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- カテゴリ:幼児
- 発行年月:1977
- 出版社: 福音館書店
- サイズ:20×27cm/31p
- 利用対象:幼児
- ISBN:4-8340-0413-9
紙の本
うらしまたろう (日本傑作絵本シリーズ)
誰もが一度はふれたことのある昔話だけに、数多くの資料にあたり、長く読みつがれるにふさわしい内容と文体で再話しました。美しい絵が物語を盛りあげます。【本の内容】
うらしまたろう (日本傑作絵本シリーズ)
紙の本 |
セット商品 |
- 税込価格:11,000円(100pt)
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紙の本
昔話の定番
2017/01/19 15:24
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:はな - この投稿者のレビュー一覧を見る
浦島太郎が、助けた亀は乙姫様だった。そして竜宮城へ連れて行かれて、楽しく暮らすうちに村が恋しくなり、乙姫様が引き止めるのも聞かず帰った後は……。
おなじみの昔話。娘の感想は「開けたらアカンって言われたのに、開けはった。アカンなあ」でした。
紙の本
たとえばウェルズの『タイムトラベル』を読んだあとに、日本画の大家による「時の旅人」の絵本を楽しむ。
2001/04/08 00:50
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:中村びわ(JPIC読書アドバイザー) - この投稿者のレビュー一覧を見る
本というのは1冊ごとに楽しむのもいいけれど、同じテーマやジャンルのものを何冊かまとめて読んでみると、1冊ずつが立体的になり、内容が面白い位相で見えてくるということがある。
ジュール・ヴェルヌとともにSF小説の創始者と言われるウェルズの『タイムマシン』を読んだ。その解説に「時を超える話」として「うらしまたろう」が出ていて、なるほどなと思った。
タイムマシンは、自分で操作して過去や未来に出かけていくわけだから、偶然に竜宮城に連れて行かれて帰ってきたら何百年も経ってしまっていたというお話とは成り立ちがちがう。
読み比べるということではないが、そんなきっかけから連鎖的に手にしてみたら面白かった。
何かこう、頭の中にある時間軸が影響を受けたような不思議な感じがした。うまく言い表わせないで残念だけれど、自分がよって立つ現実的な時間の流れに対して、いろいろとインスパイアされるような…。
お話は、よく知られているオーソドックスなもので特筆すべきはない。
子どもたちにいじめられていたカメを助けた若者の前に乙姫さまが現れて「助けられたカメは私、竜王の娘だった」と告げる。お礼がしたいからとカメに乗せられて竜宮城へ行き、夢のように楽しい接待を受ける。乙姫の婿となって楽しく暮らすものの、故郷が恋しくなった男は、帰ると言い出す。すると、おみやげに玉手箱を持たされて…。
くせがなく読み聞かせしやすい言葉のリズムで再話されている。
福音館の絵本の特徴は、大学ノートと同じB5サイズがヨコ型の見開きになっているということ。ワイドな画面は、画家の力量が試される。
秋野不矩の水彩画は、海の伸びやかな広がりを感じさせるさあーっとした筆致である。この世が地味なアースカラーで描かれているのに対して、竜宮へ舞台が移るとはんなりとした紅色や黄色が中心となり、その対照が見事だ。
今のお母さん、今の子どもたちにとっては渋すぎるかなあという気がしないでもないけれど、昔ばなしだもの、こういうおもむきの絵柄で子どもたちに伝えたいと思う。
昔ばなしの中には、平坦で退屈なものもあるけれど、これはやはり面白いお話だ。
たとえば、この玉手箱って何なのだろう。男が乙姫さまの忠告通り開かずにいたら、三百年後の世界で男は幸せに暮らすことができたのだろうか。
ギリシア神話のパンドラの箱のように「禁忌」の象徴なのだけれど、長い時間が経ってしまうということは、そもそもどんな意味があるのだろうか。考えていくと尽きないことばかりだ。