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壬生義士伝  上

壬生義士伝(文芸春秋) 浅田 次郎著
税込価格: ¥1,600 (本体 : ¥1,524)
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出版 : 文芸春秋
サイズ : 20cm / 390p
ISBN : 4-16-319140-2
発行年月 : 2000.4
利用対象 : 一般

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コメント・書評

おもさげなかんす
ゆちっこ
2007/11/17 12:07:26
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★★★★

吉村のことを思い出しながら語る、仲間の話し言葉がリアル。自分が尋ね聞いているような感覚になる。それはお江戸言葉だったり、南部訛りだったり・・初めはその言葉が読みにくく感じるが、いつの間にか慣れて気づけば心地よい。吉村がよく言う「おもさげながんす」が忘れられない。ふるさとの盛岡の山々や息子が植えた菜の花。人物像だけでなく、風景も素敵に語られている。またしても浅田氏に泣かされた。  全文読む 評価する

通勤電車では読めない本。
佐々木 昇
2003/04/18 22:14:00
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★★★★★

 平成15年2月15日(土)の午後、ホテルオークラで浅田次郎氏の講演があり参加した。当日の朝、NHKの生放送で偶然にも浅田次郎氏がゲストであったが、画面で見た浅田次郎氏が同じスーツを着て登壇され、「本物だ」と不謹慎な言葉を吐いてしまった。すでに「壬生義士伝」が封切りされた後であり、映画を観ようかなと思ったが、氏の講演を聴いて原作を読まなければと思った。 通勤電車の中で読むには困りものだった。 のめり込みすぎて降車駅を通過しそうになること数度、不覚にも人前で涙ぐむこと数しれず。 「平成の泣かせ屋」に泣かされてしまった。 敗戦後、日本人が忘れさせられたモラルを復活したいという氏の願いが存分に作品の…  全文読む 評価する

こんな本を書いてはいけない!
うだだ
2003/01/30 23:28:00
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★★★★★

映画の予告をみて、原作を読んでみたくなったのがきっかけ。こんな本を書いてはいけない。読み始めて約2週間、上・下とも読み終えてしまった。電車の中で、こらえてもこらえても押さえきれず、恥ずかしながら嗚咽してしまった。本を読んで、自分の雑感帳に書き移そうと思うくだりは、たいてい一冊に1,2箇所。この壬生義士伝は、27箇所になってしまった。先日、この映画も観た。2時間ちょっと中で仕上げるのは土台無理。でも原作を読んでいたから、幕間と言うか、行間と言うか、画面に出てこないシーンが見えたり、画像が意味している背景が読めて映画館でもしゃくりあげてしまった。 嘉一郎と次男貫一郎を描いた「続 壬生(南部)義士伝…  全文読む 評価する

泣きたい人にオススメ。
淳一
2002/07/09 23:06:00
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★★★★★

泣きたい人にオススメ。恥ずかしながら、読み進むうちに涙が止まらなくなって往生した。時代の波に翻弄された、と簡単に括ってしまうにはもったいないほどの不条理をこれでもかという具合いに次から次へと繰り出されてくるからかなわない。タイトルの壬生義士とは新選組のこと。しかし切った張ったのいわゆる新選組モノと思って読み始めると面食らう。近藤、土方、沖田、… といったなじみの登場人物も他の物語と比べるとかなり人間臭く描かれてはいるが、それよりも主人公の吉村貫一郎の描写が素晴らしい。なにしろ主人公の吉村貫一郎とそれをとりまく南部藩の人間関係と、この新選組とは一見関係ない立場の人間に関わる事件の叙述がこの話の美…  全文読む 評価する

泣きます。しかし最後は満足します。
スピカ
2002/06/07 10:08:00
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★★★★★

新撰組のことをよくわからない私でも大丈夫でした。一人の男、吉村寛一郎の一生とその男の子孫の話です。彼の生きるための信念や、妻や子供たちに対する愛情が涙を誘います。彼の死後、彼を知るもの達の口から語られる人物像は立派なものばかりではないが、彼の家族に対する愛情をうかがわせます。愛とは人を動かすに十分な材料だとわかりました。お勧めの一冊です。  全文読む 評価する

厚みのある「吉村貫一郎」像
森toshi
2001/03/04 12:08:00
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★★★★

 <a href="/cgi-bin/srch/srch_detail.cgi/?aid=&bibid=01477803&volno=0000" target="_blank">「珍妃の井戸」は珍妃を取り巻く人々の証言をもとに珍妃像を形成する手法で書かれた秀作である。本作品は同様の手法でありながらさらに時間軸方向にも厚みのある「吉村貫一郎」像を形作った点で特筆すべきである。新選組隊士の中では特に知名度のある人物が作者の情感溢れる筆によって100年の時を経てよみがえる  全文読む 評価する

新選組のものに、また新しい傑作が生まれた。涙なくしては読めない感動の物語り。
花田紀凱
2000/07/10 20:49:00
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評価保留

 新選組とその隊士たちを描いた作品は数多い。当時はまだ生き残っていた関係者の証言を単念に取材した下母澤寛の労作『新選組始末記』。司馬遼太郎の『新選組血風録』と『燃えよ剣』。『燃えよ剣』の土方歳三はさっそうとしていた。この三作は何度読み返しても面白い。 そう言えば池波正太郎も永倉新八を書き、森村誠一にも新選組ものがある。 これほど作家の創作意欲をかきたてる新選組、けれど、これ以上、書くことがあるのかな、浅田次郎が新選組を書くと聞いた時、正直そう思った。 読み了えた今、少しでもそう考えた自分が恥かしい。さすが浅田次郎、こういう手があったのか。これまで新選組ものを読んで泣いたことなど一度もなかったが…  全文読む 評価する

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