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日輪・春は馬車に乗って  岩波文庫
他8篇

日輪・春は馬車に乗って(岩波書店) 横光 利一作
税込価格: ¥693 (本体 : ¥660)
bk1ポイント倶楽部P 6ポイント(1%進呈)
出版 : 岩波書店
サイズ : 15cm / 300p
ISBN : 4-00-310751-9
発行年月 : 1982
利用対象 : 一般

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コメント・書評

春で機械な大正時代
SlowBird
2008/10/19 12:13:11
評価 ( マーク )
★★★★★

作品一つ一つから、軽くて明るいふんわりとした味わいを感じる。肺病で療養中の妻との日々を綴った「春は馬車に乗って」「花園の思想」、妻の気持ち少しでも浮き立たせようとして、世界の明るい方角を見て、暖かな未来を語ろうとすると、たちまちその通りに陰鬱さは消えて花ほころびる風景の裏側に隠れてしまう。悲嘆に暮れる日々であるのに、まるで主人公に接するだけでその周りに春が訪れるようで、あるいは作者が天来で持っている素質のような気がする。他にも貧しい人々の暮らしを題材にした「火」「笑われた子」なども、シビアな現実を描きながら、どこかほっとするような終わり方をするし、悲劇的な結末の「蠅」「赤い着物」でさえ、流れて…  全文読む 評価する

「機械」はこの本で読むのが正しい
松井高志
2004/04/01 16:34:00
評価 ( マーク )
★★★★

 横光利一(一八九八〜一九四七)の「機械」を読む場合、「機械」というタイトルの本を探さない方がいい。この岩波文庫版短編集を勧める。それは、併せて収められている他の作品との比較対照から、横光利一という人の初期の作風を多角的に知ることができるし、なにより巻末の川端康成の解説文が優れているからだ。この岩波文庫版は、一九八一年に初版が出されたが、ちょうどそのとき、私は横光利一で大学の国文科の卒業論文を書こうと考えていたところで、この川端康成の解説文は論文のテーマを絞るときにとても役立ったような記憶がある。 横光というと、新感覚派という文学運動を実践した人である、ということになっている。 ところが、この…  全文読む 評価する

『春は馬車に乗って』って泣いちゃう
think
2002/11/24 17:28:00
評価 ( マーク )
★★★★

『蠅』や『ナポレオンと田虫』だけが横光利一だと思っちゃダメ。『春は馬車に乗って』はマジで泣いちゃうくらいの秀逸な短編。こんな僕でも泣けるんだから。  全文読む 評価する

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