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幼年期の終り  ハヤカワ文庫 SF

幼年期の終り(早川書房) アーサー・C・クラーク著
福島 正実訳
税込価格: ¥882 (本体 : ¥840)
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出版 : 早川書房
サイズ : 16cm / 390p
ISBN : 4-15-010341-0
発行年月 : 1979.4
利用対象 : 一般

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コメント・書評

今までそこにいたものは?
グリーンアイ
2004/01/24 00:45:00
評価 ( マーク )
★★★★★

 アーサー・C・クラークの作り出した異星人の中で最も冷静で尊厳にあふれた異星人がカレルレンだ。地球上空を覆う幻の宇宙船団の総督。完璧な言語を話し、地球の全面的統治を告げる。あらゆる攻撃を受け付けず、示威活動も完璧だ。カレルレンは慎重だ。必要なときまで決して姿を見せない。彼の声だけを人類は知っている。他は何も知らない。このカレルレンの謎をめぐって話が進行する。彼は、人類が「オーバーロード」を信頼する時間を計っているのだ。  そして、ついに姿を現した彼はとてもすてきな恰好をしていた。そう、古の昔から人々が民間伝承や絵画でよく知っている姿だった。短い角、強靭な翼と逆とげのある尻尾をもつ姿。しかし、誰…  全文読む 評価する

不安の時代に訪れた、ある一つの終焉
キイスミアキ
2002/04/21 03:02:00
評価 ( マーク )
★★★★

  世界の主要な都市の上空に突如として現れた巨大な銀色の船。その船には、乗員であり、地球に存在するすべての国家を統一すべく統治を行う、オーバーロード(上帝)呼ばれる一人の存在があった。彼は国連事務総長を通して、地球に暮す人類に多大な影響を与え、世界は戦争や犯罪行為などが一掃された理想的な姿を手に入れた。だが、オーバーロードの真意を知るものは、地球上に一人として存在しえなかったのである……。   この作品が出版されたこの年、アメリカは社会不安に満ちていた。1953年当時、アイゼンハウアー大統領が率いるアメリカ合衆国政府は、公務員に対する大々的な思想調査──俗に言う赤狩り──を行っていた。この年の…  全文読む 評価する

古典SF中の古典。やはり、それだけの力があるということだ。
FAT
2001/03/02 22:44:00
評価 ( マーク )
★★★★★

 『幼年期の終り』は1953年と半世紀も前の出版であり、いわば古典SF中の古典だ。「古典とは、名前は知られているが、もう読まれる事のない作品のことをいう」なんていう皮肉を誰かが言っていたけれど、<a href="/cgi-bin/srch/srch_detail.cgi/?aid=&bibid=00938041&volno=0000" target="_blank">『2001年宇宙の旅』と比較すると派手さがないので、『幼年期の終り』は、こういう意味での古典に過ぎないと思われる方もいよう。しかし、そこはやはり古典SF中の古典、読んでみさえすれば、現在でも十分堪能出来る傑作なのである。 「成層圏…  全文読む 評価する

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