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紙の本
仕合せになりたかったら
2010/09/26 09:27
3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:夏の雨 - この投稿者のレビュー一覧を見る
記憶というのはなんともあわあわとしていて、自分が子どもだった頃ともなればそのほとんどが形となってくれません。
「おつかい」なんていうことも、きっとあったはずですが、とんと浮かんでこないのです。
では、おとなになって子どもが生まれて、その子に「はじめてのおつかい」をさせたのはといわれても、なんともじれったいくらい覚えていません。
恥ずかしい。
昭和52年(1977年)に刊行された筒井頼子さん作、林明子さん絵の『はじめてのおつかい』は、高度成長期にあった日本の、きっと中流家庭と思われる家族の、小さな女の子が主人公です。
名前はみいちゃん。いつつの女の子です。
ある日、みいちゃんはままに「おつかい」を頼まれます。あかちゃんの牛乳を買うだけのことですが、みいちゃんにとっては大冒険みたいなもの。自転車だって猛スピードで走っていますし、坂道だってあります。お店やさんに着いても、相手にもされません。
それでも、みいちゃんは一生懸命「おつかい」の役目を果たします。
きっとみいちゃんはその日の夜には興奮して眠れないかもしれません。次の日は幼稚園で自慢をするかもしれません。でも、いつのまにかみいちゃんは「はじめてのおつかい」を忘れていくでしょう。
だって、これからいっぱい「はじめて」のことがあるのだし、「おつかい」は何度でもするでしょう。
冒険はもう冒険ではなくなっていきます。
忘れることも成長のひとつ。
でも、みいちゃんが大きくなって、この絵本をひらいて、「はじめてのおつかい」のことを思い出せたらどんなにいいでしょう。
そして、この絵本を見ながら「はじめてのおつかい」を思い出せたら、その人も仕合せなのににちがいありません。
◆この書評のこぼれ話は「本のブログ ほん☆たす」でお読みいただけます。
紙の本
最初の体験はドキドキ&ワクワク
2005/10/23 04:51
3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:チャミ - この投稿者のレビュー一覧を見る
今年6歳になる娘が大好きなこの絵本。主人公の女の子にちょっぴり自分が似ていることと、みいちゃんという呼び名が同じなので、まるで自分のことのように思えるみたい。そして、読み終わった後は必ず「私も明日、ひとりで買い物行く」と宣言!
子供が買い物に興味を持ち、ひとりでやってみたいと思わせてくれる絵本です。
この作品は、77年に発行されて以来、子供たちに愛されてきたロングセラー。
物語は、5歳の女の子、みいちゃんがママに頼まれて、初めておつかいに行くことから始まります。 買ってくるものは牛乳。
ママとの約束は「車に気をつけること」「おつりを忘れないこと」。
行く途中では、転んでしまったり、お店ではなかなか「牛乳下さい」が言えなかったり…。
大人にとってはもう忘れてしまった、初めてのひとりでの買い物のドキドキ感や不安、買い物ができた時の喜び…そんな様子が表現豊かに描かれています。
何より、緻密に描かれた街並みの絵やみいちゃんの表情がとってもリアル。イラストを見ているだけでも楽しめます。
子供たちに読み聞かせる時は1ページごとに丁寧に読んでます。
例えば、「ママとの約束は何だった?」とか質問してみたり、お金はどこに転がってる?と探させたり。子供もみいちゃんの心境になって絵本の世界にぐんぐん惹き込まれて行きます。
ラストシーンのホッとする内容で読後は、ほんわりと温かい思いに包まれるのも魅力です。
もちろん、こんな風に子供に買い物を体験させたいな〜といつも思います。でも、残念ながら、みいちゃんのような温かい雰囲気の街並みではないのでOKできないのが現状。現実は横断歩道を何度も渡り、スーパーでの買い物になってしまいます。
危険で味気ない買い物しかできない今の世の中。
みいちゃんの世界がちょっぴり羨ましくなってしまいます。
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みいちゃんと「はじめてのおつかい」の緊張と達成感を共にできる明るく楽しい絵本
2004/12/15 16:37
3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:まざあぐうす - この投稿者のレビュー一覧を見る
娘は点頭てんかんという重い病と知的なハンディを抱えて生まれてきました。抗てんかん剤の副作用で、昼間も眠っていることが多い乳幼児期でしたので、少しでも楽しいことを増やしてあげたいと思って始めたのが絵本の読み聞かせでした。ノンタンのシリーズや「ぐりとぐら」のシリーズがお気に入りでしたので、絵本が破れるほど読みました。
5歳年下の弟が1歳になった時でした。保育園で読み聞かせをしてもらったことがきっかけとなったようで、娘が『はじめてのおつかい』を保育園の図書コーナーから借りて来ました。娘が、自分から進んで本を借りるということは、初めてのことでしたので、びっくりしました。保育園の年長組の時でした。
ストーリーが長いし、言葉が多いので集中力が続くだろうかと心配しながら、読み聞かせをしましたが、1歳の弟も娘もにこにこ笑いながら、最後まで聞いてくれました。
表紙のみいちゃんの笑顔がとってもすてきです。『はじめてのおつかい』の絵本をすぐに購入しました。毎日のように読み聞かせをしているうちに、しばらくすると、みいちゃんの言葉を娘がたどたどしい発音ながら、真似するようになりました。その言葉を聞いて、弟が笑っています。微笑ましい姉弟の関わりでした。
林明子さんの絵は、絵そのものが、語りかけてくれるようです。『はじめてのおつかい』と出会って以来、言葉の理解が困難な娘にとって、絵本は言葉を覚えるために欠かせない存在となってゆきました。
『はじめてのおつかい』を読み続けて半年ほど過ぎた頃、夕方、豆腐屋さんのラッパが聞こえると、私が持っていたボウルとお金をくれるようにせがみました。娘にボウルとお金を渡すと、階段を降り、豆腐屋さんのバイクの前に並んで、自分の順番が来ると、大きな声で「おとーふ、くらさーい」と言いました。ベランダから、その姿を見ていて、うれしくなり、涙があふれてきました。10数年経て、絵本はぼろぼろになりましたが、娘にとっての「はじめてのおつかい」は、私にとっては、いつまでも朽ちない思い出です。
『はじめてのおつかい』は、言葉を獲得してゆく過程の幼い子ども達にとって、画期的な一冊ではないでしょうか。また、年齢に関係なく、みいちゃんと「はじめてのおつかい」の緊張と達成感を共にできる明るく楽しい絵本ではないでしょうか。
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子供の心情がよく伝わってくる絵本
2006/08/06 23:54
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:絵本大好き - この投稿者のレビュー一覧を見る
林明子さんの絵本は、親である私が娘が3歳くらいの頃までとても気に入って結構買いました。子供はちょっとした冒険が大好きですよね。この絵本も日常的にありそうなことを題材にしているので、子供も感情移入しやすいのではないでしょうか。親から離れて初めて一人でおつかいに出るときの子供の心情がとてもよく伝わってきます。そして、その偉業(はじめてのおつかい)を成し遂げたときの子供の誇らしそうなこと!このご時世で一人でおつかいなんてなかなか経験できませんが、おつかいの他にも日常的にそういうことって多いですよね。子供は今まで自分ができなかった何かを達成できたとき、すごく誇らしそうな顔をしている。それが周囲の人に認められればさらに嬉しそうな顔をします。そのできたということが自分の自信に繋がるんでしょうね。私はこの本が好きです。
それと、その前までは結構読んでいたのに我が家では娘は4歳くらいでこの絵本を「読んで」と持ってこなくなったことと、この絵本は、細かい絵の描写も楽しめるということを付け加えておきたいと思います。例えばポスターとか・・・。後は自分で探してみてくださいね。
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弟(妹)ができて、ちょっぴりお姉ちゃんになった女の子のお話。
2005/03/23 17:57
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:syu-tyan - この投稿者のレビュー一覧を見る
お母さんが手が離せないから、お姉ちゃんにお買い物を頼みます。
小さな女の子がはじめてお買い物に行く様子が、のびのびと書いてあって、それが想像できてしまうぐらい、林先生の絵がとても可愛く描かれています。
ほのぼのとした絵とお話の内容が、昔の自分を思い出させてくれます。
子供に何度もせがまれ、何度でも読み返してあげられる、そんな1冊だと思います。
家を出ると自転車が勢いよく通り過ぎます。危ない事をしつける事も出来ます。
お店につくまでに転んでしまうのですが、泣いてなんていられません。
我慢をする事を教えられると思います。
お店にたどりついて、おばさんを呼びます。声が小さくて中々おばさんが出てきてくれません。
やっと買い物が終わって家路へ…するとホッとする女の子の様子が目に浮かんできます。
買い物に出る前のお母さんとの約束…。
…色々なしつけや教育も出来ると思います。
3歳くらいからでも楽しんで読める1冊ですよ。お勧めします。
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頁を開いた時の「はじめて」のドキドキ感ヮ変わらず
2023/03/21 02:48
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:719h - この投稿者のレビュー一覧を見る
1976年に世に出て以来、
40年以上の長きに渡って、
世代を超えて読みつがれてきた、
戦後日本の絵本文学の金字塔と
呼ぶべき傑作絵本です。
少なくとも十余の言語に翻訳された
本書の数々の外国語版が、
ずらりと陳列されているのを、
目にしたことがあります。
壮観の一言でした。
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迷子の猫をさがしてください
2003/02/14 15:22
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:こけこっこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
林さんの絵本は、どこか懐かしさがあり自分の子供の頃を思い出し、子供に読み聞かしていても胸がキュンとなります。ストーリーだけでなく、絵を見ているだけで楽しくなります。みいちゃんの歩いていく、道の横の掲示板に猫を探す張り紙があるので、その猫を他のページで探したりして、子供2人と楽しく読みました。ちなみに長女に読み聞かしの為に初めて買った本で、長女は何回も繰り返し読んだので全部覚えてしまうくらい大好きでした。
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1000円の牛乳
2002/10/10 10:09
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:みのが - この投稿者のレビュー一覧を見る
子供の頃、おつかいを頼まれ、100円をにぎりしめ、いつものマーケットに牛乳を買いに行きました。
「牛乳1本ください」と言ってお金を出すと、お店のおじさんに「はい、1000円ね」と言われ、冗談だとわからずに青くなった記憶があります。おじさんはいつもの笑顔に戻って、汗と熱でてのひらにはりついた100円玉を受け取ってくれました。
この本は、何度も子供たちにせがまれて読んだため、表紙がぼろぼろになってしまいました。物価が変わり、消費税がついた複雑な数字の値段になった今でも、みいちゃんの体験した小さな冒険は、変わることなく子供たちの共感を呼んでいます。
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お子さんの「はじめてのおつかい」の前に
2001/11/23 22:30
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:TARA - この投稿者のレビュー一覧を見る
はじめてのおつかいって皆覚えているのではないでしょうか?? 私は、この本を母と何回も一緒に読んでから、「はじめてのおつかい」を頼まれました。いまでもその時のドキドキ感と無事買ってこれた後母が手を振って待っていてくれたのを見て安心したこと、そして少しほこらしかったことを覚えています。この絵本の絵の可愛らしさ(細かいポスターの絵などそれだけでも楽しめます)も好きです。ぜひお子さんのはじめてのおつかい前に一緒に読んで見てください。
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こんなのだったかなあ
2016/04/25 20:32
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:honyomi - この投稿者のレビュー一覧を見る
自分の初めてのおつかいがどんなものだったか、
さすがに思い出せませんが、
ちゃんとたどり着けるか、
変な人、動物に出会わないかとか、
欲しいものちゃんと買えるかとか、
いろんな不安があったと思います。
それを思い起こさせてくれる絵本です。
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みいちゃんのとびっきりの笑顔
2002/08/01 19:10
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:マーガレット - この投稿者のレビュー一覧を見る
自分が小さい頃親しんだ大好きな絵本を、子供に読み聞かせたいと再び手にしました。思ったより小さく感じたのは当然のこととして、表紙のみいちゃんの笑顔のいいこと! ちょっと時代を感じる懐かしいイラストも何だか新鮮。当時幼くて気づかなかった、みいちゃんの名字などの小さなユーモアも発見。ままとの約束を守って、目的「はじめてのおつかい」を達成したみいちゃん。子供の視点で見事に描かれた、子供にとっての一大イベント。子供の純粋さ、感受性の豊かさにはっとさせられます。ママも少し不安だったかもしれないけれど、みいちゃんを信じておつかいを頼みます。みいちゃんが大冒険しているとき、家で待つママの心境を想像してしまいます。子供って、こうして自信をつけて成長していくんだなぁとしみじみ。
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すがすがしい気分になれます
2002/07/10 16:56
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:めい - この投稿者のレビュー一覧を見る
景色も小物もみんな「ほのぼの」とした状況を表していて、昔懐かしい感じです。
そして、はじめてのおつかいの「どきどき」した感じが、とてもよく伝わってきます。
おつかいに行った坂の上の商店で起こったハプニングや、帰り道のアクシデントが、
自分の娘にも実際に起こりそうで、思わず「がんばって!」と声をかけたくなるほど。
読む度に「こんなところにこんなものが描かれいる!」と小さな発見をすることもあり、
楽しくて、すがすがしい気分になれる本です。
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冒険
2002/06/20 21:12
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:すいか - この投稿者のレビュー一覧を見る
「はじめてのおつかい」って子供にとっては、大冒険ですよね。みいちゃんのはじめてのおつかいはお母さんに頼まれた牛乳。ころんじゃったり、中々お店のおばさんが出てきてくれなかったり、泣きたい事も沢山あったけど、やり遂げる事ができました。はじめてのおつかいがおわったら、きっと少しお姉さんになれたはず。きっと誰にでも覚えのあるはじめてのおつかい。懐かしい気持ちになれる絵本です。
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みいちゃんよく頑張ったね!
2000/08/27 08:47
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:かれん - この投稿者のレビュー一覧を見る
みいちゃんは、5歳。
忙しいお母さんに頼まれて、赤ちゃんの牛乳を買いにいきます。
これは、初めてのおつかい。
いつもお母さんと通っている道だけど、ちょっと胸がどきどきします。
途中で転んで、お金を落としたり、
お店についても、おばさんは小さなみいちゃんには、なかなか気付いてくれません。
この絵本に載っているお店は、車の通りの多いところにあります。
5歳の子どもを、そんな危険な所へ一人で買い物に行かせるなんてとんでもない
…そういう話を聞いたことがあります。
実際、今の5歳、幼稚園年中児に買い物に行かせるのは、ちょっと勇気がいることかもしれません。
でも、細かいことを言ったら、キリがありません。
この絵本は、子どもたちへ 初めてのおつかいは、とてもドキドキしたよ。
そして、自分でお金を払い、そして、牛乳、おつりをもらう、その達成感が
伝わればいいのではないでしょうか?
表紙で 牛乳をかかえて、ニコニコしているみいちゃん。とても満足そうに見えます。