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- カテゴリ:幼児
- 発行年月:1980
- 出版社: 福音館書店
- サイズ:21×22cm/1冊
- 利用対象:幼児
- ISBN:4-8340-0051-6
紙の本
いっすんぼうし (日本傑作絵本シリーズ)
なじみ深い一寸法師のお話が、完全な再話と美しい絵で、子どもたちの心によみがえります。親子ともどもくり返し楽しめる絵本です。【本の内容】
いっすんぼうし (日本傑作絵本シリーズ)
紙の本 |
セット商品 |
- 税込価格:11,000円(100pt)
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紙の本
追悼の石井桃子。
2008/05/02 23:58
5人中、5人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:和田浦海岸 - この投稿者のレビュー一覧を見る
秋野不矩美術館で絵本「いっすんぼうし」の原画が並ぶのを見ながらあれこれと思いました。すばらしかったのです。帰ってからさっそく絵本を買いました。鮮やかな色が印刷で損なわれ、絵には言葉が並べられ筆使いののびやかさが、文章にさえぎられている感じを受けました。それでも原画の楽しさを伝えることはできるかもしれません。写真を前にして、じっさいの風景を語るように。
さて、これからこの絵本の話をしたいのでした。
どうしても、日本画では人物がまるでコケシに目鼻を描くように書き込まれる印象があります。写実的な人物や写真のリアルを想像すると日本画はそれからかけ離れた感じがします。印刷された文字を見慣れた人が、達筆の手紙を受け取った時の戸惑いみたいな感じです。
けれども、いったん筆のよさを味わうと、その同じ絵がまったく別の視点で見ることができます。筆をおろすボテッとした厚み。さっと流すような筆運びによる流動感。あわいぼかしたような筆づかいで描かれる桜などの木々。19場面のどれもが違った趣向で描かれてゆきます。愉しんでいる筆の運びが伝わるようです。そのなかでも私のお気に入りは、アリが答える場面。そう。文は石井桃子さんです。
「みやこにのぼる かわは どこです?」とききますと、ありは、
「たんぽぽよこちょう、つくしのはずれ」とおしえてくれました。
さて、秋野さんはこの場面をおおきくタンポポがおおうような、その先でつくしがながれるような描きかたをしています。それでもって二人を真ん中下に置いて、しっかりとその幻想感をつなぎとめております。まるで、やり取りが聞こえでもするように地に足がついた感じです。
もう一場面。
みやこには ひとのいること いること。いっすんぼうしの
まわりを たくさんのあしが、みぎや ひだりに うごいていきます。
この場面はというと、往来を、人が右と左に分かれてすれ違うのです。中央に女の子が白地に赤い模様の着物で、大人の顔をみるように上を向きながら後を歩いています。その後ろ下に小さくいました一寸法師。足のすきまからも一寸法師が見えます。いかにもせわしく往来している雰囲気が人の背中にも感じられるのでした。
私がこの絵本(絵巻物)を眺めていると、秋野美術館の「オリッサの寺院」を思い浮かべるのでした。「オリッサの寺院」は平成10年に美術館が開館し、その空いている壁面のスペースにあわせて描かれたものです。ですからその年が制作年となっております。ちょうど90歳。幅7m。高さ1m22cm。秋野さんの一番大きな絵だそうです。寺院は、石積みの塔(牧場のサイロみたいな。お寺の鐘を縦長にしたような塔の建物)が6棟建っております。平屋の寺院にあわせて画面が絞られているので、近い方の石積みの塔は、先頭の部分がちょん切れています。そうまるでマチスの裸婦像で手や足が画布からはみ出して、途中までしか描かれていない。あんなような感じです。遠くの塔は頭の先端まで描かれていました。先端には旗がたっていて風にひるがえっています。ひろい美術館の空間ですから、離れて絵を一望できますが、いきおい右から絵巻物をみるように左へと歩くことになります。ちょうど右側の建物が、堅牢な出迎える玄関をイメージさせられます。それからの7m。一日中でも居たくなる絵の前でした。
そうそう。絵本の場面展開が、秋野不矩美術館の7mの寺院のなかにもごく自然に込められているのでした。美術館にいた小一時間。残念ながらそれだけでは、とうてい私には説明する言葉がみつかりませんけれども。せめてこの絵本をみながら、石井桃子さんと秋野不矩さんとの静かに澄んだ会話に耳をすませてみるのでした。
紙の本
美しい絵の一寸法師
2017/01/31 15:42
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:korone - この投稿者のレビュー一覧を見る
とても古風で上品な水彩画の絵本です。
特にお姫様や桜が綺麗に描かれていて、どちらというと大人向けの絵だと思います。
鬼が出てくる場面もあまりこわくないのがいいと思いました。
「たんぽぽよこちょう、つくしのはずれ」という表現が気にりました。
紙の本
古典的な美しい絵本
2015/05/27 00:16
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:弥生丸 - この投稿者のレビュー一覧を見る
色使いが美しく、言葉の響きも優しい絵本です。
旅立ちを告げるいっすんぼうしの顔が、何とも愛らしい。また、おひめさまの顔は上品で、古典的な美しさです。清水詣での桜の絵は淡く美しく、みとれてしまいます。
このような美しい絵本が、いつまでも残っていってほしいと思います。
紙の本
子供に見せたいきれいな絵5
2001/03/27 01:45
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:大網さん - この投稿者のレビュー一覧を見る
秋野さんの絵がとても綺麗です。細い線で繊細に描かれた都の風情やお姫様。一方、大胆な筆致で描かれた鬼たち。色使いも日本の落ち付きを感じさせるもので、絶妙です。平安絵巻を思わせるようなページもあり、日本の昔話のイメージにぴったりです
紙の本
いいです
2018/10/31 09:31
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ウッドチャック - この投稿者のレビュー一覧を見る
誰でも知っている昔話ですが、たくさんの絵で出ていて迷ってしまいました。
一番古風なこちらを選びましたが、内容にとても合っていてすんなり入ってきました。
とても素敵な絵と、丁寧な言葉でどことなく安心できる作品でした。
紙の本
いつまでも情景が心に残りそうな
2017/02/09 13:23
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:まもり - この投稿者のレビュー一覧を見る
絵がなんともいえない味わいがあってとても良かった。夜、娘に読み聞かせ。何しろ有名な話だから内容は知っていたようだが神妙に聞いていたと思う。
私が驚いたのは親指大のいっすんぼうしが都に向かって旅をしている途中に会った蟻氏。隣に立って道を教えてくれるけど、背丈同じじゃないか!ということは、親指大の蟻なのか。娘に「大きくない!?」と一生懸命訴えるがスルー。(半分眠いのか娘は「アフリカとかアマゾンの蟻は大きいのがいそうだけどここは日本だよねぇ?」と唸っている母をぼんやり見ていた)
それはともかく、いしいさんの言葉が美しく、現在の絵本にはなかなかないような響きがあり大人の私でもハッとした。それに寄り添う上品な絵。何度も読んでも飽きない上質な絵本だと思います。いいものは時代をまたいでも良い。いつまでも書店で手に取れるといいなあと思いました。
紙の本
一寸法師
2016/12/27 22:38
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:coco - この投稿者のレビュー一覧を見る
昔話の絵の中で、小さくても存在感が光る、一寸法師。
色の配置なのか、構図なのか、両方の効果なのか。
小さくても躍動的に動く一寸法師がイメージできます。
見返しの絵に、鬼の金棒が恐ろし気な色づかいで描かれているのはなぜなんでしょうね?
紙の本
定番の本
2015/08/16 20:21
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投稿者:テリー - この投稿者のレビュー一覧を見る
定番のこの本を迷わず購入しました。絵が綺麗ですよ。