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紙の本
ホームズを脇役に!?
2005/12/05 17:00
4人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:太一 - この投稿者のレビュー一覧を見る
小学生の時からの愛読書、コナン・ドイルのシャーロック・ホームズ。ワトスンの視点により描かれたホームズは、偏屈で、人を寄せ付けないイメージだった。仕事以外で、人から世話を焼かれることはあっても、その逆は想像できないような孤高の人。
それが弟子を育てる? しかも若い女性をである。事件の謎解きもあるが、弟子ラッセルと師匠ホームズの関係がおもしろい。ワトスンは友人ではあったが、アシスタントという立場であった。ラッセルはパートナーになっていくのだろう。
神学を学びながらも、現代的な考え方のフェミニストであるラッセルと、ビクトリア調の老紳士ホームズが互いに信頼し、協力して事件を解決していく。2人の関係が近いがゆえに、緊張関係になるときもある。
この本は第1作目なので、大きな事件が登場せず、2人の出会いからラッセルの成長の過程がメインである。よって、ミステリとしては★1つ減らした。続刊が楽しみなシリーズである。
紙の本
パロディシリーズの開幕
2002/07/30 18:51
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:木野下 - この投稿者のレビュー一覧を見る
シリーズの第1作です。
一般的なホームズ学による年齢よりも、キング独自の設定によって若返っているホームズが登場します。彼は、サセックスの丘陵地で暮しているのですが、ある日15歳の少女メアリ・ラッセルに踏みつけられてしまいます。その少女には、優れた探偵としての素質があるということに気がついたホームズは、彼女に自分の探偵としての技術を教えて、もう一人の犯罪捜査のパートナーとするのですが……。
あとは、読んでのお楽しみ。捜査官ケイトシリーズと並ぶ、作者ローリー・キングの代表的な長編シリーズであり、現在も刊行が続けられている貴重なホームズ・パロディシリーズであり、邦訳も勧められているという段にいたっては、唯一の稀有な作品です。