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  • カテゴリ:一般
  • 発行年月:1999.7
  • 出版社: 集英社
  • レーベル: 集英社文庫
  • サイズ:16cm/601p
  • 利用対象:一般
  • ISBN:4-08-747078-4
文庫

紙の本

パワー・オフ (集英社文庫)

著者 井上 夢人 (著)

パワー・オフ (集英社文庫)

税込 880 8pt

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みんなのレビュー28件

みんなの評価3.7

評価内訳

紙の本

生命とはそもそもどんなものなんだろう

2003/08/27 00:56

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:べあとりーちぇ - この投稿者のレビュー一覧を見る

 最近、ブラウザのセキュリティ不備やコンピュータ・ウィルスが頻々と報告されている。盆休み明けの混乱も予測されていた。幸い大きな騒ぎは何も起こらなかったらしいが、対応に追われたサポート担当の方々も多かったことだろう。

 筆者にとって、コンピュータ・ウィルスに関連した作品を考えた時にまず思い出すのが本書である。
 「おきのどくさまウィルス」と呼ばれる新型ウィルスが人気フリーウェアを介してばらまかれた。日本中が大混乱に陥るが、とある小さなソフトハウスがいち早くワクチンキットを発売。いったんは沈静化した騒ぎは、ふたたびみたびと現われる二次三次「おきのどくさまウィルス」によって、ネット壊滅さえ危ぶまれるほどの大パニックに発展する。このウィルスは果たしてどこからやってきたのか。人工生命研究者が開発した、まったく新しい発想によるウィルス対策システムとは。ネットワークからウィルスを撲滅することはできるのか?

 今から思えばまったく驚くべきことなのだが、本書が書かれたのは「小説すばる」に連載された1994年。もう10年近くも前なのだ。コンピュータ関連の世界で10年と言えば、ひと昔どころの騒ぎではない。94年はまだウィンドウズ95さえもあの華々しいデビューを果たしておらず、ネット家電やブロードバンドどころか、携帯電話すら今のような普及をしていなかった時期である。
 今本書を読み返してみても、おそらく10年近いタイムラグはほとんど感じられないであろう。むしろ当時よりもインターネットが生活に密接になってきている分、コンピュータ・ウィルスの恐怖に対する切実感、「パワー・オフ」しか本当に対策がないのか、という事態への切迫感は増しているはずだ。

 コンピュータ・ウィルスに限らず、ウィルスに「生命と非生命のあいだ」を見る人々は多い。本書にもその概念は現われているが、この物語の非凡なところは、ウィルスが単なる「生命と非生命のあいだ」にある物質では終わらない点である。次々に現われる新型ウィルスとそれらへの対応のいたちごっこは、適者生存の生命進化の道筋そのものなのだ。そしてその進化が行き着くところまで行き着いた時——。
 人工知能や人工生命とコンピュータという単語の組み合わせからは、もしかしたら『2001年宇宙の旅』のHAL9000というような恐ろしいコンピュータという想像がなされるかも知れない。ウィルスパニックサスペンス(?)とでも呼ぶべき本書ならば、むしろその展開の方が自然であろう。だが、著者・井上夢人氏の描いて見せた未来像は、どうやらそのようなありきたりのものではなさそうだ。人間と電脳世界に棲む「生命」との今後の関係がどのようなものになるのかは語られないが、暗示されるのは可愛らしくも明るい、奇妙に人間的で温かいとさえ言えるような交流の可能性だった。

 実在世界から踏み外さない、手で触れるようなリアリティと「見てきたような嘘」の絶妙のバランス、ぐいぐい引き込まれるストーリーテリングの妙と、そして爽やかで心地よい読後感。本書には井上夢人氏の魅力がぎっしり詰まっている。600ページ近い厚さがあるが、読み始めたらきっと滅多なことでは止めることなどできないだろう。
 家庭へのインターネット環境の普及がだいたい終わってセキュリティ意識も浸透して来た今、既読の人も改めて開いてみれば、きっとまた違った楽しみ方ができる。いうまでもなく、このスリルとどきどき感をこれから味わうことのできる未読の人は幸せである。

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紙の本

始まりは「おきのどくさまウィルス」

2002/02/11 03:03

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:mikako - この投稿者のレビュー一覧を見る

 コンピューターが意思を持ち人を人を支配する、そんな流れのストーリーは昔から数えきれないくらいありますが、この作品はそれに似ているようで全く違う、『生命』そのものを表現しています。始まりのコンピューターウィルスによって起きてしまった事件と、そのウィルスがパソコン画面に表示したシンプルな表示という強烈な印象によって一気にストーリーの中に引き込まれてしまいました。
 ネットワークや生物に関する難しい内容も登場人物の会話を通してとてもわかりやすく説明されています。『こんなことあるわけない』と『もしかしてありえるかも』が自分の中で行ったり来たりするような感じがしました。もしあり得た時、自分はこれを受け入れ認めることができるだろうかとちょっと怖くもありますが、まあ元々パソコンが言うことを聞いてくれない時があっても対処もろくにできないので、この物語の中でのことが本当にあったらそれはそれで面白いかもしれない、などと思ったりもします。
 最後まで先の展開が全く見えず夢中で読ませてくれる作品でした。

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紙の本

理系オンチでも楽しめる

2002/04/18 08:43

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:真  - この投稿者のレビュー一覧を見る

著者がコンピュータに関する知識を生かして書いた作品。ミステリーではない。サスペンス系かな。

「おきのどくさまウイルス」と呼ばれるコンピュータ・ウイルスによる被害が拡大していた。それで一儲けしようとする連中のやったことだったが、事態は思いもよらぬ展開に。なんとウイルスが暴走しはじめたのだ……

専門知識の羅列ともいうべき小説だが、すごく読みやすい。読者のことを考えて冷静に書いているからだろう。映像をイメージしやすい文章のため、難しい単語も簡単に理解できる。これなら理系オンチの人も大丈夫じゃないかな。

ストーリーも良い。読み始めのころは、「しょせんウイルスじゃん。命には関係ないし、これでサスペンスなんて作れるのかなぁ」と思うのだが、さすが井上夢人、面白い物語に仕上がっている。特に後半の展開に注目。

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紙の本

説明の上手さ、展開の巧みさ

2000/07/26 10:50

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:松本楽志 - この投稿者のレビュー一覧を見る

 井上夢人は「説明上手」である。この作品、コンピュータの基礎的な知識がないと話が成立しないのだが、登場人物に全くの素人を用意し、その素人に別の登場人物が懇切丁寧に必要な知識を解説するシーンを差し挟むことによって、知識がない読者にも楽しめる作品にしあがっているのだ。いくら説明シーンがあるからといってその説明が下手だったり、あるいは物語から浮き上がってしまっていれば意味がないが、その点もまったく問題がない。作者は最低限の知識を読者に与えつつ、物語を展開させる。そこに無理は全く感じられないのである。そして、その知識を下敷きにした展開も刺激的で、ページを繰る手が止められない。ドリルが手のひらに突き刺さるという衝撃的なシーンで始まるこの物語だが、作者の計算が隅々まで張り巡らされた作品であると言えよう。

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紙の本

進化するパソコンウイルス

2015/03/20 10:44

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:papanpa - この投稿者のレビュー一覧を見る

パソコン通信という、ちょっと古い言葉もでてきますが、いわゆるパソコンウイルスのお話です。進化するパソコンウイルスが全世界のパソコンに襲い掛かる・・・!!


人工生命体A-Lifeが生み出すウイルスは非常に面白く、さあ、このウイルスがどんな悪さをするのか、人々はどう立ち向かうのか?とワクワクしたのですが・・・。

ウイルスの影響がしょぼい。パソコン通信会社がオロオロするだけ。

もっと、「こりゃ、ヤバいぜ。絶体絶命だぜ!!」って設定にならないと、盛り上げりに欠けちゃいます。

それと、人工生命体A-Life の生みの親が、謎の人物という設定なんですが、その正体もありきたりで、必要性のかけらもない残念なものでした。

起承転結の、起承は良作、転結で超駄作。

井上夢人氏の作品は好きですが、この作品は私には合いませんでした。

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紙の本

ミステリーコーナーより

2001/02/06 14:36

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:香山二三郎 - この投稿者のレビュー一覧を見る

 突如出現した新型のコンピュータ・ウイルス<おきのどくさまウイルス>に日本中が大揺れ。パソコン通信やインターネット業界は感染ルートの特定やワクチンの開発に追われる。事件にはあるソフト会社が関わっており、いったんはそこのワクチンによって沈静化されるものの、ウイルスはさらなる猛威を奮い始める。今年のラブ・ウイルス事件を髣髴させるウイルス・パニックに人工生命開発まで絡めた迫真のハイテク・サスペンス。 

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