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はじめての構造主義  講談社現代新書

はじめての構造主義(講談社) 橋爪 大三郎著
税込価格: ¥756 (本体 : ¥720)
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出版 : 講談社
サイズ : 18cm / 232p
ISBN : 4-06-148898-8
発行年月 : 1988.5
利用対象 : 一般

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コメント・書評

相対化という知性を得たくて
くにたち蟄居日記
2009/08/30 18:19:40
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★★★★★

 購入して15年くらい読まずに本棚に置いてあった。最近 哲学関係の本が漸く自分なりに面白く読めるようになったので やっと読みはじめた。読みはじめると余りの面白さでその日のうちに読み切ったところだ。  「構造主義」と謳っているが 基本的にはレヴィ・ストロースに焦点を絞った内容だ。レヴィ・ストロースが登場するまでの思想的歴史もじっくり紹介してくれているので レヴィ・ストロースに対する理解が深まる仕掛けになっている。勿論 構造主義の素人である僕がどこまで理解しているかは常に疑問だが 著者の軽快な文章に乗せられながら 大変勉強になった。  僕が学んだ点を 非常に一言でいうと「自分が考えていることは 時…  全文読む 評価する

とにかく、読みなさい。
GTO
2005/09/25 21:04:06
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★★★★★

『寝ながら学べる構造主義』が出版されるまでは、この本が、構造主義の最高の入門書だった。『寝ながら学べる構造主義』がフーコー、バルト、ラカンを詳しく扱っているのに対して、ソシュール、レヴィ=ストロースは、この本のほうが丁寧に解説している。ここまでの知識は、受験生には必須なので、高校生でまだ読んでいない人は、とにかく読みなさい。  この本では、フーコー以降は、ブックガイド風に軽く紹介されており、その後には「ほんとにブックガイド」がついているので、興味を持った人物の著作に挑戦するとよい。ただし、原書の翻訳は、ほとんどがはっきり言って読みにくい。そのうえ、みすずの本は高い。  最近は、『ソシュール入門…  全文読む 評価する

はじめての『はじめての構造主義』
さいとうゆう
2004/02/18 22:48:00
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★★★

 絵画において、奥行きを表現する方法としての遠近法は「ウソ(=虚構)」である。二次元の平面に、三次元の空間を写しとれるわけがないからだ。遠近法とは、二次元をあたかも三次元のように見せかけているだけであって、そこには「あるたった一つの視座から見た世界として画面が構成される」という虚構が孕まれている。  神の被造物としての立場を離れ、魔物や悪霊などの非合理なものたちを追放し、神に替わって人間が人間を規定するようになったのが近代という時代であり、そこにおいて思想としての人間中心主義は確立する。主体としての人間という立場を明確に自覚し考察することを通して、人間は「知のシステム」を構築してきた。その歴史…  全文読む 評価する

難解な書
濱本 昇
2003/12/01 19:47:00
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★★★★

「構造主義」この耳慣れない言葉に引かれて、本書を手にした。現代は、「ポスト構造主義」の時代らしいが、私にとっては「構造主義」という言葉自体が新鮮であった。しかし、本書を読んで「構造主義」とは何ぞやと問われると明確な回答が出来ない。本書は、「構造主義」なるものがあったとして、それに何が関わった考え方であるかを触れるという形式で書かれていた為、「構造主義」そのものを理解することは出来なかったのである。ただ、「構造主義」とは、ある考え方、思想であるという事だけは分かった。 例えば、「言葉」。「言葉」は、物質的な根拠によって成り立っているか? 答えは、NOである。日本語では、「水」と「湯」は別物だが、…  全文読む 評価する

構造主義は学生のうちに読め
sikibu
2003/05/23 16:33:00
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★★★★★

 一体全体、文系という学問グループは何をして社会貢献しているのだろう。んー社会というよりも、個人と考えた方がいいかもしれない。いったい文系学問は「おれ」にとって意味があるのだろうか。確かに小説を読めばおもしろい。社会学や歴史学は、社会の仕組みを知るのに役立つ。でも、「おれ」を幸せにしてくれるといえるのだろうか(実感がわかない)。 理系といわれる学問グループは、物質文明をささえ物質的に「おれ」を幸せにしてくれると実感できる。物理学や化学は便利な道具を作り、医学は健康を保ってくれる。なるほど便利だ。社会的にも理系が優遇される理由も納得できる。 では、文系はどうだろう。経済学や政治学にしたって学者の…  全文読む 評価する

現代思想哲学入門書の定番
優樹O
2002/07/17 12:39:00
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★★★★★

  この本は人文・社会科学の学生に非常によく読まれている定番の入門書だ。大学院生のひとで学部時代にこの本をよんだひとは多い。現代哲学の奥深さ広がりに気付くよいきっかけでになるからだ。 構造主義とは現代思想(1950〜21世紀現在)の基盤をなす考え方・ロジックの一つだ。ほかにも重要な思想もあるが(現象学、マルクス主義、実存主義)すべての現代思想は何らかの形でこの構造主義とつながっているといっていい。  著者は構造主義のなりたちを追うことで難解と思われがちなそのエッセンスを明快に説明している。ブックガイドとしての付録はポスト構造主義を知るには最適。すらすら読めてしっかりとした学問的知識にもなる、こ…  全文読む 評価する

20世紀的思想の平易でベーシックな入門ガイドブック
鍼原神無〔はりはら・かんな〕
2001/03/17 22:21:00
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★★★★★

 システム社会学の橋爪大三郎氏の若い頃の著作。平易な語り口が、ともかくわかり易いです。それから、数学の話にかなりページ数が割かれてるところがよいです。 「構造主義とは、どんなものの考え方か」ベーシックなところが確実に理解できます。ソシュール言語学〜記号論のトレンドへの言及が薄いのが欠点と言えば欠点でしょうか。  でも、文科系の人が、数学的な構造のトレンドを理解するにはよいし、理科系の人が、文化系的な構造概念の手掛かりを得るにも割とよいです。  入門・概説書としてはハイ・クオリティー。ブックガイドも充実してます。 「構造主義」とは19世紀までのものの考え方を、根本のところで変更した、または、無視…  全文読む 評価する

構造主義をはじめて学ぶ人へ
dakara
2001/01/21 17:37:00
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★★★★★

 構造主義というと、非常に難解な学問(接近法)であると考えられています。事実そうなのですが、本書は、その構造主義をできるだけわかりやすく(著者によれば、中学生にも理解できるくらいに)論じたものです。中学生というのはさすがにどうかと思いますが、確かにできるだけわかりやすく解説しようという筆者の思いは読んでいてよく伝わってきますし、軽快な文章は読んでいて飽きません。 構造主義とはそもそも何ぞやという問題から、レヴィ=ストロースのはなし、構造主義のルーツという順に本書は展開されます。 最後の章には、ブックガイドがついていますので、さらに構造主義の勉強を続けようという人には役立ちます。  全文読む 評価する

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