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ウサギの児童文学といったらピーターよりもチム派です。チムの可愛らしさいじらしさといったら!おかあさんやおとうさん、近所の人とのふれあいもとってもあったかいです。
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「ぼうけん」というタイトルなのに書かれている物語の中身はチムの日常のこと。それでも、チムが日々出会うできごとこそが冒険なのだろうなと思わせてくれる物語だった。
私たちが普段使うものがウサギをはじめとするいろんな動物の視線から書かれているのが、楽しい。
書き込まれていない挿絵も、かわいくてやさしかった。
チムが歌う詩やなぞなぞがとてもリズムがよくて心地よい。声にだして読んでみたくなる本だった。
<小学校初級から中級向き>
*****
石井桃子さん訳はやっぱり大好きだ!すごく読みやすくて気持ちがいい!
レインコートがレーンコートなところに時代を感じたり。
やー、チムかわゆいですよ。かかしの話がいちばん好みだなぁ。
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田園にすむウサギ、チムがとても可愛らしい。大人になっては当たり前になってしまうようなことひとつひとつが、子どもにとっては新鮮なんだと再確認。チムにとっては、なんでも冒険の要素を孕んだ大事件。こちらもはっとさせられるような瞬間もある。それぞれの話が、小気味よく、明快で、時にじーんとさせられ、思わず「児童文学侮り難し」と感じ入ってしまった。
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チムがとってもかわいい!
風や雷や雹を怖がるところや、かかしと友達になるとこ、ハサミをひろってなんでも切っちゃうとことか、なんかかわいい!
続きも読みたい。
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こうさぎチム・ラビットの日々のぼうけんをえがく短編集。チムをはじめとする登場人物(動物)たちはみな魅力的で、お話もおもしろい。さし絵も、読み手の想像力をさまたげることなくお話の雰囲気を伝えていて、とてもいい。
イギリスのファンタジー(たとえば『ピーターラビット』のシリーズ)にはしばしば辛辣なユーモアがあふれているが、このシリーズにはそれがない。どこまでもあたたかくやさしくチムを見守るまなざしが感じられ、小さい子ども向きの読み物としてふさわしい。
けれど、『ピーターラビット』との共通点もある。こうさぎの日常のすぐとなりに、敵対者や死がひそんでいること。それゆえにふつうの日々はより輝き、命の営みの重さも感じさせる。かわいらしいだけの甘いお話ではないのだ。
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いたずらぼうずのあなウサギ、チムの短いお話集。「チムラビットとはさみ」は、特に語りのテキストに向いているということで、語ってみました。いたずらっ子は、自分も身体の毛を楽しそうに切る空想に身を委ねていましたが、そういう子は後でどうなるかなんて本当に考えていないようで、刈る時は楽しそうに。後では目をみはって(笑)聞いていました。読んで知っている子も、「そうだよ、そうだよ」というように、知っていても楽しんでくれました。3、4年生に語って薦めました。「チムラビットとはさみ」は、(14分)
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お話自体はとても面白かったです。チムといっしょに、どきどきしたり、ワクワクしたり。
ただ「ハンケチ」といった一部の表現と、活字や本の装丁が古く感じました。残念ながら、大人がすすめないと、自発的に手に取る子はあまりいないように感じます。物語の力のある本だと思うので、出版社さんには、工夫をお願いしたいです。
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カッコーは、ラッキーを運んでくる
春がやってくる
花が咲いて、色が見えるよう!
201906
雨のところを読んでいただいた
あひるがかわいい!ステキなレインコート
自分も欲しい(笑)
きのこじゃなくて”かさ”ツッコミはいる
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擬人化された、小さなウサギのチム。
冒険という大したものではなく、日々うろつく森の中での、小さな発見など。
優しい両親ウサギや、森の友達、意地悪な動物など、ありがちな設定ですね。
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グレイラビットが、とても良かったので、こぶたのサムシリーズに続けて読みました。
チムが自ら招く事件の数々に、娘は、ハラハラしっぱなしだったようで、怖いの大嫌いの娘には、落ち着いて読書できない本の一冊になってしまったようです。
特に、最後の一話は、久々の「やめてー!読まないー!」の雄叫びが出ました。こんなので怖くて読めないんじゃあ、読める本が限られてきちゃうなあ。困ったなあと頭を抱えた母でした。
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有名どころなので、ようやく読んだ。
うさぎのぼうや、チム・ラビットのおはなし。
おてんきの わるいひ、チムは いそいで おうちへ かえりました。
チムは、おかあさんに「なにかが ぼくを おいかけてきたんだよ。」といいます。
すると、おかあさんは チムに ききました……。
“The Adventures of No Ordinary Rabbit” と “Adventures of Tim Rabbit” という2冊から訳出した本だという。
小さいおはなしが9つ入っている。
かわいくて素朴なおはなし集だ。
カラフルなカバーが目をひき、流れるような線で描かれた絵がすてき。
4ページに1つは絵が入っていて、ひとりよみを始める子どもにぴったり。
チムが外で様々な動物と出会い、色々な経験(「ぼうけん」)をする。
はじまりの「チム・ラビット」では、雨と風などの自然をこわがるチムに、おかあさんはこわいものではないと諭し、犬や人間など気をつけるべきものをきちんと教える。
家に帰ると、お母さんが待っていてくれる安心感は、何物にも代え難いと感じた。
はさみを見つけたチムが、身の回りのものや自分の体の毛まで刈り込み、目の前のことで頭がいっぱいになってしまう様子や、気の毒なかかしを思いやって危険をおかす様子に、子どものやわらかい心を感じる。
いじわるなかささぎや、悪意なく「あかちゃんぐつ」を取って行ってしまう動物が登場したりするのも、きれいごとばかりでなく魅力的だ。
ところどころに人間が現れて、チム・ラビットのおはなしの世界と、こちらがわの人間の世界が繋がるのも嬉しい。
読み終わって、小さく「ふふっ。」と声が出てしまったほど。
本当に、いいなぁ。
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創作物語。短編集。
身の回りのこと何でも興味を持ち、知らないことをどんどん体験してゆく子ウサギチムの冒険集。1つ1つのお話が短いので4から5歳の子にも読んであげられる。字が小さめで、本の厚みもあるので自分で読むのなら少し読み慣れた子におすすめ。文章は縦がき、挿絵はシンプルな線画で文章の合間合間にほぼ前ページにある。
「チムラビット」「とはさみ」「のうん」「とかかし」「のいえのがらすまど」「と三ばのカササギ」「のあまがさ」「なぞなぞかけた」「とあかちゃんぐつ」
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チムがかみなりをこわがったりしていたけれど、赤ちゃんのくつが落ちていたときにとどけてあげたのがやさしいと思った。
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幼いウサギの子、チムと一緒にいろいろなことを学んだり感じたり。
ほぼひらがなで書かれているが、古い言い回しもあり、気にせず読み進めるには、それまでの読書量が求められるかも。
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帰る家があってそこにはお母さんがいる。それがどれだけ子どもに安心の土台を作るか。チムを見ていると思う。だからこそ思いっきり外の世界で遊べるんだ。外には喜びも悲しみもあるけれど自分と一緒に受け止めてくれる人がいるからちゃんと乗り越えていける。作者のアトリーがそういう環境でめいっぱい子ども時代を過ごしてきたからこその物語。楽しいだけじゃない。理不尽も悲しみも切なさも経験して大きくなる。