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敵は海賊・海賊版 Dehumanize (ハヤカワ文庫 JA)
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紙の本
面白い話というのは
2002/06/15 23:54
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投稿者:にこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
面白い話だ、と久々に思ったのがこの本だった。個性のあるキャラ、しっかりとした世界設定、そしてどこか奥が深くもある言葉達。どれもこれもに面白みがある。
宇宙を舞台にしているが、その広さに負けないくらいの大きさをもつ男達の動きに、引っ張られるように1冊分あっという間に冒険できてしまう。「話」を読みたいときにはオススメのシリーズだ。
紙の本
繰りだされる言葉たち
2001/11/19 00:20
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:うつほ - この投稿者のレビュー一覧を見る
伝説的な海賊、ヨウ冥・シャローム・ツザッキイを訪ねてやってきた女、シャルファフィン・シャルファフィア。フィラール王女の首席女官である彼女の決死の頼みでヨウ冥はフィラール王女フィロミーナを探すこととなる。
しかし、魔女や天使(?)の干渉により、ヨウ冥を追う海賊課の刑事、ラウルとアプロの二人(一人と一匹?)と共におかしな世界へ巻き込まれて……。
本を読んでいての新鮮な感覚、というものにに久しぶりに出会うことができた。
神林長平はけして語彙の豊かな、流れるような美しい文章の書ける人間ではない。しかし、彼には独特の言葉に対する直観力がある。これを本編後の解説で川又千秋は「言葉を繰りだす」と表現した。
そう、彼によって意味付けられた言葉が唐突に突きつけられるような感覚なのだ。その言葉にはしっかりとした意味付けが(それはけして表面にでしゃばってこないが)根底にあるために、はじめは面食らうかもしれないが、読んでいるうちに小気味良い言葉を心地よく感じ始める。そして著者の投げつけてくる言葉をうまくキャッチできるようになれば、その頃には引き込まれている。
正直に言うと、読み始めてしばらくは「どうしてこの話が面白いといわれるのだろう?」と疑問に思ってしまったが、それは、これを読むまでの自分のキャパシティが少なすぎたからに違いない。
また、ランサス星系の言葉の語尾変化にも注目してみると面白い。
紙の本
やられた
2001/03/30 01:01
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投稿者:すの - この投稿者のレビュー一覧を見る
自分は訳された物語が読みにくくて苦手である。この作品は、日本人の著者であるにもかかわらず何かに訳された印象を受けた。訳されているのだ。
訳すモノすら創造する物語の強さ、それはすなわち、筆者の力の強さなのかもしれない。
表現者として、このような表現をとることが神林氏が最初なのか、ほかに誰か居るのか知らないが良い意味で裏切られた、とても。
紙の本
編集部コメント
2003/03/05 21:06
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投稿者:早川書房編集部 - この投稿者のレビュー一覧を見る
対海賊課刑事の黒猫型宇宙人アプロと相棒ラテルのハチャメチャな活躍を描くスペース・オペラ・シリーズ第1作。