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紙の本
シンプルかつコンパクトな本格ミステリー
2020/05/27 04:01
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:たっきい - この投稿者のレビュー一覧を見る
最近ミステリーを読んでいて、ページ数が多く、結構内容が凝っていて、難しいなぁと思っていましたが、こちらはいろんなことを詰め込むのではなく、シンプルかつ合理的にコンパクトにまとめ切った本格ミステリー。クイーン後期の作品。クイーンは確かに短編も面白いとは思いますが、圧倒的に長編が好き。なんといっても長編はエラリーとリチャードの親子クイーンが活躍!父親の愛人を殺したのは誰か?まず父親に容疑かかけられ、次に母親に、そして最後に自分である息子に。エラリーが出した結論とは。最後のひっくり返し方は意外。でもこれはあり?と思わせられました。
紙の本
安楽椅子探偵、エラリイ!
2003/09/17 10:22
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ピエロ - この投稿者のレビュー一覧を見る
辣腕家の夫に貞淑な妻、幸せな夫婦に見えていたが、夫には愛人がいた。三角関係、どこにでもよくあるちょっとした家庭の悲劇だったものに夫婦の息子まで関わってきて複雑な関係へと、さらには取り返しのつかない事件へとつながっていく。
エラリイ・クイーン1965年の作品。
ある一家の悲劇、事件がおきるまでをじっくりじっくり書き込んでいて、緊張感が高められています。その張り詰めるだけ張り詰めた緊張の糸がプッツリと切れたときにおきる殺人。今まで知らなかった家族の一面に気付いたときの戸惑い、家族の一人が逮捕され裁判にかけられる苦悩、家庭内のささいな悲劇だったものが絶望を伴う本当の悲劇に変わったときの恐怖。そこから救ってくれるのは、探偵作家エラリイ・クイーン!というわけでエラリイの登場となるのですが、今回のエラリイ、スキーの事故で足を骨折中、病院のベットの上から動けない。事件関係者や父親のクイーン警視に資料を集めさせ調査させと、安楽椅子探偵ぶりを発揮しています。
いろんな意味でエラリイには忘れられない思い出となったこの事件、果たして真相を見抜けるかな?