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伊豆の踊子  改版  新潮文庫

伊豆の踊子(新潮社) 川端 康成著
税込価格: ¥380 (本体 : ¥362)
出版 : 新潮社
サイズ : 16cm / 178p
ISBN : 4-10-100102-2
発行年月 : 1986
利用対象 : 一般

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コメント・書評

純粋な踊子の娘。
凛珠
2002/07/27 10:57:00
評価 ( マーク )
★★★★

「伊豆の踊子」「温泉宿」「抒情歌」「禽獣」を収録。いずれも川端康成独特の「イヤ〜なかんじ」は薄めで、割と気軽に読めた。「伊豆の踊子」は川端にしては珍しく爽やかな作品だ。旅芸人の娘が客に買われてしまうことを愁う少年。だが、娘はまだ子供であった。娘を連れている大人も、実は娘の親で、娘を大切にしている。彼らの旅は決して暗いものではなかった。主人公だけでなく、読者をもほっとさせる作品だ。川端でなければもっと素直に爽やかになれたかとも思うのだが(……どうも川端が優しい感じの話を書いても、川端の優しさが伝わってこない……)。  全文読む 評価する

名品「禽獣」
a.w.
2001/07/13 00:29:00
評価 ( マーク )
★★★★

 表題にもなっている「伊豆の踊り子」は多くの教科書に載っており川端の代表作といったふうにみられがちであるが、実はこの文庫本で特に読むに値するのは「踊り子」ではなく、「禽獣」ではないかと思われる。鋭利な刃物のような研ぎ澄まされた川端の視線にえぐりだされた世界は短い文章の中に凝縮され、未解決のままほおりだされている。生まれつき孤独で愛情がなんたるか体験したことのない男の偏執的な「禽獣」への執着・愛情。それは一見わかりにくい屈折であるが、本当の孤独を感じたもののみが描き出せる、愛情の逆説的表現なのである。 この新潮文庫に収められている作品は他に三島由紀夫が往復書簡のなかで誉めていた「抒情歌」と「温泉…  全文読む 評価する

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