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投稿者:るじゅあ - この投稿者のレビュー一覧を見る
香川県の高校生の話。学園祭とか恋とかいろいろ詰まっている。
読み応えがあってさわやかな感じがする。今と違った昔の高校生が見れる。でもやっぱり時代が変わっても、高校生の気持ちってそんなに変わらないのに驚いた。
紙の本
往年のポップス&讃岐弁でほんわりぬくもりたい人に。
2000/08/17 15:33
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投稿者:あつぼん - この投稿者のレビュー一覧を見る
同名の映画(原作がこれ/のオリジナル?)は結構評判が良く、私も見て気にいったくちで、それで原作を読んでみた。ときは1968年頃、田舎の高校生がバンドを作って青春する、という話で、軽いけれど心暖まる作品。
「デンデケデケデケ」はベンチャーズの「パイプライン」のギター(イントロ?)の擬音で、当時のポップスに詳しい人は出てくる曲名に圧倒されることうけあい。音楽に詳しくない人でも、讃岐弁で交わされる会話の暖かさについ微笑んでしまうことだろう。映画も込みで(映画だと音楽も聞けるし)おすすめ。
紙の本
ほのぼのと懐かしく。そして熱く
2002/06/09 16:04
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投稿者:kos-chang - この投稿者のレビュー一覧を見る
60年代の四国。エレキに目覚めた少年の青春小説。よくありがちな突っ走る感じの野放図な青春像ではなく、全体的にほのぼのとした世界観が郷愁を誘う。それでいてハートを熱くさせてくれます。大林宣彦の映画もなかなかよかったです。底本の直木賞受賞作は河出文庫から。
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映画を見た後に読みました。大抵こういう場合映画との落差にがっかりするか本の方が良いと思ってしまうんですが、これはそういうことありませんでした。どちらもいいです。
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ギターを弾きたい、という状態からバンド結成、ライブを行うまでを面白おかしくお話にした本。
なるほどさすがに直木賞受賞作品だけあっておもろい。
青春モノはいつの時代であっても読んでいて切ない。
時代が時代なので、でてくる曲が知らないモノばかりなのが残念。
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映画版(大林宣彦監督/林泰文主演)が大好きで。原作を読んでみたら期待を裏切らずぐんぐん読めたしなんと言ってもちっくんかわいい。四国の田舎の高校生がバンドやる、というスートリーと言えばそんだけのことだけど、いちいち出てくる人が魅力的で高校生たちは青くて甘ずっぱくて……すてき。方言モノは個人的にポイント高し。あんじゃる〜っていまだに心の中で言ってしまうことがある。読むたびに、映画では大森嘉之が演じていた、異常に世慣れた高校生住職に惚れてしまいそうです。
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ある日突然ロックに目覚めてしまった観音寺の少年『ちっくん』と、彼が集めたバンドメンバー達の活動の物語。
色白で線は細いが、テクニシャンでストイックなギター白井。
寺の息子で妙に達観した世渡り上手のベースマン、富士男。
気弱でニキビ顔で『明石のタコ』と揶揄されるドラマーの岡下。
マイペースで理系で、アンプ作りなどをぺらっとやっちゃう技術顧問のしーさん。
登場人物にとても好感が持てるし、高松に住んでいたことがあるので、出て来る讃岐弁が心地よい。
青春とは何かと聞かれたら、とりあえずこれ読んでみるといいんじゃないっていうぐらい青春な話。
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デンデケデケデケ…興奮と共に音が鳴り響くようだ。田舎少年のロックバンドのはなし。青春と友情に涙。実話です。
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2007.7.2 好きだ。暑苦しいし別に何も起こらないとも言えるのに好きだ。音楽はさっぱりだが共感できる。
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高校時代、何回も読みすぎて香川弁がうつりました。
映画版もいいよねーちっくんかわいい。
バンドのメンバーやその家族や友人や先生、みんなが愛おしい!
夏休み、家の仕事毎日手伝って買ったドラムが家に届くところ、なんか泣けてくる。
心のベストテン第1位は、いつもこの本。
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まさに『永遠の青春小説』。
こういう最後にふわあーっと泣ける作品が大好きです。
読み終わったあと走り出したくなる。
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★あらすじ★60年代の愛媛を舞台にした小説の完全版。15歳の春、ラジオから流れてきたベンチャーズの「デンデケデケデケ~」というフレーズにロックに目覚めた主人公。バンドメンバーを集め、バイトをして念願のバンドを結成。文化祭でたった一度のコンサートを開くまでの三年間を描いた自伝的青春小説。
★感想★作者自身の青春時代への愛情がいっぱい詰まった作品だと思います。たった一度の公演にかける高校生グループということで、ドラマ「ウォーターボーイズ」を思い出しました。いつの時代も何かに熱中できる若さは、一途でおバカで純粋なんですね。男の子同士の友情っていいなあ…
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少年たちがバンドつくって練習して演奏して最後は旅立っていくお話
原作(?)は文藝賞に応募するため作者がカットした(字数制限のため)が、これはその原作のノーカット版、言わば完全版で結構な厚さがあるもののスラスラ読めて最後にはジーンとくるお話
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四国の田舎でベンチャーズのテケテケサウンドに魅せられてしまった高校生。この夏ギターを買った自分と重ねて楽しく読めた!
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「私家版・青春デンデケデケデケ」芦原すなお
自伝的青春音楽小説、かな?特になし。
デンデケデケデケ~
!?なんという衝撃的な表現なんだろうか・・・
これが主人公ちっくんに電気的啓示を与えた、エレキギターのトレモログリッサンド。
ロックに魅了された高校生の3年間を描いた笑いあり感動ありの名作です。
青春って青春だなぁと、掛け値なしに嬉しくなってきました。読んでるだけで。
うーん、高校生の熱情ってオソロシイ。
私事で申し訳ないんですが、自分が小説を読んで声を出して笑うなんてほんとにそうそうあり得ないんですが、本作品では何度もわらかしてもらいました。何度もです。
ベースの少年僧、富士男なんか最高です。それ以外のキャラクターもみんないい。
正直なところ、ロックはよく分からないのですが・・・。
でも形態はどうあれ何事かに熱くなれるということ、熱い時間を過ごせるってことはとても幸せなんだよなあと思わせてくれます。
かなり前、確か中学生の頃に一度読んだのですが、改めて今読み直すとまた違った印象。
また何年か後に読み直してみたい作品です。