カタカナ
Mr.X
2002/06/25 21:12:00
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評価 ( ★マーク )
★★★
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文学者として有名な安吾だがやはり教科書の中に見る人だけあって、文章に隔世の感があるのは否めない。カタカナで擬音を多用するのは乱歩の影響だろうか、今見れば堅苦しさまで覚える文体も当時は面白かったのだろうなあという感慨に浸ってしまった。時代を楽しむにはいいかもしれない。
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犯人当ての犯人当てたる
樟
2002/02/16 00:43:00
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評価 ( ★マーク )
★★★
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風変わりな名探偵なり、怪しい登場人物ばかりがそろっている中で、不自然な行動をとった××が○○だ、とかいう理屈はどこかしっくりこない。だって彼らの存在自体が不自然なんだもの。 本作自体からは、一般的な作品からの安吾のイメージは感じられない。むしろ文章仲間と犯人当てに興じた負けず嫌いというエピソードが、安吾らしさを感じさせる。 そんな負けず嫌いの安吾が作った犯人当て小説だからこそ、しっくりくるかこないかは別として、作品自体はフェアプレイに則って、とてもきっちりと作られている。変化球ではないからこそ、腕試しにはちょうどいいかもしれない。自信のある方は挑戦してみることをおすすめします。
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奔放な芸術家たち
呑如来
2001/05/30 04:49:00
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評価 ( ★マーク )
★★★
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昔はおおらかだったのね、と国木田独歩の作品に感じるのと同じような感慨を得られる本書。推理小説というにはあまりにかわいらしいが、小説家や画家といった芸術家たちが一同に会した屋敷で起こる殺人事件は、動機や登場人物たちの行動からして、なかなか生々しいものがあり、人間は実に嫉妬深く、陰険で、傲慢、性質が悪いことこのうえない、という当たり前のことがよくわかる。 性だって、もともとこんなに大らかなものだったのだから、現代人がことさら目くじらを立てる必要もないだろうに、と思ってしまった。
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