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銀河帝国の崩壊 (創元SF文庫)
数億年の未来。銀河帝国は崩壊し、宇宙に雄飛した人類は砂漠と化した地球の一角で〈侵略者〉を恐れてかろうじて生存していた。禁断の好奇心にみせられた少年アルビンは他の天体の知性...
銀河帝国の崩壊 (創元SF文庫)
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商品説明
数億年の未来。銀河帝国は崩壊し、宇宙に雄飛した人類は砂漠と化した地球の一角で〈侵略者〉を恐れてかろうじて生存していた。禁断の好奇心にみせられた少年アルビンは他の天体の知性体を求めて宇宙へ旅立つ。純粋知性体に出会って解明される人類の歴史。再びよみがえる地球、壮大な人類と宇宙の大叙事詩がここに展開する。(『都市と星』の原型となった傑作)
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クラークの長篇第一作
2001/11/24 02:39
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:トリフィド - この投稿者のレビュー一覧を見る
クラークの記念すべき処女長篇である。
何億年ものはるか未来、かつて銀河に雄飛した人類は、一面の砂漠と化した地球の一角で最後の都市ダイアスパーにひっそりと隠れ住み、この超絶的な科学技術が実現した、理想郷の心地よい安寧に満足して暮らしている。「外」を異常に恐れる都市の人々の中にあって、アルビン少年は都市の外の未知の世界への渇望に取り憑かれ、やがて都市の外へと旅立つ。そして停滞していた歴史はふたたび動き出し、やがて人類はふたたび宇宙を取りもどす。
クラークらしい壮大なヴィジョンが展開され、読者の眼差しを遠い宇宙へと向けさせる、彼方への熱い想いに満ちた物語である。クラークはこのテーマがだいぶお気に入りと見えて、のちに同じテーマで『都市と星』(絶版である)という作品を書いている。しかし、どちらが良いかについてはいろいろな意見を聞く。
クラークが好きな人はお見逃しなく。