サイト内検索

詳細検索

ヘルプ

セーフサーチについて

性的・暴力的に過激な表現が含まれる作品の表示を調整できる機能です。
ご利用当初は「セーフサーチ」が「ON」に設定されており、性的・暴力的に過激な表現が含まれる作品の表示が制限されています。
全ての作品を表示するためには「OFF」にしてご覧ください。
※セーフサーチを「OFF」にすると、アダルト認証ページで「はい」を選択した状態になります。
※セーフサーチを「OFF」から「ON」に戻すと、次ページの表示もしくはページ更新後に認証が入ります。

e-hon連携キャンペーン ~5/31

「honto 本の通販ストア」サービス終了及び外部通販ストア連携開始のお知らせ
詳細はこちらをご確認ください。

電子書籍化お知らせメール

商品が電子書籍化すると、メールでお知らせする機能です。
「メールを登録する」ボタンを押して登録完了です。
キャンセルをご希望の場合は、同じ場所から「メール登録を解除する」を押してください。

電子書籍化したら知らせてほしい

  • みんなの評価 5つ星のうち 4.6 7件
  • あなたの評価 評価して"My本棚"に追加 評価ありがとうございます。×
  • カテゴリ:小学生 一般
  • 発行年月:1992.5
  • 出版社: 偕成社
  • サイズ:29cm/35p
  • 利用対象:小学生 一般
  • ISBN:4-03-963500-0
絵本

紙の本

おきなぐさ/いちょうの実 (日本の童話名作選)

著者 宮沢 賢治 (作),たかし たかこ (絵)

おきなぐさ/いちょうの実 (日本の童話名作選)

税込 1,760 16pt

予約購入とは

まだ販売されていない電子書籍の予約ができます。予約すると、販売開始日に自動的に決済されて本が読めます。

  • 商品は販売開始日にダウンロード可能となります。
  • 価格と販売開始日は変更となる可能性があります。
  • ポイント・クーポンはご利用いただけません。
  • 間違えて予約購入しても、予約一覧から簡単にキャンセルができます。
  • honto会員とクレジットカードの登録が必要です。未登録でも、ボタンを押せばスムーズにご案内します。

予約購入について詳しく見る

ワンステップ購入とは

ワンステップ購入とは、ボタンを1回押すだけでカートを通らずに電子書籍を購入できる機能です。

こんな方にオススメ

  • とにかくすぐ読みたい
  • 購入までの手間を省きたい
  • ポイント・クーポンはご利用いただけません。
  • 間違えて購入しても、完了ページもしくは購入履歴詳細から簡単にキャンセルができます。
  • 初めてのご利用でボタンを押すと会員登録(無料)をご案内します。購入する場合はクレジットカード登録までご案内します。

キャンセルについて詳しく見る

このセットに含まれる商品

前へ戻る

  • 対象はありません

次に進む

あわせて読みたい本

この商品に興味のある人は、こんな商品にも興味があります。

前へ戻る

  • 対象はありません

次に進む

この著者・アーティストの他の商品

前へ戻る

  • 対象はありません

次に進む

みんなのレビュー7件

みんなの評価4.6

評価内訳

  • 星 5 (4件)
  • 星 4 (0件)
  • 星 3 (1件)
  • 星 2 (0件)
  • 星 1 (0件)

紙の本

たかしたかこさんのやさしい色彩の絵の中で、美しく昇華された賢治の死生観や宇宙観を感じてみませんか。

2005/02/21 19:56

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:まざあぐうす - この投稿者のレビュー一覧を見る

 「うずのしゅげを知っていますか。」という語りで始まる宮澤賢治の『おきなぐさ』の物語です。「おきなぐさ」と呼ばれる「うずのしゅげ」を見たことのない私は、この絵本を開いて、その花の美しさにすっかり見入ってしまいました。
 「ごらんなさい。この花は黒繻子ででもこしらえた変わり型のコップのように見えますが、その黒いのは、たとえば葡萄酒が黒く見えるのと同じです。」という賢治の語りに、私の想像力が及ばなかった微妙な色合いや蟻と語り合う花びらの動きが繊細に描かれています。

 賢治は、自然の中の草花や小さな生き物から言葉を聞くことができる不思議な能力の持ち主でした。小岩井農場の七ツ森のいちばん西のはずれの西側の枯れ草の中に咲く二本の「うずのしゅげ」の言葉に耳を傾けています。
 「お日さまは何べんも雲にかくされて銀の鏡のように白く光ったり、又かがやいて大きな宝石のように蒼ぞらの淵にかかったりしました。」と雲や空の動きを詩的に語り、「その変幻の光の奇術の中で、夢よりもしずかにはなしました。」と賢治の語りは続きます。
 「変幻の光の奇術」の空の光と雲と小岩井農場の西の果ての風景が虹のような美しい色合いで描かれていて、賢治の世界にすっぽりと浸ってしまうことができそうです。
 雲を見ながら、雲のようすを語り合う「うずのしゅげ」、そこへ一匹の雲雀がやってきます。雲雀と語り合う「うずのしゅげ」、それから二ヵ月後の「うずのしゅげ」は、すっかりふさふさした銀の房になっていました。
 「どうです。飛んでゆくのはいやですか。」と問う雲雀に「なんともありません。僕たちの仕事はもう済んだんです。」と答える「うずのしゅげ」の銀の房。
「…飛んだってどこへ行ったって、野はらはお日さんのひかりで一杯ですよ。僕たちばらばらになろうたって、どこかのたまり水の上に落ちようたって、お日さんちゃんと見ていらっしゃるんですよ。」という「うずのしゅげ」。
 「うずのしゅげ」は、奇麗なすきとおった風とともに北の方へ飛んでゆきました。さて、賢治の語る「うずのしゅげ」は、それからどうなったのでしょうか。
 
 賢治の作品は、間口が狭いと感じることがたびたびあります。その狭い間口を見つけてもすんなり入っていけるわけではありませんが、絵の力によって、賢治の語る世界に入ることができることを知らされました。

 賢治の死生観や宇宙観が、『おきなぐさ』と『いちょうの実』という短い物語の中にちりばめられていることを感じます。たかしたかこさんのやさしい色彩の絵の中で、美しく昇華された賢治の死生観や宇宙観を感じてみませんか。

 ほのぼの文庫はこちらです。

このレビューは役に立ちましたか? はい いいえ

報告する

2012/05/06 16:18

投稿元:ブクログ

レビューを見る

2014/10/11 09:50

投稿元:ブクログ

レビューを見る

2017/03/24 19:12

投稿元:ブクログ

レビューを見る

2019/09/15 21:45

投稿元:ブクログ

レビューを見る

2023/07/17 10:53

投稿元:ブクログ

レビューを見る

2023/10/03 20:14

投稿元:ブクログ

レビューを見る

×

hontoからおトクな情報をお届けします!

割引きクーポンや人気の特集ページ、ほしい本の値下げ情報などをプッシュ通知でいち早くお届けします。