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紙の本
取っても取っても次から次に新しい帽子があらわれる。王様の前で不敬である、と逮捕された少年の運命は?!
2000/08/16 16:41
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投稿者:赤木かん子 - この投稿者のレビュー一覧を見る
この『ふしぎな500の帽子』は、王様の前では帽子を脱がなくてはならない、という法律のある国で、一人の男の子がちゃんと帽子を脱いだのにアラ不思議、次の帽子が頭の上に載っている…そうして取っても取っても次から次に帽子があらわれちっとも脱げない…で、ついに男の子は不敬罪で逮捕されてしまう、というお話です。
この奇想天外なアイデアで、ドクター・スースは形式やかたち、にこだわって本質をみない人たちのことをユーモアたっぷりに皮肉つてみせてくれました。
というこの本でもわかるように、ドクター・スースは1930年代にデビューしてからついこのあいだ亡くなるまで、徹底的に子どもたちの味方でした。
当時(もしかしたら今でも)アニメチックな彼の絵に眉をひそめる大人はたくさんいたと思いますが子どもたちは熱狂し、彼と彼の本を生きのびさせたわけです。
こういうタイプの話しというのはオチをどうつけるのか難しいところですが、これは実にうまい!
ミステリと同じでタネを明かしてしまうとおもしろくないので、どうぞみなさまご自分で読んで笑ってください。
ただ、やはりやや古い本ではあるので、本に慣れてないと今の小学生では自力で読むのは難しいかもしれません。
かなり長いしね。
でも読んでもらえばたいていの人が楽しめると思いますので一度は読んでやっていただければ、と思います。
どちらかというと(長めの話なのにもかかわらず)4,5才くらいの少し小さい人のほうが楽しむかもしれません。