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- カテゴリ:一般
- 発行年月:1999.9
- 出版社: 中央公論新社
- レーベル: C★NOVELS FANTASIA
- サイズ:18cm/260p
- 利用対象:一般
- ISBN:4-12-500614-8
読割 50
紙の本
これは王国のかぎ (C・novels fantasia)
著者 荻原 規子 (著)
【産経児童出版文化賞(第41回)】失恋して泣き疲れて眠ったあたしが目覚めたら、そこはチグリスの畔、目の前にはターバンをした青年が。不思議な力を持つ魔神族となったあたしは、...
これは王国のかぎ (C・novels fantasia)
これは王国のかぎ
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商品説明
【産経児童出版文化賞(第41回)】失恋して泣き疲れて眠ったあたしが目覚めたら、そこはチグリスの畔、目の前にはターバンをした青年が。不思議な力を持つ魔神族となったあたしは、彼と都に向かい、王家の争いに巻き込まれて…。再刊。【「TRC MARC」の商品解説】
著者紹介
荻原 規子
- 略歴
- 〈荻原規子〉1959年東京都生まれ。早稲田大学教育学部卒業。学生時代から児童文学の創作を始め、88年「空色勾玉」でデビュー。著書に「西の善き魔女」など。
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紙の本
無駄なことなんてない
2006/07/09 22:46
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:くまくま - この投稿者のレビュー一覧を見る
涙はきっと無駄じゃない。泣いたことがあるから、その気持ちを知っているから、人を泣かせない生き方だってできる。そして、悲しみを乗り越えるということは、内から外へ、新しい世界へ飛び出すということなんだろうなあ。
全ての登場人物には役割がある。外に飛び出したハールーン、帰る場所を守るラシード、誰もがその役割を果たした。長い旅を終えて元の世界に戻ってきたひろみに待っている物語はどんなものなのだろうか?
紙の本
冒頭
2016/02/16 00:52
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:師走 - この投稿者のレビュー一覧を見る
これは読み進めるのが面白かったです。
2、3時間で読み終えてしまって、ああ終わっちゃった!って。
文章が一人称で軽快で、ふふっと一人で笑ってましたね。
冒頭がいいなあ、と読むたびに思います。
紙の本
少女時代を思い出す
2002/05/24 15:26
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:蛍 - この投稿者のレビュー一覧を見る
これはおとぎ話だ。しかし、この物語は夢を見せてくれるだけじゃない。これを読んだあとにはこの現実世界が美しく見えてくる。そんな不思議なファンタジー。
落ち込んだり嫌なことがあった時、憧れのおとぎ話の夢を見る。この物語の主人公っもファンタジーもそんな風に始まる。しかも彼女は、その夢を体験してしまうのだ。
「失恋で泣き疲れ眠ったヒロミは、目覚めるとアラビアンナイトの世界にいた。目の前にはターバンの青年がいて……月の砂漠、王宮の陰謀と破天荒に展開する冒険物語」。
紙の本
ランプをこすると出てくる世界
2002/07/31 18:01
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:17Caesun - この投稿者のレビュー一覧を見る
普段堅い本や現実的な物語ばかり読んでいると、ファンタジーものを読んだ時にその
世界観についていけなくなる時がある。そういう時は自分の頭の固さにがっかりして
しまう。
不思議な事が次々と当然のように起こり、それについて何の科学的な説明もない。
そういう事態に出くわして困惑し、「子供の読むものだ」といって投げ出すのも情けない
話である。書いているのは大人なのだから。
この本は導入部分が現実的な世界なので、比較的すんなりと本の世界に入って行ける。
ただし少女小説風ではあるが・・・。これで表紙が少女漫画風だったらまず買えないが、
幸いにして青を基調にしたきれいな装丁となっている。中の挿絵も異国風で雰囲気を
立ててくれる。
主人公が突如として放り出された舞台は古き良きアラビア世界。
今でこそ年中ドンパチやっているような物騒なイメージがあるが、
ここに描かれている世界は優雅で冒険に満ちている。
砂漠で王族と行動を共にした主人公は、炎の精霊としてふわふわと頼りなげに空を舞い、
ひとつひとつ不思議な術を覚えていく。ただ、精霊となった主人公は死ぬ危険性が薄い
ように思えるため、冒険物語として若干緊張感に欠ける。
児童文学扱いになっているものの、千夜一夜物語を踏まえており、これを知っている方が
最後の部分は実感として分かり易いと思う。もちろん、単なるおとぎ話としても読める。
紙の本
荻原流アラビアンナイト。
2001/09/07 03:49
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:takumi_y - この投稿者のレビュー一覧を見る
中学3年生の女の子が好きな男の子を親友にとられてしまったことを悲しんで泣き明かしたら、目覚めたところは砂漠の真ん中アラビアンナイトの世界だったのでした。しかもその世界で彼女は呼び出された壺の魔人らしく、空が飛べたりものを出せたりいろんな術が使えるようになっていて、はじめて出会った(彼女を呼びだした)人、ハールーンは追われる身の王子様だった…というのは出来すぎだけど、面白かった。
船が難破して彼女が飛ばされた先の砂漠では、僧服の少年が行き倒れていて、これがまたハールーンの生き別れの弟だったとかね、ほんとに出来すぎですけども。そしてできれば一目で恋に落ちないでくれるか。しかも敵方の人と。あたしその感覚だけは解せんですよ。
最後は収まりよすぎて物足りない感じはしたけど、多分これが一番いいラストなんでしょうね。
これだけ値段が高いとなかなか推奨年齢層には手が出せないと思うんですけど、ぜひ出会ってくださいな一冊です。