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- カテゴリ:一般
- 発行年月:1999.4
- 出版社: 翔泳社
- サイズ:20cm/270p
- 利用対象:一般
- ISBN:4-88135-729-8
紙の本
グラン・ギニョール (Shoeisha・mystery)
著者 ジョン・ディクスン・カー (著),白須 清美 (訳),森 英俊 (訳)
衆人環視の密室で発見された首なし死体の謎。完全犯罪に挑むパリ警察の名探偵バンコランの活躍。「不可能犯罪の巨匠」幻の処女作ほか、唯一のショートショート、本邦初訳の短編などを...
グラン・ギニョール (Shoeisha・mystery)
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商品説明
衆人環視の密室で発見された首なし死体の謎。完全犯罪に挑むパリ警察の名探偵バンコランの活躍。「不可能犯罪の巨匠」幻の処女作ほか、唯一のショートショート、本邦初訳の短編などを収録。【「TRC MARC」の商品解説】
収録作品一覧
グラン・ギニョール | 5-112 | |
---|---|---|
悪魔の銃 | 113-132 | |
薄闇の女神 | 133-158 |
著者紹介
ジョン・ディクスン・カー
- 略歴
- 〈カー〉1906〜77年。カーター・ディクスンなど4つの名義を使いわけて、73作の長編ミステリを発表した。代表作に「火刑法廷」「皇帝の嗅ぎ煙草入れ」。
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紙の本
『地上最高のゲーム』は必読です
2003/02/05 21:59
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ピエロ - この投稿者のレビュー一覧を見る
とうていあり得ない、どうしようもないようなミステリもけっこうあるのですが、そんな作品までもが魅力の一つになっている、カルト的な人気のあるミステリ作家、ディクスン・カー。私もそんなファンの一人ですので、本の帯にあるような「幻の傑作」などと見るともう黙っていられません。さっそく購入、読んでみました。
短編4作に、ある本の序文に書いた『地上最高のゲーム』が収録されています。
短編のほうは、それぞれ、長編『夜歩く』の元になった本格ミステリ、ホラー、歴史ロマンス小説、ショートショートのミステリで、カーの特色と嗜好がよく出ているラインナップです。が、4作中3作が学生誌や新聞に発表されて以来、再録されたことがなかった作品とのことなので「幻」というのはわかりますが、「傑作」かということになると、う〜ん…。「傑作」と期待せずに、「カーのもっとも早い時期の珍しい作品」として読んだほうがいいでしょう。
本書での一番の読みどころは、『地上最高のゲーム』のほうでしょう。これはカーが編纂した『十大傑作探偵長編』の序文のために書かれたエッセイなのですが、この本は結局出版されないまま、序文のほうもずっと陽の目を見なかったのだそうです。もちろんこの『地上最高のゲーム』というのは読者にフェアな本格ミステリのこと。十傑に選ばれるはずだったミステリとその作家のこと、ミステリ全般のこと、ノックスの十則ならぬカーの四則など、カーのミステリに対する姿勢や思い入れ、熱意がビンビンと伝わってきます。カーのファンならずとも必読です。