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紙の本
ビクトリア時代の暗黒ロンドン
2002/02/02 20:58
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投稿者:Lady - この投稿者のレビュー一覧を見る
スティーブ・ジョーンズという人は、ビクトリア時代の暗黒ロンドンについて、とてもおもしろい本を数冊書いています。これはそのうちの1冊です。
この本は、大きな犯罪(切り裂きジャックなど)ではなく、庶民が貧しさゆえにおちていってしまう暮らしについて書かれていて、写真も豊富です。当時の娼婦(幼女あり)、マッチ売りの少女などが紹介されています。読み物としてもおもしろいし、古典のロンドンを舞台にしたミステリ好きのかたには、参考文献(というには大袈裟ですが)としておすすめです。有名な事件に興味のあるかたは、同じ著者による「恐怖の都 ロンドン」がおすすめ。