「honto 本の通販ストア」サービス終了及び外部通販ストア連携開始のお知らせ
詳細はこちらをご確認ください。
このセットに含まれる商品
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
関連キーワード
あわせて読みたい本
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
この著者・アーティストの他の商品
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
紙の本
鉄道を通した近代の文明史。
2002/07/17 22:52
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ベリ太 - この投稿者のレビュー一覧を見る
馬車が人類の歴史で移動の主役から退いた19世紀
(もっとも、中世は徒歩以外は騎乗が主流であったが)。
人々は鉄道のその進歩の便利さを享受しながらも、
空間と時間の抹殺であると多くの人々が意識し、
風景や土地との親密な伝統的旅の近くを破壊するものと取られていた。
鉄道の発達は人々の意識のなかで必ずしも肯定ばかりでないが、
時代の意識は文明の利器に対して降伏せざるを得なかったのだ。
初期の鉄道においても馬車のスピードの約3倍。
この速度の変化は当時の人々にいかに画期的なものであったか!
変化に対して敏感であった19世紀人の様々なエピソードも楽しめる。
鉄道好きな方は当然だろうが、一つの文明史としても興味深い。