紙の本
すごくよかった!
2020/11/14 10:51
2人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:owls - この投稿者のレビュー一覧を見る
シュメール人のことを知りたくて、ギルガメシュ叙事詩にたどりつきました。まずは、絵本だと読みやすいかと思って読んでみると、すごくよかった!絵は繊細で、古代のメソポタミアの雰囲気が伝わってくるよう。5000年ほど前に粘土板に楔型文字でかかれた物語が現代で読める幸せを感じました。
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世界最古のものがたり。高校世界史をちょっとだけ勉強して興味を持ちました。(高校のときは選択しませんでした。残念)いにしえの図案も美しく三部作全部読みたいです。
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これはすごいです!久々の迫力絵本!
メソポタミア神話に登場する英雄ギルガメシュ、その昔、歴史の資料集で名前しか聞いたことがなかった人物です。彼の叙事詩をもとにした絵本。
『ギルガメシュ王ものがたり』では、暴君として君臨していたギルガメシュが、森に住むエンキドゥとの戦いの中で人の心を得ます。そして友情をたたえながらよき王となるまでが描かれます。
続巻の『ギルガメシュ王のたたかい』では、人々のために怪物を退治する、強きギルガメシュに愛を拒まれた女神の嫉妬が町を襲います。
絵が美しい!!!
精緻な書き込みぶりに見惚れてしまいますです!!
話のスケールの大きさもさることながら、たたかいの場面の迫力は他の絵本にはない!
「叙事詩」とはこういうものなのだ、と、絵が語る。
そして『ギルガメシュ王のたたかい』で訪れる悲劇には、母も読みながら鼻の奥がつんとなりました(涙)。
息子と読みましたが、6歳、4歳、目がまじでした。
実は『ギルガメシュ王さいごのたび』がこのあとに続きます。未読です。読みたい!!
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これはおもしろかった、
カレル・ゼマン ルドミラ・ゼマン
ギルガメシュ王の話ってのを、
てっきり西洋の話だと考えてたから、
読んでみてだいぶ、
地中海の歴史ってのを考えさせられた。
文明中心は、やっぱチグリス・ユーフラテスなんだね。
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壮大なスケールで描かれた物語。国を守るために戦う王の姿を見て、「こんなでっかいことができるんだ!」って、男の子の方がぴったりくるかも。
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独特な異国感と精緻な絵がすてき。ギルガメシュという名前は歴史の授業だか何かで聞いたことがあったけれど、こういうお話なのか。続きも読みたいな。
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齋藤孝著書の「読書入門」の推薦本。
実はメソポタミア時代からの話だそうだ。
人生の要素(わびさびみたいなもの)がすべて込められている、感じがした。
続編で「ギルガメシュ王のたたかい」、「ギルガメシュ王最後の冒険」もある。
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絵本三作通してのレビューです。
ギルガメシュ叙事詩を本格的に読む前に、入り口として読んでみました。
メソポタミア文明の全身であるシュメール人は大変謎多い人々です。
彼らの残した世界最古とも言われる物語を記した粘土板は、
実は欠損も激しく、抜け落ちている部分も多数あるのですが、
それを感じさせず、また、歴史的な前知識を持たなくても、純粋に寓話として楽しめました。
泥人形「エンキドゥ」との友情、フンババとの戦い、不死を求める旅、ノアの方舟を思わせる説話など、
有名エピソードが非常に読みやすく書かれていました。
ただ、絵本の本来のターゲットの子供向けかというと、
さすがに難しいかなと思いました。
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評論家の齋藤孝さんのお薦めだったので岩波のネットで買いました。
世界最古の物語が書かれた時の本当の意図や背景が気になります。
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世界で一番古い物語『ギルガメシュ叙事詩』の子供向け絵本。ルドミラ・ゼーマンの絵が世界観を出していて素晴らしい。この巻は、何よりも友情が尊いことを教えてくれる。
出口治明氏の著書に紹介があって読みきかせました。
小1の息子にメッセージは伝わったかな?エンキドゥが、戦いに敗れ城壁から落ちそうになったギルガメシュ王を何故助けるのか。
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シュメール人の王の話。
世界最古の物語だし、時代とか文化とか全然違うけど、
人がやること、考えること、感じることは、
結構同じなんだなって思った
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前から、世界最古の叙事詩と言われるこの本を読みたいと思っていて、図書館にあったので手にとって読んだ。
まず、絵が素晴らしい!
話は、5000年以上昔に、メソポタミアで粘土板に楔形文字で記されていたもので、以下の3人が出てくる。
ギルガメシュは、友達がいない人嫌いの王様
シャマトは、歌の上手い美女
エンキドゥは、動物と仲良しの世界一強い人
話としては、喧嘩して仲良くなる的な感じでは有るが、5000年前に文章として残っていたという点を思い描きながら読むと絵の綺麗さも相まって、没入感を得られるかも。
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以前読んだ時は、絵の美しさばかりに目がとられたけど
読んでいただくとギルガメシュの人間性のことが心に残る
淋しいから攻撃的になったり、保守的になったりするのかな
5000年前も現在も変わらない気がします
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古代のものがたりは、ぜひ子供に読ませたい。5000年以上前の人間も、悲しさに涙を流し、人のやさしさに冷えた心が暖かくなり、友情の大切さを感じている。
いかに文明や科学技術が進もうが、人間であるということが、どれほどすばらしいものであるか。
人を信じ、人を愛せる子供に育ってほしい。
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2020年5月4日、コロナウイルスによる非常事態宣言継続中のなか、この本を読みました。優れた物語は、どの時代でも固有のメッセージを持ち続け、宝石のような輝きを失わない。子供にも読ませようと思いました。