紙の本
ノスフェラスへ
2016/02/08 18:12
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:雪風 - この投稿者のレビュー一覧を見る
前回、スタフォロス城から命からがら逃げ出した一行。
そこに先に逃げていた傭兵イシュトヴァーンが合流し、化け物がウヨウヨするケス川を海に向かいます。ところが、そこにモンゴール軍が現れ…。
今回、モンゴールの公女であり白騎士隊長であり右府将軍であるアムネリスが登場します。これで、主だった登場人物のうち4人までが登場しました。
NHKアニメよりリンダの予知者としての印象が強いですね。
どちらかと言うと、3巻への序章としてのイメージが強い巻でした。
いよいよ第3巻はノスフェラスを舞台にモンゴールの大軍との戦いが始まります。
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:七無齋 - この投稿者のレビュー一覧を見る
何といっても主人公が謎の人物で早々に解き明かされそうもないことが魅力でもある。彼を助けた著意訳の若者も思わぬところでつながりが生じてくる発想もいい。
投稿元:
レビューを見る
新興モンゴールの手でパロの王国は滅び去った。からくも辺境におちのびた王族、リンダとレムスの姉弟は、そこでグインと名乗る記憶を失くした豹頭の超戦士に助けられた。しかしその彼らもついに捕われ、辺境の砦に連行されてしまう。ところが砦は蛮族セムの襲撃に陥落、リンダ、レムス、グイン、そしてやはり砦に捕えられていた傭兵のイシュトヴァーンは、死の河ケスにいかだを乗り出した―未曾有の大シリーズ第2巻。
投稿元:
レビューを見る
第1巻の息を呑むストーリーを引き継いで,さらに役者が増えて展開していく.第1巻では異形の騎士「グイン」と,国を滅ぼされた双子の王族との運命的な出会い,3者が囚われた辺境の砦の陥落と彼らの脱出劇が描かれ,この大長編の大まかな世界観が読者に与えられた.第2巻では,主要人物間の逃亡・追跡劇を通して,双子の王族の仇である「ある新興国」について多くが語られる.また,主人公とも言えるグインの機知と活躍っぷりが,さらに読者を引きつけてやまない.
投稿元:
レビューを見る
スタフォロス城からの脱出後のグイン、リンダ、レムス、イシュト、スニの冒険。辺境に進軍するアムネリス率いるモンゴール騎士団。とらわれるグイン、リンダ、レムス。イシュトによる決死の救出作戦。ラク族の援軍。イドの谷までの闘い。
1997年4月22日再読
2010年7月28日読了
投稿元:
レビューを見る
このシリーズは一冊の短い中に密度の濃い物語を綴っている。なので、短いながらも何度も山場があって、読んでいて飽きないような展開になっている。印象に残っているのは、ケス河をイカダでくだる場面、イシュトバーンの裏切りによって捕虜になってしまう場面、裏切ったかに見えたイシュトバーンによって救出されるが追っ手に追いつかれて窮地に立たされる場面、そして最後に一件落着したかのように思わせておいての大量の敵の出現。かなり強引な展開ではあるけれど、その分展開が早いので読みやすかった。
投稿元:
レビューを見る
イシュトヴァーンというムードメーカーを得て(笑)前途多難な旅の再スタート。まだ2巻なのに凄いスピード感です。生物の気持ち悪さが際立ってます;
投稿元:
レビューを見る
第一巻を読み終えてから、実に一年ぶりに二巻にとりかかりました。
古びた言い回しが多いですが、その表現力はさすがです。
本格ファンタジーとして安定感があります。
ノーマンズランドを跋扈する異形の物たち、そして全体を包む禍々しい気の描き方もすばらしい。
この巻ではグイン一行の逃走が描かれており、常に追われる緊迫感があります。
先にアニメを見てしまってこのあたりのストーリーは大まかに分かっていましたので、新鮮味は感じませんでした。
投稿元:
レビューを見る
後半の、助けが来たところはかなり盛り上がりました。
続きがすごく気になります。
すぐに三巻を読まないと!
投稿元:
レビューを見る
面白かった。段々慣れてきたかも。レムスが「(目は)早くもはじまった苦痛とリンダのほのめかしと双方で、涙でいっぱいになっていた。」「ぼく、死にたくないよ」グインは怒ろうとするリンダを笑ってなだめた。「パロの王女よ、誰もがお前のように心高く、そして強く直に生まれついたとは限らぬのか。お前のようでない魂をとがめるにはあたらん、たとえそれがお前と同じ顔についていてもな。」「ーーそれにレムス王子。お前も、なかなか立派な子どもだぞ。世継ぎの王子ともあろう身が、ためらうことなく、死にたくないと正直にはなかなか口にできぬものだ。お前もどうして凡夫だとは俺は思わん」「ぼくを馬鹿にしているんだね」情けなそうにレムスはきいた。グインは首をふった。」「それがお前のよいところだと言っているのだ、少年よ。いいか、お前はお前なのだぞ」というくだり(P167)がある。グインはレムスのことをなぜだか認めてくれているようなのが、嬉しい。これからが楽しみだ。イシュトバーンは、なかなか陽気で、ゲラゲラ笑う、という描写がよくあり、面白い。リンダにもし将来パロを再建したら、クリスタル公にしてくれ、とか言ったり。リンダは真に受けて?怒ったり。そんなやりとりを「子どもっぽい議論はやめろ」とグインが笑ったり、そんなのが楽しかった。長丁場だから飛ばさなくても…とは思うが、ま、時間さえあれば読めてしまう。頭痛にならなければよいが・・・。
投稿元:
レビューを見る
スタフォラスの砦から脱出したグインたちは、筏でケス河を降ってセム族の住むノスフェラスへと向かおうとします。
しかし、彼らを生け捕りにしようとするモンゴールの公女アムネリスは、大群を差し向けます。ふたたびグインたちは囚われの身となりますが、辛うじて免れたイシュトヴァーンに助けられ、スニの故郷であるノスフェラスへとたどり着きます。
キャラクター造型もオーソドックスで、安心して楽しむことができます。
投稿元:
レビューを見る
前回、スタフォロス城から命からがら逃げ出した一行。
そこに先に逃げていた傭兵イシュトヴァーンが合流し、化け物がウヨウヨするケス川を海に向かいます。ところが、そこにモンゴール軍が現れ…。
今回、モンゴールの公女であり白騎士隊長であり右府将軍であるアムネリスが登場します。これで、主だった登場人物のうち4人までが登場しました。
NHKアニメよりリンダの予知者としての印象が強いですね。
どちらかと言うと、3巻への序章としてのイメージが強い巻でした。
いよいよ第3巻はノスフェラスを舞台にモンゴールの大軍との戦いが始まります。
著者:栗本薫(1953-2009、葛飾区、作家)
投稿元:
レビューを見る
先月から読み始めた『グイン・サーガ』シリーズの2巻目。1巻が面白かったので、月に1冊ずつ計画的に読んでいこうと思い、図書館で借りて読了。
物語の舞台は辺境の荒野に移り変わり、恐ろしい辺境の生物や新たな追っても登場し、息もつかない展開に引き込まれました。
読み終わるまで何年かかるかという感じではありますが、他にも読みたい本はあるので、無理をしないでゆっくり読んでいこうと思います。
投稿元:
レビューを見る
再読。
アムネリス登場。久々に読むとアムネリスもこの頃の方が颯爽としていてかっこいいです。アムネリスがそうしていられるのは、挫折を知らない若さ故なのかもしれませんが。
リンダとアムネリスの対面は4つの年齢差と戦での勝敗の立場の差でアムネリスに軍配があがりましたが、リンダにはグインがついているから(笑)。
ノスフェラスの脅威とリンダ達のピンチ、スニの忠誠。ほんとにワクワクドキドキする展開です。一番好きなシーンはイシュトにリンダ達の素性がバレた時のグインの言葉と、リンダ達がモンゴール軍に捕らえられたもののイシュトの機転で助けられ、再び追われた時のピンチに駆けつけるスニとの再会のシーンです。
投稿元:
レビューを見る
この調子で毎巻捕虜になるのこの子たち?!
アムさんとリンダ、この年頃の子だと年齢差が大きいよね。二人ともやんごとなき血筋だし。そんな高貴な女たちの戦いもみどころ。
ポーッとなるレムスも素直でよろしい。
移動時に読む用の文庫なんで、一月に一冊ペースだけど、続刊の多さを考えると、見直しが必要か。がっつり読む日を作って、年度内に正伝の半分は消化したい。
あと68冊(!)か。(´・ω・`)