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  • みんなの評価 5つ星のうち 4.4 4件
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  • カテゴリ:幼児 小学生
  • 発行年月:1977
  • 出版社: 福音館書店
  • サイズ:27cm/31p
  • 利用対象:幼児 小学生
絵本

紙の本

やっぱりおおかみ (こどものとも傑作集)

著者 ささき まき (さく・え)

やっぱりおおかみ (こどものとも傑作集)

税込 880 8pt

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紙の本
セット商品

こどものとも絵本 1970年代 12巻セット

  • 税込価格:10,56096pt
  • 発送可能日:購入できません

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みんなのレビュー4件

みんなの評価4.4

評価内訳

  • 星 5 (4件)
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  • 星 1 (0件)

紙の本

けっ!!!!!

2010/04/24 01:22

5人中、5人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:蒼空猫 - この投稿者のレビュー一覧を見る

なんだか初めて出会う本なのに、懐かしく感じて・・・どうしようもなく気になりついに手にした本書。

本書では丁寧に書き込まれ落ち着いた色あいのトーンのなか、おおかみだけは常にカゲで現されます。
ひとりぼっちのおおかみは、「じぶんに似たこ」を探して街をさまよい歩きます。
同じ姿をした仲間がいるみんなをみて、羨ましいとは思うけれど けして山羊や豚になりたいわけじゃない。
おおかみがちかよっても、ウサギや豚はすぐ逃げていく。
おおかみはそのたび自己防衛に「けっ」と捨て台詞。
きっとそのあとには「なんで俺だけいないんだろう」
「楽しそうでいいな」
「俺が求めているのはお前らじゃない」
といったネガテイブな意味が込められているのではないでしょうか。
けれど、さいごの「けっ」だけは違うのです。
自分というたった一人の存在を受け止めた「仕方ないけど、俺はおれだもんな」といった肯定の意味に変わるのだろうと思います。
飛んでゆく気球はおおかみの吹っ切れた気持ちを表しているのでしょう。

ストーリーは短く、主人公のおおかみの台詞も「け」がほとんど。
画から読み取るこの本は、ゆっくりとおおかみの孤独と成長がしみてくるのです。
似た子がいるから「仲間」とも限らない。
幸せとも自由とも限らない。
自分に卑屈である限り、自分を本当に認め求めてくれる人も現れないし カタチにとらわれていても前にすすまない。
自分を受け入れ前に進んだとき、同じカタチでないかもしれませんが仲間という存在ができるはずです。

そして読み終えてピンときました。
実家から持ち帰った古い絵本のなかにササキマキさん著書の「ムッシュムニエルのサーカス」がありました。魔術師ヤギがシュールでおかしく大好きだった絵本です。
20年以上たち、またササキマキさんの本に巡り合えたことを幸せに思います。

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紙の本

自分のままでよいと思えたとき

2010/03/17 23:44

4人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:wildcat - この投稿者のレビュー一覧を見る

まっくろくろなその姿。

大きなぱっくり開いた口にとんがった耳に長くてふさふさの尻尾。

彼は、一匹だけ生き残っていた子どものおおかみ。

一人ぽっちの彼は、毎日仲間を探している。

  どこかに だれか いないかな

でも、いるのは彼とは違う姿の者たちばかり。

たくさんのうさぎたち。

たくさんのやぎたち。

たくさんのぶたたち。

たくさんのしかたち。

彼の口癖は「け」。

シルエットのような彼は、目の部分もまっくろだから、
表情が分からないけれど、気持ちは、わかる。

仲間はほしいけど、彼が求めているのはうさぎじゃない。

やぎでもない。

ぶたたちは、にぎやかでたのしそうだけど、ぶたでもない。

しかになれたら、たのしく遊べるかなとも思うんだけど、自分はしかじゃない。

  おれに にたこは いないかな

彼は一人ぽっちなのだけど、他の者たちは、
誰一人、何一つ、ひとりだけではないし、ひとつだけでもない。

  おれに にたこは いないんだ

墓地に一人体を横たえる彼。

そして・・・・。

彼はやっぱり「け」なんて言っているけれど、
この「け」は最初の「け」とは少し違うんだ。

自分に似た存在は、同じ種だったり、見かけが同じだったりするとはかぎらない。

「おれに にたこ」は、おれらしくしていれば、無理に探さなくたってきっと見つかる。

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紙の本

やっぱりオオカミはこうでなくっちゃね

2004/12/14 07:05

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:NKポチ - この投稿者のレビュー一覧を見る

ちまたで話題の映画化までされたオオカミの絵本を全巻読んだ。
さあてと、私に似た感想の書評はいないかな?
感動の涙、究極の友情、純粋な愛、真の自己犠牲…

            け。

「私を食べないで、私を傷つけないで」と自己保身を押し付け許してもらうことが友情の証なの?
“ともだち”という観念で束縛して欲望を我慢させることが友情の証なの?
「ともだちだから、ともだちだよね」って、常に確認しながらのおつきあいは互いに重荷になって、結局大事なパートナーを失うことになるのではないのかしら。
それにしてもラストシーンで野生に戻って牙をむいたオオカミは、本能に正直で清々しかったわ。
—と感じたのは私だけ?

自分と同じ感覚を誰かと分かち合えないのはちょっとさびしい。
でも異論を発信するには勇気がいる。

それは綱の切れたバルーンのように、大空の中、ひとりぼっちで心細い。
でもなぜかしらとても前向きな自由。

佐々木マキの描くオオカミは、明るい街の中を逆光の影となって“なかま”を求めさまよい歩く。

—やっぱり おれは おおかみだもんな
おおかみとして いきるしかないよ
そうおもうと なんだかふしぎに
ゆかいな きもちに なってきました—

やっぱりオオカミはこうでなくっちゃね。

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紙の本

傑作とはこの絵本のことを言う。

2002/01/15 01:27

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ブービン - この投稿者のレビュー一覧を見る

 子供向きじゃないのかもしれない。と、今読むと思う。

 でも子供のころの私のベスト1だったことは確かで、この絵本ほど、後々まで印象に残っている作品はない。だって、だらしない性格の私が、20数年たった今でも大切に持っている唯一の絵本だから、きっとこの絵本はすごいんだ。

 この絵本には、子供に大人が決して与えようとしない気持ちがある。どこに行ったって一人ぼちで、周りはみんな仲良しばかり。オオカミは「オレに似た子」を探すんだけど、「似せよう」とは決してしない。だもんだから、仲良くしてる奴らに「けっ」とか言っちゃう。

 こういう絵本を与えられる親になりたいし、与えてくれた親に感謝したい。

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