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  • カテゴリ:小学生
  • 発売日:2000/07/10
  • 出版社: 小学館
  • サイズ:21×24cm/59p
  • 利用対象:小学生
  • ISBN:4-09-727249-7
絵本

紙の本

さよならエルマおばあさん

著者 大塚 敦子 (写真・文)

【小学館児童出版文化賞(第50回)】【講談社出版文化賞絵本賞(第32回)】【けんぶち絵本の里大賞びばからす賞(第11回)】多発性骨髄腫の告知を受けたエルマおばあさんが自宅...

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さよならエルマおばあさん

税込 1,650 15pt

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商品説明

【小学館児童出版文化賞(第50回)】【講談社出版文化賞絵本賞(第32回)】【けんぶち絵本の里大賞びばからす賞(第11回)】多発性骨髄腫の告知を受けたエルマおばあさんが自宅で静かに死を迎えるまでの一年間を、愛猫の目を通して綴る。アメリカのがん告知のあり方を含め、死に至るプロセスと死そのものを、カメラのレンズが克明に伝える写真絵本。【「TRC MARC」の商品解説】

ガンの告知を受けたおばあさんが、無理な延命治療をしないで、家族の温かな介護で死を迎えていくまでを写真とおばあさんの飼い猫の目を通してつづります。【商品解説】

著者紹介

大塚 敦子

略歴
〈大塚敦子〉1960年生まれ。上智大学文学部英文学科卒業。商社勤務を経て、報道写真の世界に入る。98年度「準太陽賞」受賞。著書に「介助犬ターシャ」「犬が生きる力をくれた」など。

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みんなの評価4.6

評価内訳

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紙の本

写真で綴るエルマおばあさんの最後の1年間

2009/09/12 10:41

3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:wildcat - この投稿者のレビュー一覧を見る

著者・大塚敦子氏が、エルマおばあさんと出会ったのは、
1997年の夏のことだった。

取材で知り合った青年・ブライアンがエルマおばあさんの孫で、
彼に連れられておばあさんの家を訪ねて以来、
日本から取材に行くたびに、
おばあさんの家に泊まるようになったのだという。

著者は、おばあさんに「13人目の孫」と呼ばれるほどかわいがられていた。

エルマおばあさんが「多発性骨髄腫」という血液のガンで、
もう長くは生きられないということを知らされたとき、
著者は、心から敬愛していたエルマおばあさんが、死を見つめながら
どのように生きようとするのか、そばで見届けたいと考え、
その最後の日々を写真で記録しておきたいと強く思ったのだという。

エルマおばあさんの答えはこうだった。

「あなたは私の孫なんだから、自由に写真を撮ってかまわないよ。
ただし、入れ歯をはずした顔だけは撮らないでね」。

こうして本書が生まれた。

最初のページの写真は、エルマおばあさん、ではない。

家を背景に写っているのは、猫である。

本書は、おばあさんの愛猫・スターキティ
(8歳の雑種のオス猫で、
2歳のときにエルマおばあさんのところにもらわれてきた。)
の目線で語られるのである。

最初にすべてが集約されているといってもいいだろう。

  ある夏の終わり、エルマおばあさんは、お医者さんから、
  病気でもう長くは生きられない、と言われました。
  でも、おばあさんが亡くなるまで、
  ぼくたちは幸せいっぱいにくらしました。
  これは、おばあさんといっしょにすごした
  最後の1年間のお話です。

写真は白黒で、おばあさんの住む町の景色、自然、家族、
そして、おばあさんとスターキティの様子が導入となり、
それから、本題へと入っていく。

  ある日、エルマおばあさんは、お医者さんから「多発性骨髄腫」という
  血液のガンにかかっていることを知らされました。
  ガン細胞が、血液をつくるのをじゃまする病気で、
  体がだるくなったり、息切れがしたり、出血しやすくなったりします。

このように、子どもにもわかるようなていねいな語り口で、
難しいことも隠さずにすべて語り尽くしていく。

  おばあさんは家族にたのんで、病気のことを調べてもらいました。
  そして、自分でお医者さんと話しあい、
  もう治らないということを知りました。
  「わたしの命は、あと1年くらいだろうから、
  いろいろ準備をはじめないとね」おばあさんは、言いました。

ガンが告知され、その後どうするかを医者と話し合って、
自分で決めている。

日本では、まだガンが告知されることは少ない。

自分が伝えられる側の場合は、
自分ではなんとなくわかってしまうものなので、
どうせならはっきり言ってほしいと思うのに、
自分が伝える側になると伝えられない・・・というところのようだ。

エルマおばあさんは、準備として、家族の歴史を書くことにした。

「わたしが書きのこしておかないと、
みんな、わすれられてしまうからね」と。

そして、ある日、病院に運ばれた。
動けなくなるほど弱ってしまったのだ。

窓の外からおばあさんを見守るスターキティの姿があった。

おばあさんは、「もし病気がすすんで意識がなくなっても、
医療器具をたくさんつけて、むりに命をひきのばさないでほしい」、
という書類にサインをした。

おばあさんは最後の日々を自宅で過ごすことに決めた。

リビングウィル(終末医療の受け方の意思表示文書)に
署名することをわかりやすい言葉で説明するとこうなるのか、と思った。

おばあさんはちっとも悲しそうではない。

「このさき、歩けなくなったり、食事がとれなくなったり、
ひとつひとつ、いろいろなことができなくなっていくだろうけど、
それは、体が旅にでる準備をしているからなんだよ」。

「死ぬってことはね、魂が、この体をでて、
こことは別の世界に行くことなんだからね」。

遠くを穏やかに意思を持って見つめるお顔は、すごく素敵だ。

みんながおばあさんに会いにやってくる。

笑顔と涙と抱擁と。

大切な言葉は、スターキティに語りかけているようだ。

「わたしはね、これまでの人生で、いまがいちばん幸せだよ。
いろんな失敗や、つらかったことも、いまはいい思い出だし、
仲たがいした人のことも、いまは許せるから。
なぜその人が、あのとき、ああしなければならなかったのか、
その理由がわかるようになったからなんだよ・・・・・・」

いちばん好きな写真は、ちょうど真ん中の見開きのページにある。

ここには言葉は書かれていない。

おばあさんとスターキティの絆を表現する1枚だ。

お腹の奥から、ほぅぅぅとため息ついて、
この写真ごとぎゅっとしたくなるような。

写真はさらにおばあさんを追っていく。

歩行器になり、外でスターキティと遊べなくなり、車椅子になり・・・。

少しずつ弱っていく事実を淡々と写していく。

おばあさんの旅立ちの日の家族の様子も旅立ち後の様子も。

おばあさんの旅立ちまでの日々は、
おばあさんにとっても、家族にとっても
温かなものだったに違いない。

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紙の本

猫が見つめた85歳のおばあさんの尊厳ある死。撮影者の魂がこもったフォト絵本。

2001/03/30 23:21

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:中村びわ(JPIC読書アドバイザー) - この投稿者のレビュー一覧を見る

 同じ著者、同じ装丁のフォト絵本『介助犬ターシャ』に心が震える思いをしたので、表紙を見て、「死」を取り扱ったと考えられるこの本もきっといいに違いないと思い、ひったくるようにして手に取った。

 この本を作った大塚さんは、何て素晴らしい人なのだろう。まだ広い世界、遠い世界に出かけてはいけない子どもたちに、どうしても知っておいてもらいたいと願うことを、本を通じて伝えようという姿勢。それを誠実に保ち続けるからこそ、テーマが向こうから歩いてやってくるのではないか。また、伝えるために有効なアイデアが浮ぶのではないかという気がする。

 そんな著者の大塚さんにとって、フォト・ジャーナリストという仕事は「天職」なのだと思う。「転職」ばかり重ねて、一本筋が通ったような仕事になかなか辿りつけていない同い年の私は、2冊の本を読んだだけで、彼女を深く尊敬している。この人の仕事なら間違いない。作った本には、必ず何かしら人の心を揺さぶるものがこめられていることと思う。

 自然が豊かな小さな町に住むエルマおばあさんは、医者から多発性骨髄腫の告知を受ける。ガンである。あと1年ぐらいの命と知らされる。
 この子どもにとっては分かりにくい現実、重い現実、興味の対象外にある現実をうまく伝えるために、大塚さんは、おばあさんの飼い猫の視点を借りた。本文は猫の語りの形をとっている。そうすることで、小さな子どもたちでもすっと感情移入していける。だから、体や病気、死に至る姿勢などについての用語には難しいものがあるが、たぶん5歳ぐらいの子どもでも筋は十分に追えることと思う。

 大人の世界のことを語るのに、子どもや動物の視点を設けることは、児童向けの本の一つのテクニックであるが、医療器具や手すりつきのベッドを使っているおばあさんの写真の間に、猫の表情がはさまれていることが、どれだけの効果をもたらしているかは、手に取った人ならよくわかる。

 おばあさんは必要以上の延命治療を受けないリビングウィルと呼ばれる書類にサインして、自宅で死ぬことにする。最後の日々、彼女は会っておきたい大切な人々の来訪を受け、家族の暖かなケアを受けながら充実した時を過ごす。ゲームでも楽しむように、死ぬ日を決めたと言ったこともある。その日付を紙に書いてかくしたから、死んだあとにさがしてごらん…と。

 死のあり方を考える余裕があり、納得のいく方法をとる医療や福祉の制度が整っている。尊厳ある死を迎えることの幸福!別の世界への旅立ちをちゃんと見送ったという満足を親しい人たちにも与えたからこそ、おばあさんの死後、庭に集まって思い出を語った人たちの集合写真にあるのは笑顔だけである。
 おばあさんと孫娘のように親しくしていた著者の顔写真も、あとがきに添えられている。おばあさんと共に素敵な笑顔である。強い信頼関係があったからこそシャッターが切れた。幾葉もの美しい写真に備わる力を、ぜひ受けとめてほしい。

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紙の本

こういう「別れ」もあったんだと知る。

2002/11/03 16:43

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:くーぱー - この投稿者のレビュー一覧を見る

 おそらく多くの人はこのタイトルから結末の察しがつくと思う。少なくともこの本に登場するエルマという名のおばあさんと別れることになるということは。
 別れはもちろん辛い。だけどこの本に納められている「別れ」、またはそこに至るまでの過程は僕が今まで思い描いていた「別れ」とはまた違う。こういう「別れ」もあったんだと知る。
 猫の目線で、モノクロ写真で納められたひとつの「別れ」。でもやっぱり辛いものだ。

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紙の本

死ぬということは生きるということ

2000/09/29 15:25

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:海青 - この投稿者のレビュー一覧を見る

 この絵本の素晴らしさに感動してぜひ紹介したい、と云った友人は、つい最近父上をなくされた人。その父上を看取ったあれこれが、この絵本とだぶり、思い出され、つらくてやっぱり書けないと云いました。

 85歳のエルマおばあちゃんの、癌の宣告から死に至る一年間の、おばあちゃんに寄添う猫の目を通して綴られる写真と無駄な言葉は一言もないドキュメント。
 作者とエルマおばあちゃん、家族の人々の信頼なくしては描き出されなかった厳粛なと・きを、私たちは共有するのです。

 ともかく、見てください。読んでください。私たちに、私たちの身辺に必ず訪れる死を、やさしく、静かに受けとめられるでしょう。
 そして、あなたに子どもがいたなら、いつの日か時を違えず、人の“生と死”を語りあう大切な本(みちしるべ)になるでしょう。
 エルマおばあちゃんは、自らの生に責任を持つことによって人が美しくなるということを、死ぬことは生きるということだと、死への旅立ちはその人の知性と感性の総決算であることを伝えてくれます。

 エルマおばあちゃんの一家にめぐり合った作者の誠実なあとがきを読んで、自らを生かしながら、それでも相手をも生かすことを、考え、努力したとき、人と人との絆はいつまでも生きてゆくものだと、深く感動しました。

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2005/04/30 11:34

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2005/05/26 21:46

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2006/11/17 12:20

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2007/12/03 14:10

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2012/09/26 23:35

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