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- カテゴリ:一般
- 発売日:1998/06/24
- 出版社: 福音館書店
- サイズ:21cm/321p
- 利用対象:一般
- ISBN:4-8340-1473-8
読割 50
紙の本
子どもへのまなざし
著者 佐々木 正美 (著)
子どもは人とふれあいながら育つことが大事。つぎの世代を生きる子どもたちを豊かに健やかに育てることは大人自身も自分を大切に生きること。児童精神科医が語る乳幼児期の育児の大切...
子どもへのまなざし
子どもへのまなざし
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紙の本 |
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- 税込価格:5,830円(53pt)
- 発送可能日:1~3日
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商品説明
子どもは人とふれあいながら育つことが大事。つぎの世代を生きる子どもたちを豊かに健やかに育てることは大人自身も自分を大切に生きること。児童精神科医が語る乳幼児期の育児の大切さ。【「TRC MARC」の商品解説】
著者紹介
佐々木 正美
- 略歴
- 〈佐々木正美〉1935年前橋市生まれ。新潟大学医学部医学科卒業。児童精神科医。著書に「講座自閉症療育ハンドブック」「児童精神医学の臨床」ほか多数。
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紙の本
誰にだって育児は楽しめる!
2007/05/27 16:45
8人中、8人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:まじょっこあんちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る
今の自分から一歩さがって育児と向き合う余裕を作ってくれるそんな本です。何度も何度も読み直して、自分なりに解釈しました。かなりすくわれましたよ。大好きな本です。
私には4歳ともうすぐ3歳の子どもがいますが、子どもとどう接したらいいのか、どうやって遊びを楽しめばいいかわからなくなっていた時期がありました。仕事で疲れたせいにして、ついつい感情的に叱ってしまったりして…。そんな時は後から非常に反省ばかりしてました。でもこの本をよんで、反省したタイミングで必ず言葉にして子どもに謝ることにしました。でももし本当に子どもにも非があって叱った場合にはきちんと説明もする。謝るタイミングが最初は難しかったけど、勇気?をだして口にしてみると子どもの中でも何かヒッカカッテイタことであり、お互いが打ち解けられるようになったと思います。どんな時でも子どもはアナドレナイ。だから育児は奥が深い。そうだなぁと思うこと、言葉で気づかせてくれることが盛りだくさん。ちょっと厚いけど、全然苦になりませんよ。
紙の本
私の子育てバイブル
2001/07/11 19:25
5人中、5人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ママン - この投稿者のレビュー一覧を見る
子育てをしていて、うまくいかないこと、こんなはずじゃないのに…、なんて思うことはよくありますよね。そんなとき私はこの本を読むようにしています。小児精神科医の佐々木先生がわかりやすく、語りかけるような文体で子供とのことについて色々書いておられるのを読むと、少しだけ子供におだやかに接することが出来るような気がします。「そうだ、そうだったのだ…」と、気持ちを又リフレッシュすることが出来、なんだか、自信が持てて子育てに戻れる…。そんな気がするのです。子供を育てておられるお母さん(もちろんお父さんにも!!)にはぜひぜひ読んでいただきたい一冊です。絶対お薦めの一冊です!!
「子どもへのまなざし 続」も出ています。こちらはQ&A形式になっています。こちらももちろんおすすめです。
紙の本
ほっとさせられる1冊
2001/09/15 00:07
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ゆーき - この投稿者のレビュー一覧を見る
我が家の子供は初孫なのですが、あちこちから横槍が入ります。あれしちゃいけない、これしちゃいけない、ああしろ、こうしろ、と…。「しつけ」という名で、大人に都合の悪い子供の行動を全部正していいものか? と疑問に思っていましたが、この本を読んで「0〜1歳代ぐらいは、要求をすべて聞いてあげてもいいのです」との言葉に、気持ちが軽くなりました。
やさしい言葉で、「子供とつきあうこと」について書いてあり、とてもほっとさせられます。子育てに悩んだ時、疲れた時、ぜひそばにおいておきたい本だと思います。
紙の本
乳幼児期は人格の土台づくり
2019/08/31 22:34
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:かいぴー - この投稿者のレビュー一覧を見る
初版が1998年なので、今から約20年前に書かれた本ですが、読了し、子育てをする上で、大切にしなければならない考え方、本質について学ぶことができたように思います。 乳幼児期の育児がいかに大切であるか、また、どのように関わったらよいのかがわかりました。 書かれた時代よりも、今の時代の方が子育てに困難さを感じる人が増えていると思うので、よりこの本の価値が高まっているのではないかと感じました。 子育て中の方には、特におすすめです。 中川李枝子さんが、帯に書かれている通り『必読の書』だと思います。
紙の本
なぜかホッとする本
2020/11/14 22:17
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:せきた - この投稿者のレビュー一覧を見る
人間関係の本質を言い当てる至言の数々。人の善意の面を信用できる人に育てたい。同情や共感を超えて、他者を想像する次元に到達する育て方とは。
現代社会は教育面の環境悪化が進んでいるのかもしれない。いつの時代にも変わらない、人間の本質を踏まえた教育論として道しるべとなる本だと思う。著者の人となりは当然全く知らないが、行間からその温かさが伝わってくる内容。
紙の本
乳幼児期の育児の重要性を説いた育児書です!
2019/01/15 09:01
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ちこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
本書は、乳幼児期の育児・子育ての重要性を説いた育児書です。著者は児童精神科医で、数々の育児の事例を見こられましたが、その経験の中から乳幼児期は人間の発達にとって、また人間形成において非常に重要な時期であると確信されています。そのような視点から、乳幼児期の子育て、育児の方法を丁寧に解説してくれる一冊です。
紙の本
子供と大人の本
2015/12/27 23:59
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:koa - この投稿者のレビュー一覧を見る
子育てが難しいと思った時に読むのもいいと思いますが、生まれて何もわからなかった時に読んで、子育ては幸せでやりがいのある仕事だと思わせてくれました。
また、佐々木先生の、子どもと子供を育てる全ての人への愛情があふれていて癒されました。
紙の本
子育ての経験値が増えてから読み直したい
2020/12/14 00:16
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:藤兵衛 - この投稿者のレビュー一覧を見る
わかりやすいハウツーはないが、それこそが本書の価値だと思う。子育てに必要な心構え、その一番根幹の部分を学ぶことができた気がする。時間が経ち、子育ての経験値が増えてから読み直せばきっと新たな発見がある、そう信じられる本。
研究者らしい語り口で、色々と過去の研究を引用してくれているのは面白いのだが、詳細を知りたいと思っても、いつどこで誰がした研究なのかわからないのが少しストレスだった。余白もたくさんあるので、絵もいいのだが、注釈や引用が欲しい。
紙の本
親と保育者におくる子育てでもっとも大切にすべきところ
2001/02/09 17:28
4人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:りくパパ - この投稿者のレビュー一覧を見る
子育てがこんなにも大変で、多くの親が子育ての悩みを抱えていると言われる現代日本。悩みを抱えているのは仕事を持っている母親よりもむしろ専業主婦に多いという。そして、調査結果を辿っていくと、深刻な悩みを抱えているのは、相談する相手がいない方、夫が話し相手になってくれない方に多いという傾向が見えてくるという。
子育ての悩みの背景には何があるのか、なぜこれほど世の中が便利になったにもかかわらず、これまでの人類社会で最も子育ての悩みが深いのか。この本では、著者の精神科医としての知識と経験をよりどころに分析されていく。人間は社会性を持った生き物であり、親子の関係もこれまた人間関係である。人間関係は親が子どもに伝えるべき大切なことなのに、親自身も人間関係を作る能力を育まれてこなかったし、人間関係が育たない社会になってしまっているのだ、と結論づけられる。そのような状況でどう心がけて子育てをすべきか、がていねいに語られる。
そして、子どもの年齢別に心がけるべきポイントが分かりやすく述べられている。乳児期は、「人を信頼することができるように育てる」時期。幼い子どもが望むことは何をどれだけやってあげても大丈夫だし、過保護で子どもをダメにしたという例はないのだと。幼児期は、仲間とコミュニケーションをしながら、自発性、社会性を培うことが大切な時期で、友達の役割をもっと重視すべきと指摘される。そして、「しつけはくり返し教えること、そして待つこと」。子どもは親の行動を見て学ぶから、思いやりのある子を育てるには親が思いやりのある行動をとること。小学校期は、友達とのコミュニケーションは質より量であり、逆に思春期になると、友人との深い関わりのなかで友人を鏡として自分を写してみることで自分探しをすることが大切になる。
育児の喜びは、子どもの将来に期待できる喜びと子どもの今を幸せにする喜びの2つがあるが、子どもの今を幸せにする喜びこそ大きく持つことが大切だと説かれる。逆に、将来に期待する喜びが大きいと過剰期待になってしまい、“ありのままの子どもを愛せない”ことに結びついていく。
これらの指摘の1つ1つが説得力を持つのは、精神科医として現場での治療による多くの経験と研究に裏づけられた著者ならではのものだ。
「早期教育も、なんとか自分の思いどおりに子どもをひきまわそうとする、親の虐待の例であることが多い」など、現在の子育ての否定的な特徴を鋭く指摘する点も多々あるにもかかわらず、優しく暖かく励まされ、前向きに子どもと向き合う元気を与えられるのは、本書が保育者向けの講演をもとに、著者の子どもへの愛情がそのまま詰め込まれているからであろう。
本書は、読者の子育てに大きな影響を与えずにはおかないだろう。そして、子どもの成長段階に応じて何度でも読むことで得るものが多い書である。(2001.1.26)