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  • カテゴリ:一般 研究者
  • 発行年月:1992.10
  • 出版社: 筑摩書房
  • レーベル: ちくま学芸文庫
  • サイズ:15cm/455p
  • 利用対象:一般 研究者
  • ISBN:4-480-08022-8
文庫

紙の本

正法眼蔵随聞記 (ちくま学芸文庫)

著者 道元 (述),孤雲懐奘 (編),水野 弥穂子 (訳)

正法眼蔵随聞記 (ちくま学芸文庫)

税込 1,320 12pt

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みんなのレビュー6件

みんなの評価3.7

評価内訳

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紙の本

「はづ」。

2008/11/02 18:35

8人中、5人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:和田浦海岸 - この投稿者のレビュー一覧を見る

水野弥穂子による「正法眼蔵随聞記」の現代語訳はわかりやすく、スラスラと読め、私は、これでやっとその内容が理解できました。
以前、岩波文庫の正法眼蔵随聞記を読んで、まるで念仏でも聞いている感じでおりました。現代語訳は、その原文の霞みが晴れて、みごとな展望がひらけたような気分。

ところで、ルース・ベネディクトでしたっけ。日本人は「恥の文化」だと規程したのは。この正法眼蔵随聞記を現代語訳で読み通すと、その「恥」について、あれこれと思い浮かぶのでした。
この本の、はじまりは「はづくべんば明眼(みょうがん)の人をはづべし」とあります。この現代語訳はといいますと、「道元禅士が教えて言われた。人の批判を気にするなら、物の道理の見通せる人からの批判を気にすべきである。」

「卑下」という言葉も注目したくなります。
随聞記1-13には
「今の人も然るべし。我が身おろかなれば、鈍なればと卑下する事なかれ。今生に発心せずんば何の時をか待ツべき。好むには必ず得べきなり。」

随聞記2-13
ここは現代語訳で引用しておきましょう。
「だれといって、最初から道心のある人などがあろうか。ただこのように、おこしにくい道心をおこし、行じにくい仏道を行ずると、おのずと進歩するのである。人は皆仏性があるのだ。いたずらに卑下してはならない。また言われた。文選(もんぜん)に『一国は一人のために興り、先賢は後愚のためにすたる。』と言っている。その説くところは、国に一人の賢者が出なければ、先賢の跡はすたれてしまうというのである。この意味をよく考えよ。」

さてっと、岩波文庫の原文でも解説によってこの箇所だけは、注目して読んだところがあります。随聞記5-4「嘉禎二年・・」とはじまります。ここは原文の味わいが素人にも伝わる箇所でした。

「玉は琢磨によりて器となる。人は練磨によりて仁となる。何の玉かはじめより光有ル。誰人か初心より利なる。必ずみがくべし、すべからく練ルベシ。自ら卑下して学道をゆるくする事なかれ。・・・」

随聞記5-7-1。こちらは現代語訳で引用。

「むかしの言葉に、『得意になって上古のすぐれた人に等しかろうと思ってはならない。また卑屈になって下賎に等しかろうと思ってはならない。』と言っているが、得意になるのも卑屈になるのも、ともに慢心である。高い所にいても、自らへりくだることを忘れてはいけない。安全と思っていても危険のあることを忘れてはならない。・・・・」

随聞記5-12。こちらも現代語訳で。

「出家人はもともと財物は持たないのであるから、知恵や功徳を宝とする。・・・小人というものは、ちょっとした荒い言葉にも、すぐ腹を立て、恥をかかされたと思うのである。大人は、そういうことはない。たとい、打たれても、しかえしなどは考えない。この国には小人が多い。気をつけなくてはならない。」



ところで、現代の「明眼の人」を探すとしたら、あなたならどなたを思いうかべるでしょうか。ちなみに、私が思い浮かべるとしたら、渡部昇一氏。氏が2008年10月10日産経新聞「正論」欄に書いた文に、こんな箇所がありました。

「戦後を体験した人間として不思議に思うのは、敗戦直後の日本の政治家が、チャイナやコリアに卑屈でなかったことである。それが講和条約締結から時間が経つにつれて、だんだん卑屈度が増してきているという印象があるのだ。」
そして、渡部氏は、その理由を掘り下げておられるのでした。
もう古新聞ですので、捜して読むのにめんどうだと思うならば、今発売の12月号の「諸君」「WiLL」のどちでも。そのどちらにも渡部氏が書いております(もっとも雑誌では文中に「卑屈度」という言葉は、無かったようです)。テーマは別ですが、繰り返しの煩を厭わず、分かりやすく語りかけております。
こういう雑誌など、すぐに消えてしまうじゃないかと思う方も、おありでしょうけれど、そういう方には、「正法眼蔵随聞記」に、こんなくだりがございます。

「また、ある時、僧正の弟子の僧が、『今の健仁寺の寺の敷地は、加茂川の川原に近いから、後世、洪水にあう危険がありましょう。』と言った。僧正は、『われわれは、後世になって寺がなくなる心配までしてはならない。インドの祇園精舎でさえも、礎石だけしか残っていないが、それでも寺院建立の功徳はなくなりはしない。後代はどうあろうとも、今さしあたって一年でも半年でも、ここで修行が行われる功徳は、莫大なものなのであろう。』と言われた。・・・栄西禅師はまたこのような道理を考えておいでになったのである。そのお心の高さを、ほんとうに考えてみなくてはならない。」(随聞記3-2)

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