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紙の本
結婚とは何か?悩める人に。
2002/05/22 21:52
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:森亜夫 - この投稿者のレビュー一覧を見る
結婚とは、何か。
結婚するかどうか。
そんなことで、悩むひとも多いだろう。著者福島は、戸籍制度から現行の結婚制度を見直してみせる。すると、すでに過去の遺物となったはずの「家制度」が戸籍というものを通じてたしかに生き残っていることがわかる。戸籍制にともなう同姓結婚によって、女性は、「うちの嫁」になって「片づく」。そして、「内助の功に励む」というからくりだ。
福島は、その戸籍制度がいかに国家権力にとって都合がいいものか、女性を抑圧するものとなっているのか……を各国との比較で述べていく。
その後、家族法について、問題点を明確にし、夫婦別姓の根拠を披瀝する。
家族の問題、制度や法の問題を考えるためには、必須の一冊。
親しみやすいイラストも好感が持てる。
しかし、『ザ・フェミニズム』に書かれているように、「夫婦別姓? あほくさ」というフェミニストたちがいることも事実。
この本は一九九二年に書かれており、そのような問いや違和感には答えていない。そのため、★を少し辛くした。