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ハンニバル  上巻  新潮文庫

ハンニバル(新潮社) トマス・ハリス著
高見 浩訳
税込価格: ¥746 (本体 : ¥710)
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出版 : 新潮社
サイズ : 16cm / 368p
ISBN : 4-10-216703-X
発行年月 : 2000.4
利用対象 : 一般

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コメント・書評

アクの強いシーンばかり印象に残った結果……
たむ
2004/08/04 21:53:00
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★★★★

 名作の続編というものは、前作と変わらず面白ければファンには喜ばれるが批評家からはマンネリだとか工夫がないとか言われる。新しい展開を見せればファンからは裏切りだといわれるが批評家からは新しいことをしようとした意気込みは買うと言われる。 どちらにしたって続編というものは作家にとって不利なものだとは思うのだけれど、さて本書はと言えば、後者の裏切り・新境地の方でしょうか。 スティーブン・キングが『エクソシスト』と比較したのもわかるようなスケールの大きさ! 生真面目に壮大な『エクソシスト』とはタイプは違いますが、とにかくスケールが大きいのは間違いありません。この世には奇人変人変態しかいないのかと言いた…  全文読む 評価する

おマエそんな奴だったのかよぉぉっ!
ぼこにゃん
2003/02/28 17:03:00
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 結論から言うと、全面的にショボい。特に後半。 シリーズ第一作「<a href="/cgi-bin/srch/srch_detail.cgi/?aid=&bibid=02226614&volno=0000" target="_blank">レッド・ドラゴン」の映画化で今お読みになる方も多いかと思います。私の感想は残念ながらペケ。前作(「<a href="/cgi-bin/srch/srch_detail.cgi/?aid=&bibid=00617358&volno=0000" target="_blank">羊たちの沈黙」)での血も凍るような怪物・レクター博士の残虐非道ぶり、緻密に組み立てられ…  全文読む 評価する

出版からほぼ三年、やっぱり面白い本は古くならないんだなあと、改めて思わせる
みーちゃん
2003/01/20 20:46:00
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★★★★★

『<a href="/cgi-bin/srch/srch_detail.cgi/?aid=&bibid=02226614&volno=0000" target="_blank">レッド・ドラゴン』『<a href="/cgi-bin/srch/srch_detail.cgi/?aid=&bibid=00617358&volno=0000" target="_blank">羊たちの沈黙』三部作完結編だが、だいぶ前に出た『レッド・ドラゴン』を読んでいる人は少ないのではないだろうか。出版社は版を変えて、決定版として売り込んでいるが、なかなか形勢が逆転する気配はない。だから、若い人には映画で一躍有名と…  全文読む 評価する

羊たちの沈黙を超えて
シャーロック
2002/03/29 18:56:00
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★★★★

 あの、『羊たちの沈黙』から、7年後が本書の舞台。またレクター博士やクラリスに再開できると思うだけで、読む気が起きる。 前作から7年後。FBI特別捜査官となったクラリスは、麻薬組織との銃撃戦をめぐって窮地に立たされる。激しい銃撃戦で、クラリスが自身の身を守るために射殺した犯罪者が、赤子を抱いていたからだ。そのことで司法省やマスコミから糾弾され、苦しい立場に追いやられるクラリス。そこに届いた藤色の封筒。しなやかな手書きの文字は、追伸にこう記していた。「いまも羊たちの悲鳴が聞こえるかどうか、それをおしえたまえ」と。怪物レクター博士を取り巻く物語が、また新たに始まった。 前作『羊たちの沈黙』で、レク…  全文読む 評価する

絢爛豪華な地獄絵図
さとか
2002/03/18 00:33:00
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★★★★★

 前作の「羊たちの沈黙」が「暗闇の中に浮かぶ一羽の蝶」というイメージだとすると,今回の作品は「絢爛豪華な地獄絵図」とでもいうのだろうか。冒頭から派手である。とくにフィレンツェの章は圧巻。中世の時代から呪われている血族の話が伏線として登場してくるが,それらが最後の殺戮の場面と絶妙に絡み合い,残酷な構図の中にも美しさを感じさせられるのはさすがハリス。  全文読む 評価する

正義の人食いヒーロー
花梨
2001/06/24 18:35:00
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★★★★★

 悪役転じて正義の味方となる。少年ジャンプ的なパターンをハリス先生、どうどうと用いています。まあ、ベストセラーに映画化も書く前から決まっている作品ですから、無難なところでまとめたのでしょう。レクター博士をヒーローにするために、もっと悪いキャラクターを作って、悪人同士の対決になるあたり、完全にマンガです。前作の主人公だったクラリスの、影が薄くなるのも仕方がないでしょう。ルパンや007のようにシリーズ化すればよいのに、この結末では無理のようです。残念。  全文読む 評価する

ハンニバル
新田隆男
2001/03/27 22:06:00
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評価保留

『ハンニバル』(上・下) トマス・ハリス著 高見浩訳 新潮文庫 『ブラック・サンデー』以来、人探しをテーマのひとつとしてきたトマス・ハリスにとって『ハンニバル』は大異色作である。『レッド・ドラゴン』以来、獄中のシャーロック・ホームズとして、その推理力を発揮してきたレクター博士は不在、そのレクターを探し出そうとする復讐鬼ヴァージャーが登場するが、プロファイリングというハリスの得意技は、ことこの作品に至っては、使えない。ゆえに『ハンニバル』は第一部『ワシントンD.C.』では、ひたすらクラリスを掘り下げ、第二部『フィレンツェ』ではレクターの足取りを追う。そして、二人の内面へと潜りつづけるのだ。映画化…  全文読む 評価する

勧善懲悪
こてつ
2001/03/23 19:41:00
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評価保留

 ジョディ・フォスターがあまりに醜悪なストーリーに出演依頼を断った、などとまことしやかに噂されたりした本作。映画のコマーシャルでもスリル、恐怖、怪演が表に出されている気がするけれども、私はむしろこの作品の一番の見所は何より確かな構成力によってテンポよく物語を読者に「見せる」ストーリー展開であると思う。 私の中ではスターリングはジョディフォスターの顔をして、冒頭の銃撃戦、それをきっかけとして追い込まれる窮地、レクターの足跡を辿り、ヴァージャー邸へと乗り込む、そして衝撃的なラストシーン、その一つ一つの真剣な表情が心地よいテンポでくるくると目の前を交錯する。 この物語は勧善懲悪である。そう感じた。レ…  全文読む 評価する

本当に異常なのは、誰か?
Tehanu
2001/03/22 10:50:00
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★★★★

 レクター博士は、常人の心理構造を持たない、異常者を超越した異常者だ。その対局にあるのが、FBI捜査官のクラリス。なんかこの構図は、デーモンと天使という感じ。そして、その中間に、いるわ、いるわ、歪んだ人間の群。 ハリス氏は、よくもまあ、これだけ悪趣味な人間達を描けるものだ。しかし、前作の二つもそうだけど、その歪み方が中途半端な人間は、レクター博士に、いいように弄ばれてしまう。 こうなると、何を悪と呼ぶのか、という境界線がわからなくなってくる。美しくない歪み方をもってレクター博士に接したからこそ、彼らは無惨な最後を遂げるはめになるのだ。 ごまかしや欺瞞を嫌うクラリスのような、ある意味では、もっと…  全文読む 評価する

沈黙は金なりって昔の人は言ってるよ
katokt
2001/03/06 22:18:00
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★★★

 一般の続編から言えばレベルは高いことは認めざる得ないが、明らかに前作よりは劣っている。 楽しめるのはこの本にまつわるゴシップやラストのハーレークインロマンス調はまったくもっていただけないといった意見ぐらいか。まあ友達とかとこういう話ができることが、ベストセラーにのるような最近の本をよむほとんど唯一といっていい利点だったりするが。 ジュディーフォスターは今回は台本を読んで自分から降りた。なんてゴシップは確かに面白い。 いやそもそもゴシップに走るようでは小説としての面白さって何ってことにもなるんだが、まあ少なくとも1回は読んで楽しめる。詳しくは  全文読む 評価する

サイコ・スリラーではないけど
青木みや
2001/03/06 10:42:00
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★★★★★

 言わずと知れたあの<a href="/cgi-bin/srch/srch_detail.cgi/?aid=&bibid=00618823" target="_blank">『レッド・ドラゴン』<a href="/cgi-bin/srch/srch_detail.cgi/?aid=&bibid=00617358" target="_blank">『羊たちの沈黙』に続く3作目。が、サイコ・スリラーの大傑作だった前作とは趣が全く異なる。くれぐれもこれから読み始めるなどということは慎みましょう。せめて『羊たちの沈黙』は必読。 『ハンニバル』は待望の作品だった。怜悧で獰猛な殺戮者、ハンニバル・レクター…  全文読む 評価する

ハンニバル
螺旋
2000/10/27 21:24:00
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★★★★★

 クラリスは卑劣で独善的な出世主義者に組織内での行く手を阻まれ「神学にほとんど絶望している医療伝導団」さながらだが、誠実に献身的に職務を遂行している。しかも名誉は不当に損なわれ、クロフォ−ドにはバックアップの余力もない。 この世の何処にいようと、倫理道徳は言うまでもなく善も悪もあらゆる権威や価値観から解き放たれた超越者ハニバル・レクタ−が残した僅かな痕跡に、復讐の怨念と化した、メイスン・ヴァ−ジャ−の邪悪な触手が蠢きだし、孤高の戦士クラリスも必死の追撃を開始する。 待ちに待ったトマス・ハリスの新作はテンポ良く緊張感も豊かに幕を開ける。何より読みやすく、意識の流れを中断しない展開が快適で、異常性…  全文読む 評価する

ラブストーリー?
田口善弘
2000/07/13 23:20:00
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★★★★★

 「レッドドラゴン」「羊たちの沈黙」と続いたいわゆるレクター三部作の完結(?)編。ついに自由の身となった「影の」主人公レクター博士がとうとう三作目で晴れて主人公に。で、何をするかというとこれがスターリング捜査官とのラブストーリーと来るからちょっと恐ろしい。勿論、レクター博士のことだから一筋縄のラブストーリーであるわけもない。実際には、博士に復讐を企むかつての被害者の執念深いレクター追跡劇が物語の縦糸だが、本筋はあくまで横糸のレクターとスターリングのラブストーリー。映画化も決まっていて、レクター博士は「羊たちの沈黙」と同じくアンソニー・ホプキンスだが、スターリングは残念ながらジョディ・フォスター…  全文読む 評価する

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