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紙の本
日本人の魂の原郷沖縄久高島 (集英社新書)
著者 比嘉 康雄 (著)
沖縄久高島に琉球王朝以前から連綿とつづいてきた女性神職者たちによる祭祀。それは、沖縄の古層、さらに日本人の魂の原郷をみごとに具現している。現代社会が失ったものを再発見でき...
日本人の魂の原郷沖縄久高島 (集英社新書)
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商品説明
沖縄久高島に琉球王朝以前から連綿とつづいてきた女性神職者たちによる祭祀。それは、沖縄の古層、さらに日本人の魂の原郷をみごとに具現している。現代社会が失ったものを再発見できる一冊。
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シマ人に深い愛情を抱いた著者だからできた仕事
2000/11/08 17:32
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:風間哲巳 - この投稿者のレビュー一覧を見る
“神々の島”として名高い「久高島」は琉球開闢の聖地と考えられている。首里王府の崩壊、廃藩置県後のヤマト世への移行、戦前、戦後の混乱の中で、多くの人々が亡くなり、集落や祭場も崩壊し、祭祀も大幅に消滅していった。しかし久高島では四、五百年前の古琉球の祭祀を連綿と受け継いできた。本土の祭祀の多くが男性神職者によって行われるのに対して、琉球弧の島々(奄美群島、沖縄諸島、宮古群島、八重山群島)では祭祀を担う主体は女性(母)である。その中でも古い祭祀が残っている久高島では守護神ある「母たちの神」の祭祀がよく継承され、生活の中に根づいている。母たちの神は「生む」「育てる」「守る」という母性の中で形成されたもので、生命に対する慈しみがベースになっている「やさしい神」であると筆者は述べている。本冊子は、この琉球弧の祭祀に対してだけでなく、シマ人に深い愛情を抱き、1/4世紀に亘って通いつめ取材・撮影してきた比嘉氏だからできた仕事でもある。