紙の本
覆面ではない
2022/08/25 05:07
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投稿者:七無齋 - この投稿者のレビュー一覧を見る
未開の地で彷徨う主人公と双子たち。この先一体どのような世界が広がっていくのか心配になるほどの展開だが物語の序曲にしかすぎない。
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パロ王国の聖双生児リンダとレムスは、モンゴール軍に追われて妖魅の支配するノスフェラスの地へと逃れた。二人と行を共にするのは豹頭の超戦士グインと傭兵イシュトバーン。彼らは蛮族セムの力を借りて、追手の小部隊を蹴散らしたが……実は敗走する部隊の背後には大軍が控えていたのだった。しかも、ようやく追跡を振りきったグインたちを奇怪な肉食生物イドが待ち受けていた―人外魔境に展開するシリーズ第3弾!
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全2作が,物語の「起・承」に当たるならば,本作は「転」であるという作者の解説通り,話が大きく展開するスリル満点の第3巻.これまでは,逃亡者として追われるばかりだった主人公サイド(グイン,双子の王族その他)が,ある蛮族の「強力な味方」と出会う.グインの見事な知略と蛮族の勇猛さが噛み合って,次第に優勢に転じてゆく様は見物.ここでは敵役となっている,ゴーラ軍を率いる公女アムネリスの心の動きも面白い
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ノスフェラスを進軍するモンゴール軍。モンゴールに追われイドの谷を横断するグイン。竹馬の勇者と炎の突破。セム族を糾合しモンゴール軍を迎え撃つグイン。カロイの拒否。カル・モルの語る《グル・ヌー》の秘密。イド使いの罠。イドの津波に飲み込まれるリーガン子爵。
1997年4月22日再読
2010年8月1日再読
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3巻目にしてやっと、グインが思い付くいろんな軍略や、グイン自身の鬼神のような戦いぶりが多く出て来て、とても爽快感があって面白かった。
特に、グインがイドに飲み込まれてしまったにもかかわらず、生きて出てきた場面は鳥肌が立った。
ヒロイックファンタジーというジャンルで、やっとグインがヒーローとしての活躍が多くなって爽快感が出てきた巻。
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息をもつかせねまだ3巻;セムの部族の集結とモンゴールとの戦い。一気に読了。数倍の戦力の敵にそ勝てるか?!敵方のお名前がヴラド・ツェペシュ関係でこれも面白い。
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ノスフェラスの戦いが始まりました。
不安と昂揚で一気に読み進めました。
絶体絶命の状態から反撃に転じていく様子が爽快です。
そしてグインが、堂々として勇敢で冷静で決断力もあって、このサーガの幹だとはっきり分かるほどの揺るがない存在感のあるところがとても好きです。
ノスフェラスの戦いが終わるまでは、読むのを止められそうにありません。
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戦いの様子などにはあまり興味がないが、段々登場人物たちが魅力的になってきた。戦いの場面なんかさくっと飛ばし読みしちゃおう、と思うと意外に、登場人物同士のなかなか味のある会話部分があったりして油断ならない。アストリアスとかかっこいいかもなー!でも、グインサーガのアニメがあるらしく、そのHPを見てみたら、絵がちょっとイメージ違いで嫌だったな。どっちかというと、原作のイラスト(ちょっと欧米の絵っぽい)の方が合っている気がする。それにしても150巻って…。一年に10冊読んでも15年かかるんだよー!?ひと月に5冊読んでも一念で60巻か・・・。と思うと、げんなりしてくる。。。先はしりたいけど、凄惨な戦い場面とかを読むのは正直疲れるな。
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いよいよセム族連合軍とモンゴールとの戦いが始まります。モンゴールが何故ノスフェラスにこだわるかも明らかになります。本の冒頭に今後の展開を予告する部分もあって、イシュトヴァーン、レムス、グインがそれぞれ将来的には王になることが示されます。
アニメでは省略されているセム族がイドの谷をわたる部分もあって、想像力がかきたてられますね。
運命との避遁
月下の石像
陽炎の果てに
《瘴気の谷》再び
著者:栗本薫(1953-2009、葛飾区、作家)
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アムネリスが率いるモンゴールの大軍が、ノスフェラスへの侵攻を開始します。対するグインは、セム族を糾合し、地の利を生かして数に勝るモンゴール軍を翻弄します。
大規模な戦争を取り仕切るグインの知略に引き込まれて、ページを繰る手が止まらず、一気に読んでしまいました。
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再読。
いよいよモンゴール軍とグイン率いるセム族との戦いが始まりました。
再読なので戦の結果を知りつつ読んでいるのですが、忘れていることも結構あるのですねぇ(苦笑)。
グインも気にしていましたが、何故今この時期にモンゴールがノスフェラスへと侵攻するのか、そうそうカル・モルがいましたね。パロの双子を追ってきただけではなかったのです。カル・モルの秘密も今後のキーになることでしょう。
そして、アストリアス。直情型で一途なところをかわいいと思うものの、将としては困りものです。グインが「あと二十年して出直してこい」と、アストリアスの挑戦を取り合わないのですが、後先考えずに追っていってしまう。
アストリアスを小僧呼ばわりするグインは、この時何歳なのでしょうか(笑)
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グインサーガ3巻の時点でイドを使っての反撃だったんですね。てっきりマルス伯憤死の時がイドの話だった気がしていましたが、すっかり記憶がこんがらがっていました。
昔読んだ時よりもセム族にとっても愛情を感じます。前は知能のあるお猿さんとしか思っていませんでしたが、信頼すると深い愛情を示してくれる彼らの言動にグッときます。グインが後年セムやラゴンとの生活を懐かしく感じる気持ちがよく分かります。率直で愛情深くて、見た目のちがいで排除することなく受け入れる度量の深さは、その懐に入ってしまえば人間界よりよっぽど居心地が良さそうです。
アムネリスが冷徹な将軍としてぶいぶい言わせていますが、後年の恵まれない姿を思い返すとなんだか少し切ないです。昔は嫌いなキャラだったんですが、年と共に読み方が変わるものだとしみじみ思っております。
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【再読】辺境の地ノスフェラスでセム族を率いるグイン。元からこの地の王であったかのような立ち居振る舞い。セム語も話せるし、グインの正体についての謎は深まるばかり。ノスフェラスに侵攻してきたモンゴール軍をあの手この手で迎え撃つ。不気味なカル・モルの登場、モンゴール軍の本当の目的とは、、、。4巻へ。
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異形の怪動植物蠢く巨大な砂漠地帯ノスフェラスを舞台に、グイン達は矮人族セムを率いて圧倒的戦力差のモンゴール軍と対峙する。
アムネリス公女がグイン意識し過ぎてて…とても良いですね…。
そんな公女に焦がれる騎士も様式美で良い。