「honto 本の通販ストア」サービス終了及び外部通販ストア連携開始のお知らせ
詳細はこちらをご確認ください。
このセットに含まれる商品
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
収録作品一覧
夢織り女 | ||
---|---|---|
月のリボン | ||
百番目の鳩 |
あわせて読みたい本
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
この著者・アーティストの他の商品
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
紙の本
1ペニーで夢を織る盲目の老婆の物語
2002/03/18 00:12
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:かけだし読書レビュアー - この投稿者のレビュー一覧を見る
二十世紀のアンデルセンと称される、ジェイン・ヨーレンの三つの妖精物語集をまとめた日本版短編集。表題作の「夢織り女」は大寺院の石段に腰をかけて、通行人に1ペニーで夢を語る盲目の老婆の物語。
夢を語る(織る)盲目の老婆、といった設定自体にも惹かれたが、口承形式で紡がれる物語も魅力的で、素朴だが独特の味わいがあった。死神に歌を聞かせた少年の話、心臓が石で出来ている為、泣くことも人を愛することも出来なかったお姫様の物語など、子供の頃に読んでいたアンゼルセンやグリム童話を思い出した。解説のアメリカの妖精物語に対する考察も興味深い。「ハヤカワ文庫三十周年特別重版」に感謝。
紙の本
内容紹介
2003/11/12 20:46
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:bk1 - この投稿者のレビュー一覧を見る
「1ペニーだよ、お客さん。夢をひとつ織って、ほんの1ペニー」老いた盲目の夢織り女が、通りがかる人々に呼びかける。老若男女、貧富の差を問わず誰であれ1ペニー払えば、夢織り女は夢を紡いでくれる。だが、いったいこの老婆はどんな夢を語るというのか……客の心の奥に潜む不可思議なものに応じて織られる夢の数々を描く表題作の短篇集他、伝統的な妖精物語や民話の形式を蘇らせて、素朴な語り口で人間の原初的な心の世界を綴る『月のリボン』と『百番目の鳩』の両短篇集も併せて収録。20世紀のアンデルセンと謳われるヨーレンの妖精物語。