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  • カテゴリ:一般
  • 発売日:1992/01/21
  • 出版社: 岩波書店
  • レーベル: 岩波新書 新赤版
  • サイズ:18cm/208p
  • 利用対象:一般
  • ISBN:4-00-430204-8
新書

紙の本

民族という名の宗教 人をまとめる原理・排除する原理 (岩波新書 新赤版)

著者 なだ いなだ (著)

民族という名の宗教 人をまとめる原理・排除する原理 (岩波新書 新赤版)

税込 770 7pt

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みんなのレビュー17件

みんなの評価4.0

評価内訳

紙の本

同じ地球人として

2007/04/04 19:42

8人中、7人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:りっちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る

なだいなだ氏と、17年前に社会主義を半分くらいは正しいと信じていて、今は胸の真ん中にポッカリ穴があいてしまったというA君との対話。
二人は人をまとめる原理と、その裏返しの人を排除する原理について考えていきます。地球儀を間に置いて・・・
なださんの博識と独特の整理で、色んなことがすっきり理解ができたようだよ。
人間と類人猿との大きな違いの一つが犬歯だって知ってた?肉体的な武器を一切持たないのが人類。肉体的に強い種のオスは、発情期になると他のオスと争うでしょう?でも人間は性欲もコントロールし、結婚も集団に認められる永続的なもの。争うことが無用となり、男同士も協力できる。それでマンモスのような大きな獲物も捕らえることができるようになった。すごいなぁ。
で、衝動的でもなく、血が濃くなる心配もない結婚の方法が、親が決める結婚。近親結婚にならないように、違う血族ともお付き合いが必要だから、血族関係だけを大事にするのとは、まったく違うのだけれど、血族を意識する。そうしてできた集団には、面倒なしきたりや上下関係を重視した言葉遣いなどがあって、結構緊張した関係。お互いの小集団の無駄な攻撃性をガチッと押さえ込んでもいた。個人としてはがんじがらめ?でも、それなりに集団をまとめるシステムとしては良くできていたのかもしれないねぇ。
日本なら、縄文から弥生への変化。定着した農業は、食糧の増産ができ、巨大な集団ができ、専門の戦闘集団や行政組織も作られる。文字もできて記録に残る歴史が作られる。熊襲や蝦夷は蛮族として記録され、女神が先に口をきいたから変な子が生まれたと言いがかりをつけられ、大和民族は天照大神の子孫ってことになっちゃった。日本の近代化にこの神話が利用されたのね。
ローマ帝国にはキリスト教。宗教もいいけれど、「神はこう言った。だから文句を言わずに従え」的に使われたらたまったもんじゃない。
日本は国内の悲惨を国家の枠内で解決しようと悲惨の輸出つまり侵略をしたのだわね。最終的に、それにのっかった日本国民も、侵略されたアジアの諸国民も辛酸をなめたのだよねぇ。
なださんは「戦争は平和を持ちきたすために行われた」って。口実にせよ、そうでも言わなくては誰も殺し合いなんかしないものね。狩猟型部族なら、地球が広い頃は、逃げるだけで良かったのに、定住型になると戦いも残酷になったそうだよ。今はもっとだねぇ。核も生物兵器も特にアメリカに一杯あるし・・・
ホロコーストのおかげで、ユダヤ人も苦労したけど、「ここは自分の土地だ。2千年前に祖先が住んでいたと聖書に書いてある。どいてくれ」とは御無体な!!ユーゴ紛争についても分かりやすく書いてある。
なだいなだ氏は、「宗教も、ナショナリズムも、社会主義も、人をまとめる原理としてみてみよう。どれもみな未来を約束している。希望を与えてきたのさ。宗教はこの地上を越えたところに理想社会を。ナショナリズムはその中で一人一人が平等な自分たちの国を約束してくれた。そして社会主義は、国境のない世界、差別のない世界を、みな未来に約束してきたんだ。約束は未来にしかできなけどね。しかも、その社会を、自分たちが参加して、力を合わせれば作り上げることができる、という約束だった」「戦争は民衆の視点からもっと大きな悲惨を生む。その視点を持つことができたのは、社会主義者だった。・・・百年以上も前に国際化を行っていたのが社会主義者たちだった。こう考えれば社会主義を粗大ごみにしてしまうのは惜しいだろう?」という。うん、公害問題だって、環境問題だって、差別問題だって、そういう視点がないと解決できないよね。
みんな“同じ労働者”というくくりではなく、みんな“同じ地球人”というくくりにしてくれれば、もっと私には、ぴったりに思える。地球を大事にしよう!

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紙の本

結果論としてのフィクション

2012/01/21 10:27

4人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:Genpyon - この投稿者のレビュー一覧を見る

「民族という名の宗教」というタイトルの著書だが、著書の主眼は、社会主義の好意的な再評価にある。

本著では、人間という種を集団を作ることによって繁栄をなしえた種と規定し、宗教や民族は人間を集団としてまとめるために作られたフィクションにすぎない、という著者の見解がしめされる。

そして、社会主義もまた、実践的理論としてはフィクションであったとしか評価できないとしても、人間を集団としてまとめる力という点に限れば、発展途上国の独立などの事実を根拠として、好意的な評価が可能だとする。

さらに、社会主義は、資本家と労働者という階級的な視点を持つため、民族や宗教の限界を超えて地球規模で人間を集団としてまとめることができ、そして、この点こそが社会主義の思想が歴史を超えて将来的に存続しうる根拠だと、著者は続ける。

なるほど、それは理屈としては正しいかもしれない。

しかし、本著でも取り上げられているように、旧社会主義国家であるユーゴスラビアが、結局、民族国家に分裂してしまったことを考えれば、社会主義が人間を集団としてまとめる力は、結局、民族が人間を集団としてまとめる力に及ばなかったということもできないわけではない。

その意味では、社会主義が人間を集団としてまとめる力もまた、フィクションにすぎないとも考えることができることになる。

そして、もし、社会主義が人間を集団としてまとめる力もまたフィクションなのだとすれば、発展途上国独立などの事実を結果論として歴史的に評価することは可能であっても、そのフィクションが将来に渡っても有効である保証は、どこにもないのではないだろうか。

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2006/09/23 02:15

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2007/03/01 22:18

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2007/03/08 23:30

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2017/01/02 05:40

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