意識と物質との関係を考える上で、チャールズ・フランクリンが完成させた「ベル連続体理論」は極めて示唆に富んでいる。といっても、これは小説の上での話。グレッグ・ベアの『火星転移』第三部でのチャールズのレクチャーによれば、素粒子は231ビットの情報量をもつ記述子をもっており、そこには「物質、電荷、スピン、量子状態、運動エネルギーおよび位置エネルギーの成分、ほかの素粒子との関係で見た空間的位置、時間的位置といったものを含む情報」が記されている。 そしてすべての素粒子は、関連のある性質のすべての記述子が含まれた情報マトリックスのなかに存在していて、ベル連続体を通じて自分の性質と状態に関する情報をほかの…
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