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  • カテゴリ:一般
  • 発売日:1999/04/26
  • 出版社: 新潮社
  • レーベル: 新潮文庫
  • サイズ:16cm/443p
  • 利用対象:一般
  • ISBN:4-10-124022-1
文庫

紙の本

東亰異聞 (新潮文庫)

著者 小野 不由美 (著)

東亰異聞 (新潮文庫)

税込 825 7pt

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みんなのレビュー267件

みんなの評価4.0

評価内訳

紙の本

暗闇の中の東亰

2011/11/06 08:17

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:更夜 - この投稿者のレビュー一覧を見る

 ある世界を創りだすファンタジーの中で全くの架空の世界を創りだす創生主タイプと、
実在する都市、国を摸して、ゆがんだ鏡の中の別の世界を創りだす鏡の国タイプが
いるように思います。

 小野不由美さんは「十二国記」シリーズでは、この世とつながっている中華風の12の国を
創り上げましたが、この物語は十二国記とはまた違った、ゆがんだ鏡の中の日本の明治時代。
東京ではなく、首都は東亰(とうけい)
冒頭、街が泥の中から・・・という序章は、まるで古事記の国づくりのようです。
どろっとした、ダークな、禍々しい、いびつさと恐怖を感じさせる首都の誕生。

 東亰の夜に、闇御膳と言われる髪に簪、緋色の打掛、赤姫の姿をして鉤爪で人を襲う
魔物が徘徊すると同時に現れた、流行りの塔の上で人を火達磨にして殺す、火炎魔人。
夜になると、大きな袋に人魂を入れて、あるく人魂売りが歩きまわり・・・東亰の夜は暗い。
犠牲者がだんだん増えてくる。

 そこで、新聞記者の平河新太郎が、友人の万造と共に、闇御膳と火炎魔人をつきとめようとします。
そこで浮かび上がってくるのは、公爵家、鷹司(たかつかさ)家の跡目相続騒動。
犠牲者の中に、鷹司家の関係の者が、まぎれていることに気がついた新太郎は、
相対する直と常と知り合いになります。
そんなとき、どちらが跡目を?の高司家の常(ときわ)が、夜の闇御前に襲われ、
直(直)は、塔の上で火炎魔人に襲われる。

 昼と夜、塔の上の火炎魔人と、路地裏に潜む闇御前。瓦斯灯の光と夜の闇。正反対の直と常。
明治になって、西洋文化が入ってきた反面、それまでの日本の闇はもっと、もっと暗くなる。
日本は戦争の時代、混乱の時代へと突入する。それをあざわらうかのような、闇御前と火炎魔人。

 そして、鷹司家に出入りする女たち。
常には、花柳界あがりの菊枝。直には、鷹司家に入りこむだけの目的で居座る、毬乃(まりの)
この2人のしたたかさと怖さと、そして、見かけからは想像できない闇を抱えた女たち、というのは
小野不由美さんの女性キャラクターのある特徴を備えています。
それは「野心」というもの。常と直は、どちらも家督などいらない、と言い張っているけれど、
この2人の女性は、野心まみれ。しかし、生まれ、立場の違いがあり、虎視眈眈ですね。
そこら辺の描きわけが、男性よりも女性が際立っています。

 そして、東亰の闇はますます深まり、夜になれば魑魅魍魎が跋扈する。
この『東亰異聞』とほぼ同時に出たのが京極夏彦さんの『姑獲鳥の夏』、宮部みゆきさんの
江戸時代ものです。新本格ミステリの嵐の中、日本の過去の時代の中での、
新境地ミステリを開いた3人なのですね。
私の本格ミステリ小説は、この『東亰異聞』から始まった・・・ともいえましょう。

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紙の本

美しいミステリー

2008/03/19 19:05

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:hachi - この投稿者のレビュー一覧を見る

この作品は東京が舞台の作品ではない。
東京のパラレルワールドである、東亰を舞台にした物語である。

パラレルワールドなので、浅草や銀座などのお馴染みの地名は勿論、
また関東大震災で崩壊した浅草十二階まで登場する。


怪奇ミステリーとも言える本作品には、闇御前、火炎魔人
と言った二人の怪しい殺人鬼が登場する。
主人公とその相方の万造は、この殺人鬼の起こす事件を
調べているうちに、その殺人事件がとある一華族に関係
しているということを突き止める。


明治時代の東京を模したこの小説の舞台は、
怪しくも魅力的な殺人鬼が、現れるにはふさわしい舞台だ。
また、闇御前、火炎魔人の二人以外にも不思議な
闇に満ちたキャラクターが登場し、彼等の演出も魅力的だ。


また、この物語の結末は残酷にも、苦しいほどの優しさを感じる。
ミステリーではあるが、人の思いやる気持ちや、
愛とはなんだったのか、とも考えさせられる作品だと感じた。

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紙の本

闇に潜むのは人か、それとも。

2001/10/17 12:15

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:みやぎあや - この投稿者のレビュー一覧を見る

 ありとあらゆる魑魅魍魎が跋扈し、江戸川乱歩の世界のような不気味さといかがわしさが蔓延する明治時代の帝都、「東亰」。物語はミステリーとしてとても美しい形の答えに導かれ、そして更に先には驚くべき結末が待っている。
 とにかく見事。鮮やかな語りに引き込まれ、自分もまた薄暗い路地の片隅で事件の目撃者の一人になったような錯覚を覚えます。ミステリーともホラーとも言い切れない極上の小説でした。

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紙の本

帝都の闇は、時に灰色。二つの赤は、妖しさと悲しみの色。

2003/10/16 22:39

1人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:3307 - この投稿者のレビュー一覧を見る

  夜は分かるが、人の心は分からない。闇に染まった
  人間がいたら、会ってみたいと思わないかい。それも
  毒々しく塗り隠したりせずに、夜そのものでいられる
  人間がいればねえ」
(——P055)

帝都を騒がせる、魑魅魍魎の噂。

闇御前。血がしたたる爪と、緋色の微笑み。
火炎魔人。高所から転落する被害者、業火、高笑い。
血と炎、二つの赤が闇に描く、この街の未来。

ガス灯が照らす帝都の闇。
著者の美意識は、「ただ怖がらせるためだけの存在」や、
「不気味さのためだけの描写」の混入を許さない。

それは、静かで妖しい闇。
見どころはこの美意識と、事件の動機。悪意と運命。

・全てを合理的に解決し、闇を一切払う本格ミステリ。
・説明出来ない不思議を全て引き受けてくれる魑魅魍魎。

どちらか片方だけを選ぶには、この舞台はあまりに惜しい。
だから、結末まで白黒つけず、両者を飲み込んで進む。闇は時に灰色。

これは怪奇小説なのか、それとも本格ミステリなのか。
鬼神と合理のダンスに触れた一冊。

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紙の本

闇にうごめくものは妖怪か悪意か…

2001/09/15 12:44

1人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:あき - この投稿者のレビュー一覧を見る

 現実世界の東京とは異世界の「東亰」を舞台にしたミステリーです。明治時代をモチーフにした時代設計で、東亰の街には毎夜、なにやら怪しげな「人魂売り」や「首遣い」などが蠢いていました。
 初めて読んだ小野不由美の作品なのですが、その筆力に圧倒されました。1ひねり、2ひねりは当たり前かのような怒涛の展開!! 語り口が淡々としているだけに、妖しい雰囲気の東亰の不気味さが際立っているのですが、それだけではない愛憎の描写と、しっかりミステリーしているところは流石としかいえません。
 特に最後の描写はただただ驚くばかり。文字通り、目がまん丸になりました。人の心の潜む闇、それはこの東亰を染める闇よりも暗きもの…。まるで本当に闇が迫ってくるかのような寒気を感じました。

 私は、この本を薦めてくれた方に、中毒性がある作家だと言われました。その理由が今でははっきりとわかります。独特の世界観と筆力は素晴らしい!! 「小野不由美? ファンタジーでしょ? それはちょっと…」という人にお薦めな、本格ホラーミステリーです。

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紙の本

春の夢のような…

2001/01/30 10:35

1人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:いづみ - この投稿者のレビュー一覧を見る

 春の闇の中に密かに動くもの。
 「東京」ではなく「東亰」。そこは、東京に似てはいるけど、魔が跋扈する世界。魅力的な登場人物達は、お互いを愛するが故に罪へと落ちていく。
 まるで、春の宵の濃密な夢のようなストーリーで、悲劇的な結末へと向かって進んでいく。

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紙の本

描かれたのは「闇」

2006/10/19 12:07

4人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:レム - この投稿者のレビュー一覧を見る

維新直後の東京。まだ江戸情緒が街並みにも人情にも残っています。巧妙に妖怪の仕業のような演出をしながら繰り返される殺人事件は、既に亡くなっている初子の怨念に操られています。ですから、冒頭から搭乗する黒子の操る文楽人形は、犯人が初子の傀儡であることの暗示でもあったと思います。陰惨な通り魔事件が続き、謎解きと犯人探しが展開されますが、不思議と推理小説という感じを与えません。それは、犯人が誰で、相続争いが元での殺人であるというのはあくまでも表面的なことであり、そのような怨念を生んでしまう背景が「闇」として何度も搭乗して、そこに最大の原因があることを明示されているからです。最終の「大詰め」の章は、やや惰性で書いている感を免れませんが、開国と文明開化は、太古から封じてきた鬼を再び現世に開放してしまい、平穏で発展するはずの世の中を逆に魑魅魍魎が跋扈する世界へと逆戻りしさせてしまっていたことが分かります。

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紙の本

この話を読みながら、タイトルは忘れちゃったけれど昔見た林海象を思い出して、もう一度見たいなあ、と思った。「闇御前」、いいじゃない!

2004/03/23 20:16

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:みーちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る

《江戸から東亰と名を変えて29年、元摂関家の次男で跡取りの鷹司常。彼の周りに現れる人魂売り、火炎魔人、闇御前。そして殺人事件》

てっきり、P・K・ディックの傑作『高い城の男』のようなパラレルワールドものかと思っていたら、なんと、小野が描く東亰は、実際の明治の東京を彷彿とさせ、日本橋吉川町とか巽堂という4階建ての鰻屋、銀座の文房具屋など、いかにも実在したかのような光景ばかりで、あまりに違和感がなく、これでは、どこが異世界の都市かと思ってしまう。むろん、褒め言葉。

これが海底から浮上した都市 東亰である。私たちが知っている現在の時間軸の過去への延長線上にない東京であることを示すのは、人魂売り、火炎魔人、闇御前や声色使いといった怪人たちの存在だけれど、どこか江戸川乱歩の怪人二十面相の世界を連想させて、なんとも懐かしい。

昔、映像マニアの友人が絶賛していたのを聞いて、好奇心一杯で見た林海象のモノクロ映画を連想してしまう。いや、最後で東亰の本当の姿を見せるところは、タルコフスキーの映画の傑作『惑星ソラリス』に近いというべきか。

しかも、これは本格推理小説でもあるのだ。東亰の闇を舞台にした鷹司家を巡る事件は、帝都日報の平河新太郎らの努力もあって、最後には見事に解決され、旧家の後継者レースは、とりあえずは収束する。

でも、この小説の主人公は特定の個人ではなく、仮想の東亰の気なのだ。都市の空気そのもの、闇と人いきれである。だから私などは、事件が終っても、そこの空気にいつまでも浸っていたくて仕方がない。その東亰の「気」や風物に比べると、登場人物が何とも薄味で魅力がない。「闇御前」といった名前だけが、瘴気漂う都市の夜空に妖しく光るのは、どうしたことだろう。

今、『十二国記』がアニメ化され、その内容の密度の濃さで子供だけではなく大人の心も捉えて放さない話題沸騰の小野不由美の出世作。本好きの間では有名な作品だったけれど、読むのが延び延びになっていた一冊。

この本が単行本で出版された1994年当時、作者は30代、今も続く壮大な伝奇物語は、既に書き始められていた。作家小野不由美の現在を、そして未来を予感させるにふさわしい佳作。もう一度、この世界で別の物語を見せて欲しいと言ったら怒りますか、不由美さん。

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紙の本

ミステリー

2019/05/20 20:43

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:mino - この投稿者のレビュー一覧を見る

本当に長いこと積読していた本作。連作の怪奇譚集かと思いきやこんなにガッツリしたミステリーとは。結末もなかなかいい。

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紙の本

闇に棲むものどもの宴は終わらない

2001/05/19 12:08

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:春都 - この投稿者のレビュー一覧を見る

 海を埋め立て出現した帝都・東亰。文明開化を唱えながらもそこここに未だ闇をかかえた街に、奇妙な噂が流れていた。人魂売り、火炎魔人、闇御前、そして文楽人形と会話をする黒衣。
 真相をつきとめんとする平河新太郎と万造はやがて摂関家の流れを汲む鷹司家の人々に被害が多いことに気付くのだった。

 明治という「狭間」の世界に現れたもうひとつの首都。島田荘司の作品にもあったが「東亰」という字面と名前の響きには、江戸でも東京でもない妖しげな架空の世界を思わせるものがある。

 歴史に一瞬だけ姿を見せ消えていったその都には、たしかに瓦斯灯の頼りない光では照らし出すことのできない闇に潜む百鬼魍魎どもがよく似合う。火炎魔人やら闇御前やら、その名を聞き姿を想像するだけで楽しくなってしまうじゃないか。

 この作品をして「ミステリとホラーの融合」と呼びたくなるのも判る。ただしそれは他ジャンルの手法と長所を取り入れただけ、たんに重厚的な作品世界を創りあげるために使われたのではない。

 明治の世に華開いた文明開化がもたらした「近代的」価値観と、江戸以前より綿々と続いてきた「日本古来」の価値観、それらが相対し排斥しあった「東亰」という世界を表すために、ミステリは前者、伝奇ホラーもの(こう呼んでいいのか判らないが)は後者として書かれているのである。

 すなわち、すっきりするものとそうでないもの。
 あるいは光と闇。

 せめぎ合いの後に現出するラストの真相は不安と怖れを感じさせながらも、どこか我々日本人が待ち望んでいたり、胸の奥のほうに「そうあってほしい」とひそかに願っているような余韻を残してくれる。
 それはたぶん「東亰」という架空の都そのものなのであろう。

 ただ、ラストを盛り上がらせるためにはもう少し方法があったのではないかと思う。「闇を語るもの」と相対する人物やその家系の情報が事前にもっと欲しかった。両方を際立たせ活かし合うためには、ミステリ(推理)部分と同じくらいの筆を割いてもよかっただろう。

 雰囲気といい語り口といい、京極夏彦の作品世界が好きな人にはかなりお薦めである。特に文楽人形、「彼女」と愛おしげに語り合う黒衣(こいつが語り部)というシーンは魅力たっぷりである。
 今回この作品を読んで「彼女」のような喋り方もいい、と思ったのは僕だけはないはず。なんだか時代物も読みたくなってしまった。

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紙の本

濃厚な空気を楽しむ

2001/03/08 22:16

1人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:Baw - この投稿者のレビュー一覧を見る

 人魂売り、火炎魔人、闇御前。怪しい者共が跋扈する明治の「帝都」を舞台に起こる連続殺人事件。はたして、犯人は人間なのか、それとも…。語り手に引き込まれて読み進んでいくと、信じていた世界が足元から崩れてしまう感覚を味わう。

 語られる闇や人や妖怪達は、恐ろしくも美しく、どこか物悲しい。著者の物語が醸し出す濃厚な空気は、秀逸。

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2004/09/30 20:11

投稿元:ブクログ

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2004/10/02 22:21

投稿元:ブクログ

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2004/10/05 21:58

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2004/10/14 13:45

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