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ブッダの人と思想 (NHKブックス)
我がものという執着を離れて欲望を滅し、清浄行の実践を説く人間ブッダの説教とは。さまざまな原始経典からのことばを引用しながら、現代を生きる人びとへ、ブッダの心の内面をわかり...
ブッダの人と思想 (NHKブックス)
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商品説明
我がものという執着を離れて欲望を滅し、清浄行の実践を説く人間ブッダの説教とは。さまざまな原始経典からのことばを引用しながら、現代を生きる人びとへ、ブッダの心の内面をわかりやすく解き明かす。【「TRC MARC」の商品解説】
著者紹介
中村 元
- 略歴
- 〈中村元〉1912年生まれ。インド哲学・仏教学者。比較思想学会名誉会長。著書多数。
〈田辺祥二〉1934年生まれ。NHK番組ディレクターを経て、現在はフリー。
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釈迦の教えが身近なものに感じられる
2005/05/14 19:56
4人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:萬寿生 - この投稿者のレビュー一覧を見る
南伝仏教のパーリ語大蔵経から抜粋した語句を、紹介し解説している。これらパーリ語聖典の言葉は、ゴータマ・ブッタ(釈迦)が実際に語った言葉に、最も近い生の声であろうと考究されている。日本や中国の仏教は大乗仏教であり、哲学的内容も高度で、表現も難解であり、素人には近付き難いところがある。ここで紹介されている原始仏教聖典の言葉は、釈迦が相手に応じて語った対機説法であり、日常の言葉であり、よくわかる。孔子もそうだが偉大な導師という者は、手を替え品を替え、比喩を駆使して、懇切丁寧に相手が理解するまで、何度でも説明を繰り返すものである。このような人から直に教えを聞きたいものである。仏教の慈悲ということが、直接感じられる。ここで紹介されていることも、四聖諦、八正道や十二因縁などにも言及されてはいるが、むしろ現代の生活でも役立ちそうな、日常生活の心得といったような、身近な教えが多い。奥では深い哲理とつながっている事項なのではあろうが。著者が岩波文庫で出している「ブッダのことば」「ブッダの真理のことば感興のことば」なども読んでみると良い。更に理解が深まり、釈迦の教えが身近なものに感じられるであろう。