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Unknown  講談社ノベルス

Unknown(講談社) 古処 誠二著
税込価格: ¥777 (本体 : ¥740)
出版 : 講談社
サイズ : 18cm / 209p
ISBN : 4-06-182120-2
発行年月 : 2000.4
利用対象 : 一般

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コメント・書評

声高に国防だ、危機だって騒ぐ奴等が戦争中にやったことをよくよく考えれば、ヘアヌード写真に見入る今の自衛隊員のほうがよっぽど信頼できます
みーちゃん
2006/01/09 11:20:57
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★★★★

《自衛隊の掛川基地、大山三佐の電話から聞こえるノイズ。盗聴が行なわれているのか。捜査は防衛部調査班の朝香二尉に任された》むかし、むかーしのことですが、アンアンという雑誌を読んでいた少女がいました。はい、私です。で、今回の本にぶつかった時、正直、それを連想したんですね、ごく当たり前に。いや、実はRENOWN(なにも、特定の企業を宣伝する気は無いんだけれどね)を思ったりもしたんです。で、何だ、ナンダ、これはということになるわけです。ま、講談社ノベルズだし、ファウストと言う文字もカバーには見えるのだから、なに、可愛い子ぶっちゃって、と言われても仕方はないけれど。自衛隊を舞台にすると言うだけで、なにか…  全文読む 評価する

優等生ミステリ
合歓
2002/05/20 15:17:00
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★★★★

メフィスト賞受賞作の中では、かなり優等生の部類に入るのではないでしょうか? つまり、あまりにも本格と言うことです。どんでん返しもないし、特に難しい仕掛けもない。半分くらい読むとはっきり言って犯人わかります。自衛隊っていう設定から言って、内部の犯行だって言うのは予想つくし…?しかし! その自衛隊、という設定がかなり興味深い。「なんとかでありますっ!(敬礼)」みたいな喋り方をする軍人がでてきて、その人たちの生活ぶりが一種の見所。そして、探偵役も軍人なのですが、ちょっと謎めいてはいるものの、まあ、探偵ってこんなかんじだなという理想の探偵像と言う感じです。でも好感は持てる。作者自身が自衛隊に居たことが…  全文読む 評価する

ミーハーな立場から。
品川夏見
2002/03/13 01:24:00
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★★★★

 真面目に本作の素晴らしさを語りたいと思ったが、皆様すでに書いてらっしゃるしどうせなら女性の立場から不真面目に行きます。 なんと言っても主人公、野上三漕がかっこいい。そしてそこに現れるエリート朝香二尉も素敵だ。 事件は至ってシンプル。盗聴器が仕掛けられた、ということ。「それくらいどうってことないんじゃないの」と思わずつっこみたくなりながらも、読み進めていくうちにメインの二人の愛国心とか忠義心みたいなものに打たれ、ことの重大さに気づきました。 そして特筆すべきはこの薄さ。今ではミステリ小説で人が殺せそうな出版業界の兆候から、するりと抜け出す209ページ。しかしこの薄さは内容の薄さではない、面白さ…  全文読む 評価する

現代自衛隊考
ちひ
2001/11/25 00:14:00
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★★★★

 自衛隊の内部を題材とした、かなり異色な推理小説。現在そのままの自衛隊が舞台となっているため、派手な戦闘シーンや秘密作戦実行シーンなど、ハリウッドで作られる戦争映画やトム・クランシーが書く数々のライアン作品に見られるような 「手に汗握る」 火薬臭いシーンや血なまぐさいシーンは皆無である。 物語は、海沿いのとある自衛隊駐屯地内部で起こった 「盗聴」 という決して許されない事件をめぐり、表向きは 「保全点検」 の名目で派遣されて来た調査官と、そのサポート役に抜擢された若き自衛官との人間味溢れるやりとりを軸として静かに進行していく。冒頭で告げられる信じられぬ事件、仰せつかった大役、 「キャリア」 的…  全文読む 評価する

読後感さわやかな傑作ミステリ
荻野勝彦
2001/11/14 10:09:00
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★★★★★

 斯界で新人の登竜門として評価の高い「メフィスト賞」の受賞作でもあり、期待に違わぬ傑作で、最近の推理小説としては出色の出来と云ってよいのではないかと思う。そのうえ、普通の小説として読んでもたいへん面白く、思いもよらず、短時間で一気に読み切ってしまった。 この小説の舞台は自衛隊のレーダー基地である。自衛隊というのは、わが国の国防の第一線であり、中でもレーダー基地は、空からの外敵の進入を警戒する、まさに最前線である。その実態はわれわれ一般人にはなかなか窺い知ることのできないものだが、高度の緊張と集中を求められる、過酷な任務であり、強い使命感と高いモラルの求められる職場である。 その一方で、「自衛隊…  全文読む 評価する

閉ざされた世界でのミステリー
YASU
2001/09/29 21:42:00
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★★★★

 自衛隊の基地内、侵入不可能なはずの隊長室で発見された盗聴器。隊長からの命令を受け、警戒監視隊・野上三曹は派遣された防諜のエキスパート・防衛部調査班の朝香二尉と共に調査にあたる。 閉ざされた場所である自衛隊基地の様子が、もちろんほんの一部ではあろうが丁寧に描写されている。一例ではあるが、基地内という閉鎖空間では「トラブルに巻き込まれ警察に事情を聞かれたというだけで罪人扱い」という何とも息苦しいリアルな話もそこかしこに散りばめられており、厳しい生活の一面もかいま見ることが出来た。 その息苦しいとも言える話題を一気に払拭してくれるのが、上のコンビである。柴犬の様な黒目がちの瞳に愛嬌を感じさせ、上品…  全文読む 評価する

自衛隊基地内で起こった盗聴事件。
みやぎあや
2001/06/22 16:05:00
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★★★★

 自衛隊基地に勤務する野上三曹は、上司からの特命で防衛部調査班のエリート、朝香二尉のサポートにまわることになる。彼らが調べるのは内部に仕掛けられた盗聴器の出所だった…。 死人の出ないミステリィにも係わらず適度な緊張感が漂っている。 そして語り手の野上三曹のやや軽い(調子のいい、ともいう)性格がこの小説をとっつきやすいものにしていた。 自衛隊の存在意義、国防を任されている人間達の仕事に対する責任感、そうしたものをきっちり表現されていたからこそ、最後に仕事を続けることを決意した野上の姿に感動を誘われるのだと思います。 優れたミステリーであると同時に、ちょっと大げさに言えばこれは一人の自衛官の成長物…  全文読む 評価する

筆力は既知、作品は未知
ヤスフミ
2001/03/15 00:05:00
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★★★★★

 つい最近デビューしたばかりなのに、作品的には最前線にいる古処誠二氏。この短さ・この端正な文章で、どの長編にも引けを取らないその筆力は、これからも大いに活躍することを保証している。 本作は、自衛隊基地という空間で、盗聴器が仕掛けれるという、殺人もなけりゃ死体も出ないミステリだ。 それなのに、こんなに面白いのは何故か。一つは登場人物にある。野上三曹・朝香二尉のコンビの会話は、ほのぼのと読者を安心させてくれる。そして、朝香二尉が愛飲しているコーヒー。これも作品の中では重要なポイントであると思う。何かあるごとにオートストアでコーヒーを飲む姿は想像していて楽しい。読了後には是非、朝香二尉がコーヒーを飲…  全文読む 評価する

妙に落ち着いた新人の筆運びを楽しもう
ひで
2000/10/18 23:27:00
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★★★

 第13回メフィスト賞を受賞した殊能将之氏の<a href="http://www.bk1.co.jp/cgi-bin/srch/srch_detail.cgi/?aid=&bibid=01693528&volno=0000" target="_blank">『ハサミ男』は、同賞始まって以来とも言える高い評価を受けた。これまで森博嗣氏や清涼院流水氏といった先達を輩出してきた同賞の魅力は、何が飛び出るか分からない、ともすればはずれか当たりかどちらかしかないといったところにあった。その意味では従来の考えに囚われない作品を生み出してきたと言える。そしてまた本作もそんなメフィスト賞の名に恥じない作品と…  全文読む 評価する

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