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  • カテゴリ:一般
  • 発行年月:1997.6
  • 出版社: 光文社
  • レーベル: 光文社文庫
  • サイズ:16cm/395p
  • 利用対象:一般
  • ISBN:4-334-72409-4
文庫

紙の本

スナーク狩り (光文社文庫)

著者 宮部 みゆき (著)

スナーク狩り (光文社文庫)

税込 681 6pt

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みんなのレビュー155件

みんなの評価3.9

評価内訳

紙の本

まるで映画のようなストーリー

2004/04/30 23:36

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:youko327 - この投稿者のレビュー一覧を見る

あとがきで「宮部みゆきは映像を意識して書いている」とあったが、まさにその通り。特に、この後発表される模倣犯を読んだ人には是非この初期の作品も読んで貰いたいと思う。こちらの方がコンパクトにまとめられている分、登場人物の把握も楽である。たった一晩の出来事なのに、1冊の本になってしまった。それだけ内容が濃いのである。最初はあまり期待していなかった。でも、みなさんの書評を読んで読みたくなって手に取ったら、完全に嵌ってしまった。本当にお勧めの1冊です。

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紙の本

物語の終盤が、とても意外でした!

2002/07/31 23:00

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:まるチーズ - この投稿者のレビュー一覧を見る

「変わった題名だなぁ」と手にとった1冊。
おもしろくて、あっという間に読み終えてしまいました。

この小説では、スピード感のある展開もおもしろいのですが、『被害者から加害者になった人物』が、印象的でした。
特に、その二人のうちの一人が、物語の終盤でとった行動が、私にはとても意外でした。なんとなく、「直接的な復讐」かと思っていたのですが、「こんなやり方で、自分の大切な人を殺した人々を裁こうとするとは!」と、目が覚める感じでした。
もっとも、その後の展開は・・・。

読み終えたあと、少し物悲しさを感じる小説でした。しかし、物語を一貫してあるスピード感は、十分なエンターテイメントを提供してくれます。
ラストに向かって徐々に高まる緊張感は、手に汗握るものでした。

宮部みゆきさんの小説は、他の作品もそうですが、とても丁寧で、よく練られている感じがして、好きです。

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紙の本

誰が誰を殺すのか

2002/07/03 09:21

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:董丞 - この投稿者のレビュー一覧を見る

ルイス・キャロルのスナーク狩りを読んでいない私は、スナークがなんなのか全然分からなかったのですが、読まなくても全然楽しめます。
物語は6月2日大安の日曜日の8時から翌日の早朝までの、たった一晩の出来事。
登場人物は関沼慶子を筆頭にいっぱい出てきて、それぞれの視点でその一夜の出来事が順々に描かれて行くのですが、それぞれの個性や印象が強いため、誰が誰なのかという混乱はありませんでした。
最後まで誰が死んで、誰が殺すのか予想できず先が気になるのですが、とばして最後を知りたいとゆうのではなく、その1ページ先が知りたくてどんどん進んで行っちゃうのです。私自身寝る前に少し読もうかな〜と思っていて気づいたら、外が明るくなっていたくらいです(笑)。

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紙の本

スナークとは

2002/07/01 21:39

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:塔ノ上 - この投稿者のレビュー一覧を見る

疾走感のあるストーリー展開で、一気に読ませてくれる。職業作家としての宮部みゆきの実力が、いかんなく発揮された作品に思えた。復讐を取り扱った作品には、どれもどこか虚しさが残るものが多い。この作品の読後感も、やはりどこかやりきれなく、暗い気持ちになった。しかし、このやりきれなさこそ、宮部みゆきが、この作品で伝えたかったことなのではないだろうか。1992年に発表されたこの作品は、今現在取りざたされている問題を、的確に描き出している。今ようやく人々が関心を持ち始めた問題に、早々と警告を鳴らしている。その実力こそ、著者の作品が、多くの人々の心を捉える理由のひとつだろう。スナークとは何か、最後までわからなかった。その正体を理解できる日が、いつかくればいいな、と思った。

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紙の本

交差する哀しみの暴発。そこに巻き込まれた人々

2002/06/30 08:35

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:くろねこ - この投稿者のレビュー一覧を見る

タイトルのスナークとは何か、最後まで分からずに読んでいました。
でも、哀しい、人の心って、あまりにも哀しいですね。
憎しみは、たとえそれが、どれほど正当なものであっても、
心を蝕んでしまう。

まず、慶子。
お金持ちで、甘やかされた少女。
人と付き合ったらいいのかがうまく分からずに、安易な方法に頼ってしまい、
それを、1番傷付く方法で利用された彼女。
その傷を治す方法なんて見付からない。
散弾銃を持って、彼の結婚式に乗り込む以外には。

織口邦男。
慶子が銃を持っていることを知り、自らの計画のためにそれを奪っていった男。
なんのために?

そんな2人のために、車を走らせる若い男女。
2人は、織口に追いつくことができるのか?

司法制度では、裁けない罪がある。
それを逆手に取る奴がいる。
そんな風にして傷付けられた人の心は、どうやって癒されればいいのでしょう。
「私刑」、「私的な復讐」が正しいとは思いません。
でも、そういう方法でしか裁くことのできない悪人を、
野放しにしていいのでしょうか。

もちろん、犯人を殺したからといって、踏みにじられたものが元に戻りはしません。
失われたものが帰ってはきません。
でも、そいつが、のうのうと生きていくことに、どうして被害者が
耐えなくてはならないのでしょう。
なのに、どす黒い憎しみに心をゆだねることは、自らの心のある部分を
失ってしまうことだなんて、あんまりです。

慶子と織口の、交差する悲しみ。
思いがけずそこに行き合わせた神谷親子。
深夜の車内での思い掛けない打ち明け話。
言葉を失った幼い少年の心の傷を思うと、胸が痛みます。
彼らの存在が、せめてもの救い。
小さな灯りのように、希望を灯してくれます。
憎しみに突き動かされた他の人たちも、それを乗り越えて、
強く生きていってくれるようにと。

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紙の本

活字から臨場感が伝わる一冊。

2009/09/10 02:15

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:オレンジマリー - この投稿者のレビュー一覧を見る

 まるでドラマか映画を観ているように読み進めることができる、視聴覚的な一冊だ。読書しているはずなのに、映像が脳裏に流れていく。それぞれの登場人物たちの緊迫感や恐怖感もリアルに伝わってくる。銃の知識は皆無である私だけれど、繊細な描写である程度の想像は出来たし、銃弾の名称もゲームの『バイオハザード』をやった事があるのでどれほどの威力を持っているかも想像ついた。

 慶子の散弾銃が、会社の同僚たちには「お父さん」感覚で親しまれている織口によって盗まれるが、その銃はわけあって物凄く危険である。彼の行き先に目処が立っていた同僚、修二が追跡する。時間差で警察も動き出すが、それぞれの視点から、同時に物事は進行していく。慶子には慶子の身の危険が迫り、何も知らない織口は順調に北上していくし、修二は範子と共に織口の行方を追っていった。

 織口や修二らが北上していく時、途中でいくつかの休憩所がある。そこで長距離トラックの運転手や長距離バスが立ち寄り、一服したりトイレ休憩を取ったりする。そっちの方面出身の友人から聞いた話だと、本当に本書に登場してくる休憩所にはある旅行会社の長距離バスが停まり、乗客たちは休憩をするんだとか。宮部みゆきはきちんとそれをおさえ、描写しているので現実味が濃い。

 残酷な殺され方をした織口のかつての妻と娘、その犯人達の思惑には痛々しいものがある。酷い手口で殺人を犯しておいて、周囲をいかに欺いて現状を打破していくかと、反省どころかそこに頭を働かせる犯人達。法律は時によって被害を被った人々には無力なのかもしれないと思った。

 人は、同じ状況を味わってこそその時の気持ちが分かる生き物だと思う。人を殺めた人たちは、逆に殺められるその瞬間にこそ被害者の気持ちが分かるのかもしれない。日本では、アメリカのように罪の重さによって刑の年数が増していくわけではないので、アメリカの凶悪犯罪者に懲役130年の実刑の判決が下ったりすると少し妙な心持もしたけれど、その方が人の生命の重さもひしひしと伝わるケースも確かにある。実刑130年なんて、終身刑よりも重みがあるように思えるのは、私だけだろうか。牢屋で生涯を終えてもなお、その罪は終わらないような響きがある。

 だけど一つ、物語の終止符の打ち方が納得いかなかった。より良い終わり方があるような気がしてならないので、★一つを削りました。正当防衛とはいえ、人を殺めてしまった修二へ向けられる他者の目、居た堪れない。ある意味、物語は問題を残したまま終了している。エンディング以外の展開には目を瞠るものがあり、見事でした。

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紙の本

みごとな職人芸の一作

2002/04/26 05:39

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ファニー・ヒル - この投稿者のレビュー一覧を見る

慶子は散弾銃を持って結婚式の会場に向かっていた。結婚するのは、自分を利用して捨て、今は弁護士のタマゴとして出世の階段を昇ろうとしている元恋人、国分。
釣具店に勤める織口は、鉛を買いに来た慶子が銃を持っていることを知る。
明日の金沢での公判を前にして、織口はどうしてもその銃が必要だった。
おだやかで同僚から「お父さん」と呼ばれて慕われている織口。そんなごく普通の中年男の心の暗闇を唯一知る、職場の若手修治は、今晩織口の様子がどこかいつもと違っていたのが気にかかっていた。
なんだか、まるでもう2度と会えないような気がする。

宮部みゆきは本当にうまい、と思う。
どれを読んでもはずれがないし、ストーリーの破綻やご都合主義の甘さもないので、安心して読める。
これも納得できる終わり方で、しかも後味は決して悪くないところが良かった。

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紙の本

迫真のサスペンス

2001/01/23 19:54

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:真  - この投稿者のレビュー一覧を見る

 宮部みゆきはジャンルを問わない幅広い作品で、読者を楽しませてくれるが、本書はサスペンスに重点を置いた作品である。
 人々の視点が次々に変わっていき、スピィーディーに話が展開していく為、読者を飽きさせない。そして終盤、ラストに向かって
 様々な人物が、一つに収束していくところは圧巻である。
 いろいろと考えさせられる話ではあるが、なによりも読者の心を掴んで離さない、作者のテクニックに感心した。

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紙の本

犯罪に対して無力な法律

2004/07/04 18:16

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:luke - この投稿者のレビュー一覧を見る

 宮部みゆき「スナーク狩り」です。題名から内容を窺い知る事の出来ない本です。スナークとは? まあ、明かさない方が良いので(明かしても小説の価値を減少させるものではありませんが)明かしませんが、明かされる時にテーマが見えてきます。しかし、犯罪に対して法律を含めていかに我々は無力なのか知らされますね。

 裏切られた元恋人の結婚式へ散弾銃を持ち込んで現れた女性。お客の一人が女性が銃を所持している事を知って奪おうとする者。職場の信頼している年上の同僚の覚悟の行動を阻止しようと追う若者。貢がせた女性がじゃんになり殺害しようと襲う者。残虐非道な犯罪を犯し裁判にかけられる者。いくつもの人間関係がが交錯し一つに合わさる時、スナークが…。

 犯罪とは償えるものなのでしょうか。償いとは何をもって償いとするのでしょうか。犯罪被害者の無念は報われるのか。…昨今の凶悪犯罪は目に余るものがあり、人の命がこうも簡単に奪われてしまう現実に為すすべもないのが実情ですね。罪に匹敵した罰が与えられているのだろうかと刑の軽さに驚く事もしばしばです。犯罪の自覚すら心に浮かぶことなく躊躇もせずに犯す人々に果たして更正が必要なのだろうか疑問です。スナーク狩りがスナークにならない為にも替わりに法律がスナークにならなければならない現実がすぐそこまで来ているのだ。

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