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- カテゴリ:小学生
- 発行年月:1994.4
- 出版社: 架空社
- サイズ:30cm/1冊
- 利用対象:小学生
- ISBN:4-906268-61-7
紙の本
きんぎょのおつかい
太郎さんは駿河台の菊雄さんのところへおつかいをやらなければならないのですが、女中の梅やが病気なので、きんぎょの赤と白とぶちをおつかいに行かせることにしました…。与謝野晶子...
きんぎょのおつかい
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商品説明
太郎さんは駿河台の菊雄さんのところへおつかいをやらなければならないのですが、女中の梅やが病気なので、きんぎょの赤と白とぶちをおつかいに行かせることにしました…。与謝野晶子の文をもとにした絵本。【「TRC MARC」の商品解説】
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紙の本
すごくいい!大好き!
2013/04/04 01:22
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:カブちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る
10年くらい前に図書館で見つけました。大正時代的な絵に惹かれて絵本をとったのですが、なんと与謝野晶子作と知りびっくり!
文章もかわいい。きんぎょの名前ががあかさんやらぶちさんやらでてくるのです。電車に乗っておつかいに行くのだけど電車の中で息ができなくなり、車掌さんがアルミのたらいを持ってくるのもまたいい。
帰りにおふのお駄賃をもらったと思うのですが(だいぶ前に読んだきりなのでおぼろげですみません)手がないのでおふを送ってもらったと思います。それも又かわいい。
とにかく子どもより私が気に入った絵本です。絶対購入しようと思っています。
紙の本
与謝野晶子の名作絵本で復活
2000/08/01 15:18
4人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:赤木かん子 - この投稿者のレビュー一覧を見る
この絵本の作者はあの!あの与謝野晶子です、なんと。
彼女が人の子どもを生んでいたのは知っていましたが、お話まで書いていたとは知りませんでした。
でも、文章がうまくて子どもが生まれて可愛がっていたら・・・。そりゃ、お話のひとつやふたつ、つくるだろうからね。今まで世に忘れられてたほうが不思議、なのかもしれません。
お話はとてもシュール。
きんぎょが三匹、新宿すていしょんから省線(今のJRね)でお茶の水すていしょんまでのって、おつかいにいくのです。
きんぎょが?水なしで平気なの?と思った次のページで案の定、息ができない、苦しい、と、じたばたしたきんぎょたちは親切な駅員がもってきてくれた水入りのタライに入り、やれやれとようやくほっとして旅をしてお茶の水につき、おつかいを頼まれたおうちに行って、(ただしなんでいかなきゃならなかったのかは、つまりおつかいの内容は書いてません。こういうとこってホント、うまいよ。彼女ってとてもよく子どもを知ってたんだね)帰りはもっとゆったりと窓の外の景色をみるゆとりももって、無事に帰ってきます。
これはレトロチックな絵も良かった!
このお話を発注してこの絵をつける…ということを考えた編集者にお礼を。
その人がいなければこのお話は永遠に埋もれたままだったかもしれないのです。
編集者っていうのは本当に“本を作る”人なんだね。
もちろんこのお話を書いた与謝野晶子にも脱帽。だって極上品だよ。
彼女ってやっぱり天才だったんだね。
当時、彼女を活かそうと思った編集者っていなかったのかなぁ。
とりあえず、一度は子どもたちに読んでやって欲しい一冊です。Y・Aにもいいよ。