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薔薇の名前
上
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文学史上に燦然と輝く傑作であると折り紙づきながら、まことに難解であるとの定評から手を出しかねる小説はいくつもあるが、探偵小説、推理小説の分野ならば、ウンベルト・エーコ『薔薇の名前』などはその代表格といえよう。
よっちゃん
2008/05/25 19:12:32
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評価 ( ★マーク )
評価保留
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実際のところ同じエーコの『フーコーの振り子』には手を焼いた。「百科事典引用大小説」などと言われている。そのままでは読者が理解できないから、いたるところに長い注釈が付いていて、その注解を読んでいると肝心の本筋がわからなくなってしまう類の作品なのかと思っていたが、そうではなかった。ちんぷんかんぷんの概念が生のまま登場するものだから、「百科事典を傍らにおいてそれを首っ引きにしないと理解できない」という、とてつもない労力を伴う作品であることがわかった。『薔薇の名前』も『フーコーの振り子』同様、キリスト教にかかわるいわば神学ミステリーである。神学ミステリーと言っても、よくある生半可にキリスト教の教義を引…
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ウンベルト・エーコ、小説家デビュー戦の模様はあまりにも鮮やか、熟練のきわみ。
こたにりこ
2003/04/16 13:16:00
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評価 ( ★マーク )
★★★★★
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時は中世。メルクの老いたる僧・アドソが、見習い時代に起きた特異な体験を回想する。それは七日間の物語。「この手記を残そうとしているは、誰のためか分からない」としながらも、アドソはペンをとり、記憶を起こして形あるものにかえた。『薔薇の名前』は、ウンベルト・エーコがアドソの手記をあるルートから入手した、という設定で始まる。だから、この作品に当たるということは、最初から、作品の中の作品を開く行為である。手記の中心は書物に起因する事件なのだから、ここには作品の中の作品の中の作品が見つかることになる。更に、連続殺人は黙示録に沿ったかたちで進行していき、動機も書物の中に存在する。この物語を上から見たら、何か…
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薔薇の名前上
7777777
2001/12/28 17:57:00
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評価 ( ★マーク )
★★★★★
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傑作。間違いなく傑作。全世界で1000万部売れた驚異のベストセラー。この作品は、老いた修道士アドソの若き日を振り返った手記を著者が発見したという設定になっている。手記は七日間の出来事を綴っており、上巻では三日間の出来事が語られる。 山の奥地にある僧院を幼いアドソはシャーロックホームズばりの明晰な頭脳を持ったウィリアムとともに訪れる。そして、僧院長であるアッボーネから、細密画家のアデルモが不可解な死を遂げたと相談される。そして、ウィリアムはその謎を解こうとするのだが、次々、修道僧達が謎の死を遂げてゆく。
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