりとなったのだ。
 翌日、ドン・アロンソは、ドン・ルイが健在で、自分の短剣は死体の胸に突き刺さっていることを知る。畏怖からしだいに衰弱していったドン・アロンソは、聖ヨハネの日の明け方、石のバルコニーの下で息絶えた。
 ドン・ルイとリオノールの君は華燭の典をあげた・・・・。

 要約すればかくのごときストーリーだが、じつのところ、要約しては妙味が洩れてしまう。
 細部の味つけが抜群なのだ。
 嫉妬に狂うドン・アロンソの奇矯な行動は、暗殺(未遂)の伏線となって説得力がある。
 しばり首の丘の不気味な情景のていねいな描写は、読者を現実からすんなりと幻想へ入りこませるし、ひとたび幻想のうちに入りこめば、動く死体になんら奇異の念を抱かせない。聖母へ祈る動作が間奏曲のようにくりかえし挿入されて、宗教とは縁のない読者も、だんだんと奇蹟を受容できる気持ちにさせていく。
 神は細部に宿りたまう。
 幻想小説も細部に宿る。

このレビューは役に立ちましたか? はい いいえ

報告する

2010/07/07 21:56

投稿元:ブクログ

レビューを見る

2021/03/28 02:07

投稿元:ブクログ

レビューを見る

2023/09/13 18:51

投稿元:ブクログ

レビューを見る

2022/12/21 20:54

投稿元:ブクログ

レビューを見る

×

hontoからおトクな情報をお届けします!

割引きクーポンや人気の特集ページ、ほしい本の値下げ情報などをプッシュ通知でいち早くお届けします。