紙の本
コンチになりたいな
2001/05/28 17:31
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投稿者:たんぽぽ - この投稿者のレビュー一覧を見る
きつねのこんきち君こと コンチとお母さんの素敵な生活を描いたお話しです。春から始まり、全部で12のお話しがありますが、中でも私は「いちご」のお話が好きです。
朝、コンチはいちご畑で、いちごを摘んできます。朝食の時、コンチはそのいちごがもったいなくて、なかなか食べられません。
匂いをかいだり、なめたり、そして、むねにあてて「いちごのブローチにする」といいました。そんなコンチにお母さんは「コンチのシャツにはもうとっくにいちごがついてるわ、ほら いちごのシミだらけよ」といって、シャツを脱がし、シミの上にいちごの刺繍をしてしまうのです。もう、コンチは大喜びです。そして、やっといちごも食べたのでした。
なんて素敵な事を思いつくお母さんなのでしょう。感激してしまいました。私も子供に戻ってコンチになりたい!こんな自然に囲まれた豊かな生活を過ごしてみたいと思いました。
とっても心温まるお話しです。
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投稿者:ウッドチャック - この投稿者のレビュー一覧を見る
コンチがけなげで子供らしくてとても可愛いです。
優しいお母さんとのやりとりに癒されます。
お気に入りの一冊です。
紙の本
お母さん
2016/02/13 06:12
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投稿者:ぽんこぽりん - この投稿者のレビュー一覧を見る
図書館で偶然見つけて読みきかせたら、我が子がとっても気に入った様子だったので、買うことにしました。まだ小さいので自分では読めませんが、もう少し大きくなったら自分でも読みそうなほど好きな様子なので、好きな時に読めるよう、本棚の取りやすいところに置いています。
好きなお話を目次の中から選んでは、これ読んでとせがみます。
我が子はお母さんが大好きなので、コンチと優しいお母さんのやり取りも気に入っているようです。
紙の本
優しいお母さんになれる本
2002/11/30 18:22
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投稿者:のりこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
イライラすることがあっても、この本を夜、子供に読んであげると自然と心が和んできます。子供にイライラをぶつけてしまった時、素直に「ゴメンね、明日は優しいお母さんになるね」と言えます。「おやすみなさい」の前に読んであげたい1冊です。
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講談社「子ぎつねコンチとおかあさん」昭和46年版で、12の月に対応する12話掲載なので、おそらく同じもの。
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買ったのではなく幼稚園から頂いた記憶があるけど、その幼稚園では卒園していないので、引越しの餞別だったのかもしれない。
その幼稚園は私が大学生になっても毎年年賀状を送ってくれていた。
この本ももう、今では実家のどこにあるのか定かではなく、もしかしたらもうすでになくしてしまったのかもしれない。
でも、とても幸せなお話として私の心の一番柔らかい部分にある。
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紹介していただいた本。
ゆっくり流れる時間。
コンチとお母さんのやり取りが、なんともあったかくて。
季節の移り変わりも、自然に1年間おうことができて。
おっきな出来事は起こらないけど、やさしい時間が大事に大事に語られていて、ほっこりできます。
この本は、ぴたっとお母さんに寄り添って、温もりを感じながら読んでもらうといいんじゃないかなぁ。
読むお母さんも、聞いてる子どもも、気持ちが、やわらかぁ~くなると思います。(できることなら、誰かに読んでもらいたいくらい^^;;)
ルース・エインズワースの『チャールズのおはなし』を思い出しました。
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ぐりとぐらの絵本の作者コンビの本。初版が1987年だから、私は子どもの頃は読んでないかな…。でも懐かしい感じがする。3つ違いの妹が読んでたのかも…。
昔のお母さん…いや、コンチのお母さんはでしゃばった感じはまるでなく、控え目でいながらも優しく、きちんとしたお母さんですね。21世紀の今は流行らない?タイプかもしれませんが、尊敬しちゃいますね。私には出来ないな~と。
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子どもに読み聞かせするときに、主人公の子狐の名前(コンチ)のところを、
時々、「チンコ」とか「ウンチ」と読み違えたら、子どもに大うけ!
うちの小3女子(下品な子)に読ませたら、
「いちご」の部分を「チンコ」と読み替えて、
これがまた、サイコーに下品で笑える笑える!
児童書の新しい楽しみ方を見つけました。
中川先生、ごめんなさい。
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優しいお母さん、お父さん、そしてお友達に囲まれて1年の四季や行事を楽しむコンチ。すてきな子供時代の絵本。短いお話が12話入っている。初めは「絵がちょっとしかないし、色がない」と不満そうだった5歳の息子も、毎晩1、2話ずつ読むうちにコンチに親近感を覚えたのか、次の話を楽しみにしていた。
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子どもの読み聞かせに使っています。こんきちと四季折々のお話し。最後の章はこんきちのお母さんがもうじき出産でこんきちがお兄ちゃんになるという話し。穏やかで温かいお話しです。
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小さい頃に読んで、それからずっと大好きです。今でも本棚に並べてあります。読むたびに幸せな気持ちになれます。いちごの染みがついてしまった話が特に好きです。
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『改訂新版 私たちの選んだ子どもの本』で知り、図書館で借りた。
きつねはらっぱに住む、こぎつねコンチ(コンキチ)と、おかあさん・おとうさんの、四季折々12のおはなし。
ポケット・おくりもの・いちご・たなばた・川あそび・十五夜・きしゃごっこ・にわそうじ・くつした・おしょうがつ・おおゆきの日・あかちゃん
なんてかわいいんだろう!
眠る前にはじめの一話を読んで、これはあたりだと確信。
読むのがもったいなくて、一日に一話ずつ読んだ。
コンチはまるで子どもそのもの、子どもの頃の気持ちが、そのまま本のなかに入っているのだ。
さすがの目線に脱帽。
そしてやっぱりすてきなのは、おかあさん。
こんなおかあさんがいたら、かなわない。
かけがえのない愛情を感じて、私まで幸せになった。
子どもができたら、購入したいレベル。
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丁度『ぼくらのなまえはぐりとぐら 絵本「ぐりとぐら」のすべて。』を読んでいた時期に、チカホブックマルシェで購入。
子ギツネのコンチとお母さん(と時々お父さん)の穏やかな12ヶ月。
中川李枝子さん&山脇百合子さんの作品はどれも共通の「暮らしのにおい」みたいなものが感じられて、誰が主人公の物語でも心からリラックスできるのですよね。
原っぱでたくさん遊んで家に帰れば、家族がごはんを作って待っていてくれるとか、自分のために縫物をしてくれるとか、その家族のために家庭菜園から苺を摘んでくるとか。
「生活する」って、こういう小さなことの積み重ねで、それが今日も明日も確かにここにあるということへの安心感が、子どもにも大人にもすごく大事なんだよなあ……と噛みしめながら読みました。
娘がコンチみたいにのびのびと成長できるように、私もコンチのお母さんを見習わねば。
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かわいくて、古本屋で108円で、つい買ってしまった。
こぎつねコンチの楽しい毎日のお話。お父さんやお母さん、友達。季節のあれこれ。
こういうお話に出てくるような、素直でかわいい子どもなんておらんやろ、と思っていたけど、「悪魔の2歳」を経て「天使の3歳」と呼ばれる時代に突入した我が子を見ていると、ある年頃の子どもはこんなにかわいいものかもしれない、と思えてくる(ええ、親バカ)。
現代日本の首都圏で東京で冷暖房完備のオフィスにこもりきりで働いていると、こういうお話に出てくるような、季節や自然を感じながらの生活なんてはるか遠くのもののようにも感じられるけど、ちょっと立ち止まって意識すれば、都会は都会なりに、暑いの寒いの花粉だの以外にも、いろんな趣があるのだったと思い出す。
娘(3)が自分で読むには早いけど、一緒に読んだら楽しそう。